2021年03月11日
by DCM株式会社 |
公開:2021.03.11 15:10 更新:2021.11.09 12:05
2018.08.08
家事のアレコレ、健康、安全など暮らしの悩みは尽きないもの。そんなお悩みの解決法を、住生活ジャーナリストの藤原千秋さんにお聞きしました。
「子どもが小さいので、滑って転ぶことの防止もかねて、真冬を除いて裸足で生活しているのですが、そのせいなのかフローリング床がいつもざらついているように感じます。お掃除は、それなりにこまめにしているつもりなのですが、どうも汚く思えてなりません。また、ちょっと築年数の経っている賃貸なので、床のささくれも気になります。」
「憧れのフローリング」なんていう言い回しも今は昔?
今となってはむしろ「畳に砂壁」のお部屋なんて、貴重だし別の味わいがあって良いなあと感じられる向きもあるかもしれませんが、「フローリング+白い壁紙」のコラボが圧倒的支持を得てから、すでに二十余年から三十年経とうとしています。
「おしゃれ」なフローリングは、実用的な面でも畳やカーペットといった従来の床材に比べ、比較的お手入れが簡単だということ、またダニが発生しにくく衛生的であることなどもあって、一気に普及しました。
しかしそんなフローリングにも、負の側面がまるでないわけではありません。まず、「フローリング」というのは、「木質系の床の仕上げ材の総称」であり、「これ」というひとつの素材による床材を指しているわけではないという点に注意してください。
フローリング、イコール「木の床」というイメージでいる方も多いのではないかと思われますが、実際には「木」ではないものでできている「フローリング(のような床材)」もあるということです。
具体的には、
・複合フローリング
薄くむいた原木を、接着剤で張り合わせた「合板」でできているもの。
・単層フローリング
無垢の「一枚板」によってできているもの。
この2種が正確な意味での「フローリング」です。しかし、普通のユーザーには見分けのつきにくい床材もあります。
・クッションフロア(木目調)
「塩化ビニル」系のクッション性のある床材。木目調のプリントや、凹凸が施されている「フローリング風」製品が多種存在。
こちらもまた、一般的には「フローリング」と呼ばれたり、みなされたりしがちである床材です。そのお手入れ方法や禁忌などに、「複合フローリング」や「単層フローリング」とは大きな違いがあるので、注意が必要です。
お住まいのお家で使われているのが、「単層フローリング」なのか、「複合フローリング」なのか、「クッションフロア」なのかについては、「住宅工事仕様書」を確認すれば分かります。持ち家の場合は自明かもしれませんが、賃貸でよくわからない場合などには管理会社などに問い合わせるといいでしょう。
普段のお手入れに際して、「単層フローリング」「複合フローリング」は木質系の原材料を使用していることもあり水気を嫌います。多量の水分が吸収されてしまうことで変形したり、表面コーティングがはく離してしまう可能性があるためです。
そのため基本的にフローリング表面のホコリ汚れなどについては、使い捨てのドライシートを装着したフローリングワイパーの使用や、化学モップ、掃除機がけ、雑巾での乾拭きが推奨されています。次点として、水分含有量の少ない使い捨てウェットシートの使用、固く絞った雑巾での水拭きなどを行いますが、その際には漫然と掃除するのではなく、短時間で、目的を持って(足裏の皮脂汚れを取る、など)行うようにしましょう。
「フローリング風クッションフロア」については、木質のフローリングとは異なる材質であるため、この限りではありません。掃除機使用や乾拭きを妨げない点は同様ですが、塩ビという素材のため空気中の油煙(油を含んだ調理中に出る煙)とホコリなどが混じり合った汚れが沈着し、独特な黒ずみとなって残りやすいのです。
こういった汚れは、住居用等の弱アルカリ性洗剤で緩めた後、「メラミンスポンジ」でこすることで容易に落とせます。クッションフロアは洗面所床やトイレ床などに使用されていることが多いので、木目調ではなくてもそういった黒ずみに悩まされている場合にはぜひ試してみてください。
さて、日常的にフローリングのお手入れをいくら頑張っていたとしても、施工されて時が経ち、さらに家族の活動量が多かったり、日当たりのいい部分であったり、キッチンなど水気を含んだ汚れがつきやすかったり、小さな子どもやペットなどの粗相を処理する機会が頻繁にあるなど、傷や変色や色あせ、ざらつきなど風合いの変化が気になるようになるかも知れませんが、それはある程度致し方ないことです。
とはいえ、そうそうリフォームのような大掛かりな対処は難しいもの。気になるトラブルが生じた都度都度で、簡便な補修を施せると良いですね。
たとえば小さな傷や部分的な色あせであれば、市販のクレヨンに似た、あるいはカラーペンに似たタイプの「フローリングマニキュア」で埋めたり、着色するなど、補修することは難しい作業ではありません。
ざらつきやささくれなどが気になる場合には、床用ワックスをやや頻回に(3〜4ヶ月置きに)塗ったり、普段の掃除からワックス成分を添加した「ウェットシート」を利用したりするのも一案です。ぜひ試してみてください。
DCM フローリング用超厚手ウェットシート H−LFS7 20枚入
水を電気分解して得られるアルカリ電解水を使用したウェットシート。水拭きでは取れない汚れを、マイナスイオンで包み込んで浮かせて落とす。小さなお子様やペットのいるご家庭にも安心。竹由来の天然除菌消臭剤配合で衛生的。
藤原さんもおすすめ!
特に小さな子どもがいる家庭では、日常的に床を汚すのがホコリのような乾きものとは限りません。そんな、どうしても「拭き掃除」が必要な局面で、かつフローリングを極力傷めないためには、水分量を調整された市販のウェットシートを上手に活用したいところです。このシートはしっかりした作りで、ぺらぺらしておらず、キッチリ雑巾がけをしたという実感を持って使えます。
建築の友 かくれん棒5色ミニ+住まいのマニキュア5色 ミニセット AM-30
フローリングの浅いキズ補修に。かくれん棒ミニ5本と住まいのマニキュアミニ5本のセット。埋める+木目を書いてカンペキにキズ補修。切り傷やせまい傷にはかくれん棒を。住まいのマニキュアは、床や柱、家具の細かいすりキズ、色あせ部分を筆ペン感覚で補修できる。
藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。
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