2021年12月13日
by DCM 編集部 |
公開:2021.12.13 19:00 更新:2022.01.10 07:53
ベランダが狭い、賃貸だからできないといった理由でガーデニングを躊躇されているかたも多いことでしょう。それでも、無農薬野菜や生ハーブを手軽に作ったり、グリーンに囲まれる生活は癒されますよね。
賃貸の狭いベランダでも、工夫とアイデア次第でガーデニングを楽しめる方法があります。
この記事では、狭いベランダでもガーデニングを楽しむ3つのコツ、おすすめのアイテム、洗濯などの日常使いとの両立法について解説します。
日常を邪魔することのない小さな庭で、ゆったりと植物の成長を眺めるリラックスタイムを味わいながら、より心豊かな毎日を過ごしませんか。
狭いベランダでも、スペースを有効に使うことでガーデニングを楽しむことが可能です。そのコツを3つご紹介します。
ベランダが狭くても小さなガーデニングスペースを作ることで、明るくて居心地の良い空間づくりをすることができますよ。
ベランダ床面のコンクリートやエアコンの室外機は冷たく無機質なイメージがあり、そのままだと殺風景な雰囲気があります。
そこで、ベランダの床面には木製のスノコを敷いたり、色鮮やかな人工芝を敷き詰めたり、テラコッタ調のタイルを敷いてヨーロピアンの雰囲気を演出したりと、理想のガーデニングのイメージに合わせて変化させてみましょう。
どれも今あるコンクリートの上から敷くだけなので、たとえ賃貸であっても建物を傷つける心配はありません。床面を変えるだけで、ベランダ全体の印象は大きく変化します。
またエアコンの室外機は、ホームセンターでよく見かける木製の専用ラックでカバーをすると手間がかからなくておすすめです。
もちろん、複雑な形ではないので木材を使って自分でDIYすることも可能です。好みのカラーでペイントしたりアーティスティックに模様を描いたり、自由に作ることができます。
ナチュラル素材で統一して、素敵なガーデンベースができあがると、ベランダ全体が温かみの感じられるおしゃれな空間にガラリと変わります。
エアコンの室外機ラックは、シンプルなものでも天面にちょっとしたものを置くことができるようになっているので、小さなプランターや鉢ならいくつか置くことができます。
また、ラティス風のものやアイアンのもの、上段が棚になったものなどスタイルも色々とあり、おしゃれな霧吹きやジョウロ、スコップなどガーデニンググッズをまとめても可愛いですね。
エアコン室外機の上は小さなスペースですが、ちょうど良い高さなので立ったままでも、植物の手入れや世話をしながら楽しむことができます。
横長のプランターや鉢を横に並べると場所をとってしまいます。狭いベランダでは横よりも縦の空間を有効的に使うと、より多くの鉢をきれいに置くことができます。
背の高い植物の足元に背の低い花の鉢を置いたり、手すり面にラティスやワイヤーネットをつけて引っ掛けるタイプのプランターを縦に並べたりして、立体的なレイアウトをしてみるとよいでしょう。
また、ベランダの角スペースをうまく利用できると、省スペースながら立派なガーデニングコーナーができあがります。
鉢やプランターを置く台は、ホームセンターなどにあるさまざまな道具でDIYすることができます。置きたい植物のサイズや鉢に合わせて手作りするのも楽しみのひとつです。
狭いベランダに最適なベンチストッカーは、その名の通り収納ができるベンチです。ベンチストッカーの特徴とおすすめの理由について見ていきましょう。
素材やサイズ、色やデザインもさまざまあり、好きなタイプを選ぶことができます。
ガーデニンググッズを隠しながら、ベンチとしてくつろぐスペースも確保できるベンチストッカーはとっても便利な2ウェイ機能です。屋外使用目的なので、防水加工されているものも多く、丈夫なつくりになっています。
土や肥料のストックや散らばりがちなガーデニング小物、その他にもベランダに置きたいシャワーホースや灯油タンクなども収納でき、狭いベランダをいつもスッキリ片づけることができます。
収納力が高いベンチストッカーは、ベランダを整理整頓するのにぴったりです。ベンチの上に多くものを積み上げない限りは、物の出し入れがしやすく、中身も常に把握できる状態なので管理が行き届きます。
収納コンテナの場合はマメに開け閉めしないので掃除を怠ってしまいがちですが、ベンチストッカーなら座るたびに拭く習慣ができやすく、清潔を保ちやすいといったメリットがあります。
普通のコンテナなどと違ってデザインにも気を配られたベンチストッカーは、ベンチという機能を意識しているので、座った時にゆっくりできる背もたれがあるものもあります。
もちろん木製のものもありますが、スチールやアルミ製でもナチュラルな木目調デザインに仕上げたものが多くあります。見た目がベンチなので収納がついているのにもかかわらず、圧迫感のないデザインになっています。
自然素材に合わせたカラーやデザインも多く、ガーデニングに寄り添った雰囲気があり違和感なく馴染みます。
ベランダでは存分にガーデニングを楽しみたいものですが、現実的な問題として洗濯物を干す必要もありますよね。そこで、日常使いのスペースもしっかり確保しながら、うまく両立できる方法をご紹介します。
ベランダの形に合わせてスペースの配分を工夫してみましょう。
ベランダの天井に高さがあるなら、物干し竿を少し高い位置にセットして、上のほうを洗濯物スペース、下のほうをガーデニングスペースにするといいですね。
丈の長い洗濯物は端に寄せるなどしながら、下にある植物に洗濯物が当たることのないように気をつけましょう。
普通の物干し竿を使用してもいいのですが、ベランダのイメージチェンジを図るなら、雰囲気を徹底して統一させるために細部までこだわってみるのもひとつです。
アイアン装飾の物干し金具やガーデニング棚で揃えてモダン風にしたり、自然素材の物干し竿をDIYすることでナチュラルなイメージに揃えたりするのもおしゃれです。
ほかにも、植物を壁際に寄せて洗濯スペースを確保することも効果的です。壁面にラティスを立てて突っ張り棒などで固定し、そこにプランターを引っ掛けたり吊るしたりすれば、ガーデニングスペースが完成します。
この方法なら狭いベランダでもガーデニングスペースと物干しスペースを左右に分けることができ、それぞれの空間を十分に確保することができます。
また、奥行きの薄い棚を用意して壁面に置き、小さな鉢やプランターをたくさん並べれば、省スペースながら彩りが豊かなガーデニングが楽しめます。
しかも、壁面を利用することでスペースに余裕ができるので、小さな休憩所も確保することが可能になります。
家事の合間のティータイム、読書、日記や手紙を書くなど、お気に入りの花やハーブを眺めながら大切な一人の時間を過ごせる、とっておきの場所にするのも素敵です。
陽の光を浴びて優しい風に吹かれながら土いじりをするなど、ガーデニングは日々の疲れやストレスを和らげてくれる、心にも体にも良い趣味です。
花が咲いたら玄関やテーブルを飾ったり、ハーブや簡単な野菜が育ったら食卓に添えたりと、自然の風をいつもそばに感じられるような日常生活に憧れますよね。
ざわめく都会のマンションの狭いベランダでも、日常生活と両立しながらそんな空間を作ることは可能です。むしろ、狭い空間だからこそ自分の手の届く範囲で、お気に入りコーナーを作ることができるのです。
狭くても可愛い、楽しみの詰まった理想のガーデンを目指して「ベランダ改造計画」を企ててみませんか。
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