2021年07月12日
by DCM株式会社 |
公開:2021.07.12 09:10 更新:2021.10.04 16:23
2018.12.28
最近SNS映えで話題の苔玉。盆栽ブームやテラリウムの人気とともに、もふもふかわいい苔玉を手作りする方も増えています。一方、「どうやって作る?」「材料は?」「育て方は難しい?」など、苔玉を始めたいけどやり方が良く分からない方のために、苔玉の作り方・お手入れ方を動画付きでご紹介します。
初めて苔玉を作る時、何を準備すればいいか、どこで入手できるかが最初に出てくる疑問。基本的に、苔玉作りに必要な材料はホームセンターで入手できますので、お近くのホームセンターに問い合わせてみましょう。
・水苔:水はけ・水持ちがよく、通気性に優れた植え込み材料。販売されているのは海外産の乾燥水苔が多い。
・赤玉土:排水性や通気性に優れている。
・ケト土:保水力に優れている。
・培養土:植物の植え込み用。
・苔:様々な種類があります。おすすめは管理しやすい「ハイコケ」。身近に生えている苔を採取する場合、採取禁止かどうかを確認し、一度に大量に取らないようにしましょう。
・植えこむ植物:草や観葉植物など自分のお気に入りの植物でOK。盆栽に使うなら、テーマに合わせて植物を選びましょう。多肉植物を植えこむ場合、培養土は多肉用の土にしましょう。
・木綿糸(またはテグス):苔の固定用。
ケト土、赤玉土、水苔を2:1:1の割合でボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。水を少しずつ足しながらこね、耳たぶぐらいの硬さまでこねていきます。
泥団子を作る要領で、こねた土を丸めてボール状にします。この後土玉の外側に苔を貼りつけるので、作りたいサイズより一回り小さく作りましょう。
土玉の真ん中にくぼみを作り、お椀のような形にします。
土玉のくぼませた部分に、植物と培養土を入れます。
準備した植物の根回りの大きさを事前に確認しましょう。根回りが大きい場合、株分けしておきましょう。根が伸びすぎていたりする場合、手に取って軽く丸めておくと、苔玉へ植え込みがスムーズにできます。
苔は事前に洗って、軽く水を切っておきます。土を隠すように、苔をていねいに張り付けていきます。
貼りつけた苔はすぐに剥がれてしまいますので、苔のまわりにテグス糸を巻き付け、固定させます。
巻き終わったら、テグスを結び、結び目を土の中に隠します。
木綿糸を使う場合、目立たないために黒などの色を選びましょう。木綿糸は、ゆくゆく自然に土に溶け込んでいくので、苔が根付いたときに自然な仕上がりになりやすいです。
好みのお皿に飾り付けて、苔玉の完成です。
コロッとしたもふもふの苔玉はかわいらしく、どんなインテリアにも合うし、SNS映えも抜群!鉢植えには基本しないので、アイディア次第いろんな飾り方ができます。
お気に入りのお皿に苔玉を載せるだけでも絵になりますが、その下敷きに白い砂利や石などを敷いておくと、植物がより映えます。
「テラリウム」とは、透明なガラスなどの器のなかで、植物や小動物を育てるもののこと。自然を切り取った美しさが魅力です。その中でも、近年「苔テラリウム」が癒しアイテムとして人気。自分で作った苔玉をガラスの器に入れて飾れば、お部屋の癒しの風景にもなりますね。
苔玉の土は保水力抜群なので、適切な水やりをすれば吊るしても、水がボタボタ落ちる心配は少ない。特に夏などは、窓辺や軒先に涼し気な苔玉を吊るして飾ると、何とも言えない風流な光景になりますね。
苔玉に植えこむ植物や、苔の種類はお好みで選べるので、盆栽の一部として取り入れる人も多い。例えば桜の木を植えこんだ苔玉は、簡単に飾れるお部屋のインテリアとして園芸店でもよく販売されています。
苔玉を育てていると、「苔が枯れた」、「カビが生えた」など、お手入れ方法が良く分からないゆえに起きる問題の数々。実は、苔玉はとても育てやすい。
苔玉は、頻繁に水をあげるのではなく、苔玉が乾いて、軽くなったなと思ったら水やりのタイミングです。バケツなどに水を溜め、苔玉をドボンと浸します。気泡が出なくなったら引き揚げましょう。
霧吹きで苔の表面を湿らすのも有効ですが、その場合、苔玉の内部の土までに水分がいきわたりません。霧吹きで水やりする場合、しっかり内部まで水が浸透していることを確認しながらしたほうが良いでしょう。
ただし、テラリウムなど、特に開口部の小さいガラスの器の場合、過度に水やりをすると、今度はカビを引き起こす原因にもなります。その場合、風通しを良くするようにしましょう。ガラス器に苔玉を直置きせず、砂利などで風の通り道を作っておくのが有効です。
苔玉は直射日光に弱いんですが、適度な日光が必要です。日陰すぎると、緑がだんだん鮮やかさを失います。また、カビ防止のために風通しの良いところが望ましい。時々窓を開けたり、屋外に出したりして、外気に触れさせておくのも元気に育つ秘訣です。
肥料はやりすぎると、苔が枯れてしまうこともあるので、土の中に元肥が入っていない場合、植物の生育が盛んな時期だけ、液体肥料を通常よりも希釈して少しずつ与えるようにしましょう。
いかがでしょうか?苔玉を作って、お部屋に癒しを取り入れてみましょう!
(文:くらしメイド編集部)
提供元:DCM株式会社
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