2021年06月27日
by カネコ種苗株式会社 |
公開:2021.06.27 00:00 更新:2021.10.04 16:23
育てやすい、甘さ抜群の大玉トマト
・果肉のしまりがよく、糖度の高い早生の大玉トマトです。
・果形が揃い光沢のある濃い桃色の果実です。
・美味しさはそのままで、従来品種よりも葉かび病などの病気に強く、より育てやすくなりました。
★ポイント★
土作りはあらかじめ
①定植の2週間前、苦土石灰をまいてよく耕します。
(1㎡あたり100g)
②定植の1週間前、堆肥とカルシウム入り肥料を混ぜて耕し畝を作ります。
(堆肥4リットル・肥料100g)
★ポイント★
マルチを張って地温上昇
③4月中旬以降、霜の心配がなくなってからが植え時です。
④定植後、1.8mの支柱を立てます。
茎と支柱をビニール紐で8の字に結びます。
★ポイント★
わき芽摘み・追肥を忘れずに
⑤わき芽を摘み取ります。小さいうちに葉の付け根のわき芽を取りましょう。
⑥植え付け2週間後から化成肥料を月に2回施します。
★ポイント★
1本仕立てに整枝
⑦摘芯します。5段目の花が付いたらその上の葉2枚を残し、手で摘み取ります。
★ポイント★
摘果して実を太らせる
⑧摘果します。1つの花房につき果実を4~5個に減らして実らせます。先端の実や不良の実を積み取ります。
※ミニトマトは特に摘果は必要ありません。
★ポイント★
真っ赤に熟した実を収穫
⑨開花後、50~55日で収穫です。
■土作り・植え付け・栽培環境
用土を、石灰などを用いて弱酸性に調整します。
株間60cmを目安に植え付けます。
■管理方法
地温保持や雑草防止のためマルチやワラを敷くと効果的です。根元から約10cm離れたところに、長さ1.8~2mの支柱を立てます。茎を支柱に縛る時は生長して茎が太くなった時、茎に食い込まないように紐にゆとりを持たせて「8の字」に縛ります。苗が伸びるごとに、支柱に誘引して先端が垂れ下がらないようにします。また、雨よけをして栽培することをおすすめします。雨よけをすることで、雨による急激な水分吸収から起こる裂果や、病気感染を防ぐことができます。
【水やり】
苗が小さいうちは根を深くするため少量ずつかけて様子を見ます。
7月の梅雨明け後は、トマトも大きくなっていますので十分に水やりします。
果実の熟期が近づいたら水やりは少なめにします。
鉢植え、プランターの場合は水が切れやすいため、回数を多めにして与えてください。乾燥時は葉水などの対策をしましょう。
【整枝】
植え付け後約10~15日で完全に根付き、この頃葉の付け根から小さいわき芽が伸びてきたら早めにかきとります。
主枝の花房が4~5段ついて5段目の花房が開花を始めた頃、花房の上の葉2枚を残して葉の上の部分で芯を止めます。
花房をたくさんつけるほど育て方は難しくなります。
【病害虫防除】
病害虫が発生した場合は、お近くの販売店にお問い合わせの上、適切な農薬を使用するようにしてください。
そのまま使えるタイプのハンドスプレー式薬剤や野菜専用薬剤も市販されています。
高温で土壌が過乾湿の時期や、窒素肥料の多用、カルシウム欠乏などで尻腐病やすじ腐れ病が発生します。
土作りで深く耕して堆肥を十分に施し、カルシウム入り肥料を加え、マルチなどで土壌水分の急激な変化を避けるように注意します。
■肥料
元肥が切れる時期を目安に、野菜専用肥料または化成肥料を一握り、株の周りにまきます。
開花後小さい実がついてきたら、野菜専用液肥を週1回与えます。
■収穫・楽しみ方
果実が赤く色づいたら収穫です。
提供元:カネコ種苗株式会社
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