2021年01月25日

IHコンロ調理器具に関するQ&A

by パール金属株式会社

公開:2021.01.25 18:40 更新:2021.10.04 16:23

キッチン⽤品のよくあるご質問にお答えいたします。今回は『IHコンロ調理器具』の質問にお答えいたします。

IHコンロ調理器具に関するQ&A

Q.200V対応のケットルですが、3kwのIHコンロで使用来ますか?

A.

V(ボルト)=電圧=電気の圧力

KW(キロワット)=出力=消費電力と言う電気での単位の表示となります。

日本の一般的な家庭においては、100Vと200Vしかなく、この電圧を利用してのIHコンロの出力が2KW、3KWと云う消費電力の違いにあります。

従って、3KWのご家庭で200V対応鍋はご使用いただけますが、空焚きや火力には十分ご注意をお願いします。

Q.IHコンロを使用する際の注意点はありますか?

A.最近IHコンロは特に高性能のものが多く出ており、ガスに比べると熱量が大きい場合が多々あります。基本的には「点火時は中火、鍋が温まったらすぐ弱火で調理」に変わりはありませんが、急速に加熱され高温になりやすいIHコンロは、食材を入れるまでの時間が長いと空焚き状態になったり強火の状態になる場合があります。点火時には弱火(目盛8の場合は2~3くらい)で始めて様子を見ながら 火力を調整してください。

Q.IHコンロにおいて調理中の鍋から音がしますが大丈夫でしょうか?

A.鍋の種類によっては、「ブーン」や「ジー」などの共振音がすることがありますが、異状ではありません。

(わずかな振動を取っ手に感じる場合があります)

鍋の位置をずらすか、鍋を置き直すと止まることがあります。(日本電機工業会資料参考)

Q.IHコンロは、フライパンや鍋の使い方を誤ると油が発火する危険性があると聞いたのですが…

A.鍋底が変形したものや厚底でないフライパンを使用し、高火力で空焚きした場合、鍋底が赤熱化する場合があります。このような状態で油を注げば発火する可能性があります。現実に赤熱するほど加熱した際には煙が上がるなど、火災一歩手前の状態であり、この状態で油を加えると当然発火しますが、このような行為は日常的なことではないと考えられます。(日本電機工業会資料参考)

調理器具の種類

・IHコンロ

シーズヒーター、エンクロヒーター、ハロゲンヒーター、ラジエントヒーターとは異なり、電磁誘導により調理用具(鍋、フライパン、湯沸し)の材料のもつ抵抗で電流が発生、鍋が直接発熱するように作られた調理器です。IHトッププレートに設置してある磁力を発生させるコイル(磁束体)に電流が流れると、トッププレートの表面に磁力線を生じ、この磁力線が金属製の鍋底を通るときにうず電流が発生し、鍋底そのものをヒーターのように発熱させます。

・シーズヒーター

ニクロム線を絶縁体で包み、更にニッケル銅パイプで保護し、渦巻き状したもので主にアメリカで普及しているクッキングヒーターです。

・ラジエントヒーター

結晶化ガラスプレートの下にニクロム線コンロを装着してあり、赤熱します。

・エンクロヒーター(ソリッドエレメント)

鋳鉄製円盤状プレートに、ヒーターを埋め込んであり、予熱が長く残ります。主にヨーロッパで普及しているクッキングヒーターです。

・ハロゲンヒーター

熱源は強力なハロゲンヒーターランプで、スイッチを入れると直ちにトッププレートが赤熱します。

提供元:パール金属株式会社

https://www.p-life-house.jp/

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