2021年02月02日

浴室の水栓金具のトラブル解決 ぬるいお湯しか出ない・温度調節ができない

by TOTO株式会社

公開:2021.02.02 15:10 更新:2021.10.04 16:23

ぬるいお湯しか出ない・温度調節ができない場合の解決方法です。手順に沿って作業を実施してください。Step1~5までご案内しておりますが、解決すれば、それ以降の確認・作業は不要です。

※一般的な説明のため、一部異なる場合があります。

Step1 サーモスタット混合水栓のしくみをご存知ですか?

サーモスタット混合水栓は湯と水を混合して、吐水温度を調整しています。

このため、給湯機で設定している温度より、吐水温度が低くなります。

Step2 温度調節ハンドルをお湯側に回しても熱くなりませんか?

温度を上げようと温度調節ハンドルを回しても、目盛り“40”を超えた付近で安全ボタンによりロックされるため、これより高温の湯を出したい時は、安全ボタンを押しながら回す必要があります。

!注意

安全ボタンを押して高温を使用された場合は、 ハンドルを必ず目盛り“40”以下に戻しておいてください。

Step3 給湯器の温度を上げて(50~60℃に設定して)も改善しませんか?

給湯機の設定温度は希望の吐水温度より高めに設定してください。

快適な吐水温度を確保するために50~60℃設定をおすすめします。

Step4 温度調節ハンドルを設定します。

◆まず、作業に必要な工具をご準備ください。

作業に必要な工具

・プラスドライバー

・精密ドライバー

(下図は参考例となります。詳細については、取扱説明書を参照ください。)

1.切替(開閉)ハンドルを上いっぱいに回す。シャワーから水が出ます。

バス水栓の場合は開閉ハンドルを下いっぱいに回してください。スパウトから水が出ます。

2.温度調節ハンドルを目盛りに関係なく適温(約40℃)の湯が出る位置まで回す。

3.温度調節ハンドルを外す。

温度調節ハンドルが回らないように注意してキャップ・小ねじを外してハンドルを抜き取ってください。

4.温度調節ハンドルを取り付ける。

目盛り“40”の文字とポイントをあわせて温度調節ハンドルをはめ込み、小ねじで固定してキャップを取り付けてください。

5.固定後に適温(約40℃)の湯が出ているか確認する。

Step5 湯側の止水栓は十分に開いていますか?

◆まず、作業に必要な工具をご準備ください。

作業に必要な工具

マイナスドライバー

1.温度調節ハンドルをボタンを押しながら湯側いっぱいに回し流量が15L/分程度(洗面器一杯にするのに約15秒弱)になるよう湯側止水栓で流量を調節する。

!注意

湯側の流量調節をする時は、やけどに十分に注意してください。

作業完了

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