2021年05月01日
by ネスレ日本株式会社 |
公開:2021.05.01 15:00 更新:2021.10.04 16:23
「最近、おしっこが出にくい」「おしっこの色が赤い」など、猫はおしっこに関する病気が多いことで知られます。最近、トイレに行くことが多くなったなど、何気ない行動の中に、実は病気のサインが潜んでいることも。今回は猫がかかりやすい下部尿路疾患について、ご紹介します。
猫の血尿の原因で最も多いのが膀胱炎や尿路結石などの下部尿路疾患です。ま た、尿路疾患以外にも、食べ物の中毒などで血尿になることもあります。特にネギは溶血を起こす危険な食材なので、与えないようにしましょう。
膀胱から尿道にかけての下部尿路で起こる病気を総称して、下部尿路疾患(FLUTD)と呼んでいます。症状が進むと尿毒症にかかり、死に至ることもあります。
年齢や肥満、食事内容、運動不足など、様々な原因で発症します。また、特発性膀胱炎、尿石、尿道栓子によって発症するケースが多いです。
下部尿路疾患を発症すると、トイレに行っても尿が出なかったり、排尿時に痛みが出て鳴いたり、血尿や頻尿などの症状が表れます。尿道結石や尿道栓子で尿道が詰まり、おしっこが排泄できなくなる状態が続くと、急性腎不全になって尿毒症を引き起こす危険もあります。
□血尿が出ている
□トイレに行っても、なかなかおしっこが出ない
□以前に比べて、トイレに行く回数が増えた
□トイレでない場所でおしっこをするようになった
□最近、元気や食欲がなくなってきた
ひとつでも当てはまったら、早めに獣医師に相談を!
猫はとてもデリケートな動物。トイレの場所や猫砂が気に入らなかったり、引越しなどの環境の変化でトイレを失敗するケースがあります。また、シニア猫(老猫)になってくると認知症が原因で粗相をすることも。しかし、今まできちんとトイレができていたのに、急に粗相をしてしまう原因に、下部尿路疾患(FLUTD)などの病気が潜んでいる可能性もあります。前述のチェックポイントを参考に、少しでも気になることがあれば、獣医師に相談してみましょう。
提供元:ネスレ日本株式会社
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