2021年04月25日

すっきり収納術 Vol.3キッチン②

by ジョンソン株式会社

公開:2021.04.25 14:10 更新:2022.01.13 11:43

キッチンをより使いやすくするため、ポイントのひとつとなるのが食器のしまい方。食器棚の中の指定席は一旦決めてしまうと中々変えることはないので、使いづらさを感じてもずっとそのまま…というお宅も多いのではないでしょうか。
器類の整理をかねて、ここは一回、食器棚の中を総点検。食器が出し入れしやすく、便利に機能的に使えるレイアウトを考え直してみましょう。

食器棚をCHECK

食器類も定期的に整理して入れ替え。毎日よく使うものは、食器棚の特等席へ。

日常的によく使うものから、たまにしか使わないものまで、家庭内にある食器の使用頻度はさまざま。それら全ての食器をひとつの棚に収納する際、その住み分けがちゃんと出来ているかがカギとなってきます。

村上さんのお宅では、食器棚の上段、ガラス扉の右側部分が食器たちの特等席。棚が腰上から目線の高さにあり、手を伸ばしやすいこの場所に、村上さんは毎日のように使う食器をひとまめにしています。

「こうしておけば扉を一回開けるだけで、食事するのに必要な器やグラスの大半を取り出せます。これだけで格段に使いやすくなり、食事の支度や後片付けがぐっとラクになりますよ。食器はなるべく手間ひまかけず、まとめて出してまとめてしまうことを考えましょう」。

そしてもう一つ大切なのが、“見せると隠す”の使い分け。村上さん曰く、頻繁に使うグラス類などはしまわず、カゴなどに入れて出しておくと大変便利なのだとか。

「収納というとしまいこむ、隠すというイメージがありますが、食器に関しては出したまま素敵に見せる技も必要。我が家ではキッチンの一角にカフェコーナーというスペースを作り、お茶のセルフサービスを楽しむ雰囲気作りをしています。これは息子たちにも好評なんですよ」。

収納の仕方をちょっと工夫して、家族みんなが準備や後片付けに参加できるようにするのが村上さんの得意技。子どもたちがお手伝いがしやすくなるそのテクニック、ぜひ参考にしたいものですね。

ルール1 食器棚の左右のスペースを、使用頻度で使い分ける。

目線の高さにある棚は、食器が最も取り出しやすく戻しやすい場所。

村上さんは、食器棚上段の右側に普段よく使う食器を、左側に来客用や使用頻度の低い食器を置くと決めています。

棚のスペースを使う目的や使用頻度で使い分けすることで、左右の扉を何度も開けたり閉めたりする手間を削減。毎日の食事のときも来客時にも、効率的にテーブルセッティングの準備が行えます。

ルール2 飯碗や汁碗は、全体が見渡せる引き出しへ。

お茶碗や汁碗は、全体が見渡せて取り出しやすい引き出し上段へ。子どもでも取り出しやすい高さにしまうことで、お手伝いがよりしやすくなります。

「茶碗を重ねる数は二つか三つ。省スペースを考えてついたくさん重ねたくなるけれど、それは絶対いけません。数えなくても何個重ねてあるのかひと目でわかり、一回の動作で取り出せる数にしておきましょう」。

ルール3 カトラリーは種類別に分け、トレーにまとめて収納。

ゴチャつきやすいカトラリーはモノごとに分けてトレーに収納。

「使用頻度の高いお箸は上段に、低いレンゲなどは下段にして、それらの縦横を逆にして重ねています」。

なるほどこれなら下段にあるものもすぐ識別できて、使い勝手も抜群。このちょっとした工夫から使いやすさの違いが生まれます。

ルール4 頻繁に使うグラス類は、しまわず出しておく。

一日に何回も使うグラスは棚にしまわず、おしゃれなカゴに入れて出しておくのが村上さんのやり方。

「これなら子どもたちも簡単に取り出せ、好きなときに自分でお茶を飲むことができます。他にも我が家ではカフェコーナーと称するスペースを設けて、おやつタイムに使うスプーンやフォークもひとまとめにしています。こんな取手付きのものなら、このままテーブルにも運べるので便利ですよ」。

ルール5 かさばるお菓子類は隠す+見せる収納で。

キッチンで意外と収納場所に困るのがスナックなどのお菓子類。

そこで村上さんは、ちょっと大きめのバスケットを利用しています。中身が見えない蓋付きなので、ざっくり袋のまま入れておいてもOK。キッチン脇の床にそのまま出しておいてもサマになり、見せる収納と隠す収納の利点を兼ね備えています。

提供元:ジョンソン株式会社 「美的生活のススメ」

https://scjcatalog.johnson.co.jp/life/bitekilife/index.html

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