2021年01月12日
by マックス株式会社 |
公開:2021.01.12 08:00 更新:2021.10.04 16:23
日本で一番最初に釘打機(ネイラ)を使い出したのは家具メーカー・梱包会社からでした。
一番身近な家具に釘打機が使用されていることからご紹介しましょう。
近くにソファがあったら、ひっくり返して底をご覧ください。レザーや布地がたくさんの針(ステープル)でとめられており、ここに釘打機が使われているのが分かります。この他、完成してからでは見えないところにも釘打機は使われています。
家具では、ソファなど「脚物」と呼ばれる椅子の他に、「箱物」と呼ばれるタンス・鏡台・食器棚・流し台の裏板や引出など、またドアや扉の内側(フラッシュの芯どめ)に釘やステープルが大量に使われています。
梱包では、輸出用の木箱梱包や電線を輸送するドラム、フォークリフト用のパレットにも太く長い釘が使われています。
また、自動車のドアの内張りやシート張りには、ソファと同じ様に大量のステープルが使われています。
変わったところでは、ビルの屋上・トンネル・地下鉄などのコンクリートの内側に防水シートを張るのにも役立てられています。
ひとくちに釘打機(ネイラ)の用途が住宅建築といっても工法は様々で、そこで使用される建材も数多くあります。
工法・建材によって、使用する釘・打ち方・打つ本数が異なり、当然、使う釘打機も異なります。
ここでは釘打機が使用される主な建築工法についてご紹介しましょう。
土台、柱、梁、 筋すじ かいなどで骨組み( 躯体くたい )を組む工法です。日本では最も一般的な在来の木造住宅の工法で、年間の着工戸数の約半数以上を占めています。
現在では躯体・外装・内装の施工にたくさんの釘が使われています。
昭和49年に北米から導入された工法で、2×4インチ(※)の断面をもつ角材が多用されるため、2×4(ツーバイフォー)工法と通称されます。
日本では、『木造枠組壁工法』とも言われ、角材と合板を釘でとめ、パネル化した床や壁は、強固に一体化し箱型の構造になるのが特徴です。
※乾燥材の場合、実寸法は、38mm×89mmです。
床や壁や屋根といった部材をあらかじめ工場で生産して、現場で組み立てを行う工法です。
木質系・鉄骨系など、メーカー毎に工法が異なります。工期の短縮化、現場での労働の省力化、品質の安定といった利点があります。あらゆる部位に釘が使用されています。
主体構造を鉄筋コンクリートで構築する構造です。略して「RC造」ともいわれています。耐震・耐火・耐久に優れており、マンションなどのビル建築に多く用いられています。内装施工には釘が多く使用されています。
提供元:マックス株式会社
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