2021年10月25日

キャンプ場で炊飯に使用する調理器具3つ|調理後のお手入れ方法も紹介

by DCM 編集部

公開:2021.10.25 10:00 更新:2021.11.04 14:51

「キャンプ場で炊飯するときに使用する調理器具が知りたい」と気になる方もいるでしょう。

キャンプ場で炊飯をするのに活用できる調理器具は複数あります。特徴だけではなく、洗い方もあわせて覚えておくと、どの調理器具がふさわしいか判断するのに役立ちます。

そこで今回は、キャンプ場で炊飯するときに使用できる調理器具を紹介します。

また、おすすめの料理レシピも紹介しているため、キャンプ場で「炊飯したい」と考えている方はぜひ参考にしてください。

キャンプ場で炊飯に使用する調理器具3つ

ここでは、キャンプ場で炊飯するときに使用する調理器具を3つ紹介します。

①飯盒

飯盒とは、底が深くなっているアルミニウム製の容器で、一般的には4合まで炊けます。

外蓋・中蓋・本体の容器の3つで構成されており、外蓋と中蓋は計量カップの役割も担っている点が特徴です。

なお、飯盒の種類は形状によって、「空豆式」「角型」「丸型」「タンブラー型」の4つに分けられます。特徴をまとめると、以下のとおりです。

・空豆式:リュックやベルトにフィットしやすい。

・角型:ムラなく炊ける。

・丸型:収納しやすい形だが、角に熱が伝わりにくい。

・タンブラー型:丸型をさらにコンパクトにしたもので、汁物の調理に向いている。

②土鍋

土鍋とは、土を素材とした鍋の一種です。鍋全体がゆっくりと加熱されるため、お米がふっくら炊けるうえに、香ばしいおこげが楽しめるといったメリットがあります。

はじめて土鍋を使用するときは、土鍋の表面にある細かい目をでんぷんで塞ぐ目止めという作業が必要です。

この作業を怠ると土鍋が割れてしまったり、味や臭いがついてしまったりします。

③ライスクッカー

ライスクッカーとは、炊飯用に作られた鍋の名称です。一般的な鍋より厚みがあるため、土鍋よりもムラなく炊ける点が魅力でしょう。

なお、ライスクッカーの素材は主にステンレス製とアルミニウム製の2種類です。

ステンレス製には錆びにくいといったメリットがありますが、熱伝導率が低いため調理に時間がかかってしまいます。

アルミニウム製は焦げにくいといったメリットがある反面、柔らかい素材でゆがみやすいため扱いには注意が必要です。

【調理器具別】キャンプ場で炊飯した後のお手入れ方法

これまで、キャンプ場での炊飯に使用する調理器具を紹介してきました。

ここでは、調理器具別に知っておいたほうが良いお手入れ方法について説明していきます。

①飯盒

飯盒についた汚れは、タワシでこすって落とします。容器が熱いうちにこすっておくと、吹きこぼれによる汚れを簡単に落とすことが可能です。

ポイントとしては、飯盒で調理する前に飯盒の周りに石鹸水を塗っておくと、簡単に水洗いで汚れが落ちます。

②土鍋

土鍋を洗剤に漬けると洗剤の匂いが移ってしまうため、水で洗うか短時間だけ洗剤を使用することにしましょう。

鍋が熱いまま水に入れると、急激な温度変化によって土鍋が割れる可能性があり、熱い状態での取り扱いに注意が必要です。

また、土鍋を洗う際は研磨粒子入りのスポンジやタワシで強くこすらないようにしましょう。

強くこすってしまうと、土鍋の表面に傷がついてしまい、土鍋の寿命を早めてしまいますので注意してください。

③ライスクッカー

ライスクッカーは通常の食器洗いと同じように、洗剤で洗うことが可能です。洗剤が残らないように、何度も水ですすぎましょう。

しかし、ステンレスでできた“タワシ”のようなもので強く磨くことは避けてください。

汚れを落とすためにステンレスタワシで無理に磨いてしまうと、内部に加工されているコーティングが剥がれる可能性があります。

キャンプ場へお米を持ち運ぶ方法

お米の持ち運びに決まったルールはありませんが、ペットボトルやジップロックにお米を入れる方法がおすすめです。

ペットボトルを利用してお米を運ぶ方法は、ペットボトルの外側にあらかじめ分量の目盛りを書いておくと、料理するときに便利です。

軽量カップで計測する手間を省いて、使用したい分量のお米を取り出せます。

また、ジップロックを利用してお米を運ぶ方法は、ジップロックの開け口が大きいため、調理時に使いやすいといったメリットがあります。耐久性が高く、外にこぼれる心配はあまりありません。

