2021年07月20日
by DCM株式会社 |
公開:2021.07.20 12:40 更新:2021.10.04 16:23
やってみよう!
株分けは、大きく育った根を割って株を増やしていく方法です。簡単で観賞まで時間がかからないのが特徴です。
根の地下茎が大きく広がる種類や根から芽がたくさん出る種類などに適しています。
●常緑樹
サツキ・センリョウ・ナンテン・アオキ・クチナシ・シャクナゲ・ヤツデ・ヤブコウジ・タケ類・ササ類など
●落葉樹
アジサイ・コデマリ・ユキヤナギ・ブルーベリー・ウツギ・ボケ・ザクロなど
●草花・山草
シンビジューム・カトレア・エビネ・クンシラン・スズラン・ハナショウブ・アヤメ・プリムラ類・芝桜・ホトトギス・オダマキ・ノギク・アスチルベなど
●観葉植物ほか
ディフェンバキア・アジアンタム・アナナス類・アスパラガス・サンセベリア・ストレチア・ハラン・スパティフィラム・シュロチク・オリズルラン・アレカヤシなど
●常緑樹
株分けできるのは春と秋の2回。春は3月上旬~6月上旬、秋は9月上旬~10月上旬です。
●落葉樹
2月上旬~6月下旬の春と9月上旬~10月上旬の秋。株の活動し始める前か枝が充実している時のいずれかに行います。
●山草
2月上旬~6月中旬と、9月上旬~10月上旬に株分けします。
●草花類
2月上旬~6月中旬の春と9月上旬~10月上旬。春咲きの草花は秋に、秋咲きは翌年の春に行います。
●観葉植物
育ちすぎて根詰まりを起こしたり、水はけが悪くなったら行います。適期は3月下旬~7月中旬。
5月上旬~6月下旬が適期です。株が小さなうちは、株全体を掘り起こして株分けします。大株になったら、横から土を掘り起こし、分けたい幹枝の根部分を親株から切り離します。株分けした株は、露地植えでも鉢植えでも根が張るまで日陰で管理し、湿度を適度に保ちます。
株を掘り上げる時は株から遠い位置から始め、根を傷めないようにします。
根を傷付けないように注意して掘り起こし、鋭利な刃物で親株から切り離します。
鉢植えにする時は少し剪定をします。根が張るまでは、適度な湿度を保って、半日陰で管理します。
年ごとに株が広がる芝桜は2~3年ごとに株分けをします。適期は9月中旬から10月上旬です。株を掘り上げ、新芽が出ている地下茎を切り分けて植え替えます。その時茎元に残っている古い葉を取り除いておくと、新根が出やすくなります。
株分けをする時は、枯れ葉を取り除き、古い地下茎を折り曲げながら植え付けます。
プリムラ類は暑さに弱いので、春の株分けは避けた方が無難です。比較的暑さに強いポリアンサとジュリアンは9~10月にかけて株分けしますが、株分け後大きく育たないので、2~3芽ずつの大分けにします。なお株分けをする時は、鋏やナイフを使わず手で分けた方が、病菌に侵されないので安全です。
鉢から株を抜いて、古土を落とします。
株を両手で左右に分けます。
長い根は切り詰め、2~3芽ずつ大分けにします。根はなるべく均等に付けます。
鉢底に鉢底石を敷き、赤玉土7:腐葉土3の用土を入れて植え付けます。
5月上旬~6月下旬が適期です。葉は付けたままでも構いませんが、根元から1cmぐらいに刈り込むと、再生した時に葉が揃います。
古土を落とし根をほぐしたら、手で株分けをします。無理ならカミソリか鋏を使います。植え込み後は、たっぷりと水を与えておきましょう。
根を傷めないように、根土ごと手で分けます。
鉢底に鉢底石を入れ、合わせた用土を周りから入れます。
■鉢植えでの管理
よしずや寒冷紗を利用して、遮光や風よけを行います。高さ・幅とも1~1.2ⅿぐらいの台をつくりよしずや寒冷紗で覆って、中に鉢植えを並べると良いでしょう。また観葉植物の場合は、室内の窓際に置いてレースのカーテン越しに光を当ててやります。
■露地植えでの管理
通常の植栽と同じように、それぞれの植物が好む環境に植えます。植えた後、水がたまりやすいように根まわりの土は少し高く盛っておきましょう。水やりは、乾燥しやすい場所は毎日、半日陰などは1日おきと、場所や土の性質によって調整します。
【A】株が大きい場合、株全体を掘り出すのは大変なので、株分けをする部分だけをスコップで掘り出して、ナタやのこぎりなどを使って親株から切り離します。植える時には、親株と同じ環境の場所を選んで植え込みます。逆に株が小さい場合には、株全体を掘り出して用土を落とし、株分けする部分をナイフか鋏で切り離します。
【A】株分けした株に根が少なすぎたり、葉が多すぎたのでは?また株分け前と後の土の性質が合っていなかったり、土や植物が乾燥していてもうまく育ちません。よく水やりをして上部の葉を剪定したり、場所を替えて植え直しましょう。
【A】株分けをすると根が弱るので肥料は基本的には与えませんが、根がたくさん付いている場合には、元肥を施しておきます。元肥として使うのは牛ふんなどの有機質肥料です。鉢底石の上に入れる用土のみに混ぜ、株の周囲に入れる用土には肥料は施しません。量は6~7号鉢に大さじ2杯ほどが目安です。元肥を与えた場合も与えていない場合も、定植後1~2カ月してから化成肥料を施し、その後は1カ月おきに与えてやります。ただし植物が休眠する1月~2月下旬までは施肥をストップします。
提供元:DCM株式会社
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