2021年08月17日
by 赤平オーキッド株式会社 |
公開:2021.08.17 11:10 更新:2021.10.04 16:23
「鉢の外に根が出てきています。この根はどうしたらよいのでしょうか?」
というお問い合わせを時々いただきます。
今回は胡蝶蘭の根が外に出てきた場合の対処方法とその役割についてご紹介します。
鉢の外へ出てきている根を外根(そとね)と言います。
では、なぜ根が外に出てくるのでしょうか。
植物は一般的にパンジーやペチュニアのように、土に根を張り育つものが知られます。
しかし、植物の中には胡蝶蘭やバンダ、エアープランツなどのように、木や岩肌などに張り付いて生活するものもいます(着生植物)。
そして着生植物である胡蝶蘭は、根を外に張り出すことによって空気中の水分を吸収して生きてゆくという特性があります。
時々、「鉢の外に出てきた根は切ってもいいのでしょうか。」という質問をいただきます。
答えは「No」です。
外根は、本来胡蝶蘭が生活するうえで木に固着したり、空気中の水分を吸収するためのもの。
元気よく伸びてきた外根を切ってしまうことは、株を弱らせる原因になってしまうのです。
切り口から病気に感染する恐れもあるので、「外根は切らない」と覚えておきましょう。
基本的には切らずにそのままの状態で管理し、植え替える際に水苔で優しく包んで素焼き鉢の中へ入れ込みます。
ただし、外にたくさん根が出てくるようでしたら、水苔の中に入っている根が腐っている可能性があります(根腐れ)。
5月~10月くらいの暖かい時期でしたら、鉢から出して根の状態を確認しましょう。
もし根が腐っていれば、その部分を切り取って外根を活かして植え替えることをお勧めします。
胡蝶蘭にとって大事な「外根」と覚えておいてくださいね。
●赤平オーキッドは「花のある暮らし」の豊かさをより広めると共に、花がもたらす潤いや喜び、安らぎのある暮らしを「花文化」として全国に発信、普及させていきたいと願っております。
提供元:赤平オーキッド株式会社
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