お米を使ったおすすめの料理レシピ3選

キャンプで炊飯するときに必要な調理器具、お手入れ方法を知った後は気になるレシピの紹介です。

お米を使ったおすすめの料理レシピを3つ紹介していきますので、ご自身のキャンプ飯レシピに追加してみてくださいね。

①チキンドリア

チキンが主役の「チキンドリア」のレシピを紹介します。必要な材料と手順は、以下のとおりです。

【材料(2人分)】

・ご飯 2合

・鶏もも肉 250g

・アスパラ 1本

・たまねぎ 1/2個

・トマト 1個

・小麦粉 大さじ3(45g)

・牛乳 300cc

・コンソメキューブ 1個

・マカロニ 1握り

・とろけるチーズ 100g

・ドライパセリ 適量

・油 大さじ1(15g)

・塩コショウ 適量

【作り方】

①玉ねぎをみじん切りにして、アスパラは斜切りにする。

②鶏もも肉は一口サイズに切る。

③トマトを細かく乱切りにして、コンソメキューブは細かく砕く。

④フライパンに油を塗って、鶏もも肉を両面焼く。

⑤鶏もも肉が焼けたら、アスパラとたまねぎを加えて混ぜる。

⑥ご飯と小麦粉・牛乳・マカロニ・コンソメキューブを砕いたもの・塩コショウを投入する。

⑦とろけるチーズとトマトを投入して、軽く煮立たせる。

⑧ドライパセリをふりかける。

②肉巻きおにぎり

短時間でボリュームがある「肉巻きおにぎり」のレシピを紹介します。必要な材料と手順は、以下のとおりです。

【材料(1~2人分)】

・ご飯 1合

・豚肉ロース薄切り 4~8枚

・しそ 4~8枚

・塩コショウ 適量

・焼肉のタレ 適量

【作り方】

①ご飯を俵型に成型する。

②豚肉ロース薄切りに塩コショウをかけ、その上にしそを置く。

③しその上に俵型のご飯を置いて、くるくる巻く。

④肉を巻いた俵型のご飯に片栗粉をまぶす。

⑤フライパンに油を引いて、焦げ目がつくまで焼く。

⑥焼肉のタレで味付けをする。

②ペッパーランチ

フライパンで作る「ペッパーランチ」のレシピを紹介します。必要な材料と手順は、以下のとおりです。

【材料(2人分)】

・ご飯 1.5合

・牛肉 200g

・コーン(缶詰) 適量

・バター 20g

・ネギ 適量

・塩コショウ 適量

・焼肉のタレ 適量

・油 適量

【作り方】

①フライパンに油を引いて、真ん中にご飯を盛る。

②ご飯の周りに牛肉を盛る。

③ご飯と牛肉に塩コショウをふりかけて、上からコーンとネギを散らす。

④ご飯の上にバターを乗せて、火にかける。

⑤全部を混ぜたら、焼肉のタレをかけて、牛肉に火が通るまで熱する。

まとめ:キャンプ場で炊飯に使う調理器具の特徴を理解して、自分に合うものを選ぼう

今回は、キャンプ場で炊飯するときに使用する調理器具について、お手入れ方法、人気レシピについて紹介しました。

自宅で使用する炊飯器とはそれぞれ異なった特徴がありますので、お手入れ方法も併せて把握しておき、キャンプ場で炊飯を楽しみましょう。

キャンプで炊飯する際は注意点も多々ありますが、何より美味しいご飯を食べられると思い、事前リサーチを怠らないようにしてくださいね。

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