2021年04月05日
by 株式会社髙儀 |
公開:2021.04.05 01:00 更新:2021.10.04 16:23
夏野菜の定番と言えば、トマトの次に名前があがるのがナスです。
カレーに入れたり味噌焼きにしたりなど夏に食べたくなる野菜の一つですね。
栽培も決して難しい野菜ではありませんので是非チャレンジしてみてください。
科名:ナス科
連作障害:あり(4〜5年あける)
栽培スタート方法:苗からがおすすめ(たねもOK)
収穫までの期間:約1か月
土壌酸度:pH6.0〜6.5
おもな病害虫:アブラムシ・ハダニ・うどんこ病など
※目安です。地域や気候により異なる場合もあります。
※2列植えの場合は畝幅120cm、条間60cm
幅60cm、高さ80cm〜100cmくらいまで大きくなります。
植え付けの1〜2周間前までに、土壌酸度計を使用して土壌酸度を計測し、苦土石灰をまいておきましょう。
植え付けの1周間前から当日は溝施肥で元肥を入れます。
①畝の中央に耕作鍬やコンパクト耕作鍬などで深さ15cm、幅が20~30cmくらいの溝を掘ります。
②堆肥4.5〜6L/㎡、化成肥料100~150g/㎡、熔リン50g/㎡を溝のなかに均一にまきます。
③掘り上げた土を溝の中に戻します。
④耕作鍬やコンパクト耕作鍬の耳で土の表面で軽く均します。
マルチシートを張った畝の場合は、マルチ穴あけ簡単器などでマルチシートのに穴を開けます。
その後、苗植え穴掘り器で植え付け穴を掘ります。
ハス口を外したジョウロで植え付け穴に水を注ぎ、水が引いたら苗を植え付けます。
苗は人差し指と中指で挟み、ポットを逆さにして取り出します。
根を崩さないように慎重に植え付け穴に苗を植えます。
苗植え穴掘り器の土を株元に戻し、軽く押さえます。
株元から5cmほど離れたところに割り箸などの仮支柱をたて、苗結束用麻ひもで茎を誘引します。
ハスの付いたジョウロで水やりをしたら植え付け完了です。
成長とともに茎は太くなります。
茎にかける麻ひもは余裕をもたせてゆったりと回しかけましょう。
一方、支柱にかける麻ひもは株の重みを支えるためキツく結びましょう。
根付いて成長を始めたら、株のわきに支柱を立てます。
長さは150cmくらいが目安です。
一番花のあたりで交差するように支柱を2本さします。
交差部はしゅろ縄で結びます。
一番花の下の元気のいい脇芽をを2本選び側枝として育てます。
主枝と合わせて3本仕立てにしましょう。それ以外の脇芽は大きくならないうちに摘み取ります。
株の成長を優先させるために、最初にできた果実、一番果は小さいうちに若どりします。(摘果)
植え付けから2週間後の、1回目の追肥は株元に1つまみ、約3g程度まきます。
2回目以降はマルチの端をめくり、30g/㎡をまきます。
まいたあと、肥料と土をミニ三角鍬や鍬レーキ小などを使用してまぜましょう。
その後、マルチシートをもとに戻します。
株元の土が少なくなり、根が見えてしまったり、株がぐらつくような場合は株元に土を寄せましょう。
ナスの主な病害虫のアブラムシやコナジラミは虫除け銀テープで寄せ付けないようにしましょう。
また、虫取りシートイエローで捕獲する方法もあります。
雨が少ないとハダニやアブラムシが付きやすいです。
水やりも兼ねて株全体にシャワー状の水をかけて害虫を洗い流す方法もあります。
長さ12〜13cmくらいになったら(中長なすの場合)、ステンレス収穫鋏や軽量収穫鋏で収穫しましょう。
接ぎ木苗の場合、ナスをついだ台木の芽が株元から伸びることがあります。
そのままにしておくとナスの栄養が台木にとられてしまうため、見つけたら早めに芽かき・摘心鋏などで摘み取りましょう。
ナスの葉の形とは違うので見分けやすいです。
提供元:畑サイクル
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