2021年01月17日
by 株式会社刀川平和農園 |
公開:2021.01.17 08:00 更新:2021.10.22 17:54
球根から育てる植物と言えば、チューリップやムスカリ、ヒヤシンス等が代表的で、簡単に育てられる植物でもあります。
球根って育てるのにポイントがあるの?簡単でしょ?等の声が聞こえてきそうですが、それなりにちょっとしたコツやポイントがございます。
特に、春植え球根は寒さに弱いので遅霜を避けて植える必要がありますし、秋植え球根は逆に、寒さに当たることで花をつけるのです。
その他にもそれぞれにコツがありますのでご紹介いたします。
秋植え球根代表のチューリップです!
秋植え球根の特徴と言えば、先に述べたとおり、「開花には寒さに遭わせる必要がある」のです。うまく花を咲かせる為には、その前の段階で低温の条件下におく。という事が必要になります。
つまり、過ごしにくく思える冬の寒さも、チューリップなどの秋植え球根にとっては、とても大切な役割を果たしているのです。
鉢植えや水耕栽培でヒヤシンス等の球根を育てる際にも重要な点となりますので覚えておきましょう。
今回は植える場所は深さ25~30cmの花壇です。
スコップやクワなどで耕しながら、平らにならしておきます。
肥料を入れる場合は、緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。
常に植物を植えている花壇では土が弱っている事があります。その場合苦土石灰を1平方メートルあたり150~200グラム混ぜておきます。また、念のため花壇の土に腐葉土(あるいは堆肥)を1平方メートル当たり、30リットル程混ぜておくと良いです。
※目安は年1回
コンテナや鉢植えにする場合、チューリップであれば普通のプランターでも植えられます。
土は球根用の培養土を用意すると簡単です。
狭すぎず広すぎず、15cm程が良いでしょう。咲いたときにきれいに並ぶように道具を使って目安を作ります。
用意した園芸支柱を端と端に等間隔に挿します。そこにビニール紐を結びライン代わりにします。このラインに沿って植えればまっすぐに出来ます。
球根同士の間隔も、同じように約10~15cm(球根2つから3つ分)にします。【画像は15cm】
この様に、事前に並べる事で球根が不足してしまったり、全体のバランスがおかしくなってしまうミスを防げます。
球根は尖っている方が上側で、側面には平らな方向と膨らんでる方向があります。
2つ目のポイントです。この方向で形を見極め、同じ向きで植えると、葉が出てくる方向を揃える事ができます。
向きを揃えるということは見た目だけでなく、植え付けの間隔を詰めて植えた場合は、葉を重ねることなく育てるという事も出来るのです。
画像は幅の広い方向が正面を向くように統一しています。
この花壇の場合、サイズは奥行き90cmですので、15cmの間隔をとると5列作る事が出来ました。並べ方は、花が重ならずきれいに見えるように、列ごとに互い違いに配置しています。チューリップだけでなくほかの植物と混植すると色とりどりで間延びしない花壇が作れると思います。今回は、手前にチューリップよりも早く開花し、背丈の低いムスカリとクロッカスを配置しました。
浅すぎず、深すぎず!!
ここで、3つ目のポイントです。
植え付けはやはり球根2~3個分(10~15cm)位の深さで植えます。浅すぎると乾燥したり、根に押されて球根が出てくることもあるからです。
植えるごとに測るのも大変なので割り箸に印をつけて深さを確認しながら植えていきます。
全ての球根を埋めていけば完成です!!
寒い地域では乾燥や凍結防止の為マルチングするのも良いでしょう!!
提供元:株式会社刀川平和農園
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