2020年12月11日
by ダイニチ工業株式会社 |
公開:2020.12.11 20:10 更新:2021.10.04 16:23
たとえばエアコンで暖房しているお部屋では、室温上昇にともない湿度が低下し、この湿度の低下が加湿器による加湿以上に大きくなってしまうことがあります。
お部屋の広さに適した加湿能力の機種をお使いいただき、設定湿度を上げてもなお乾燥が気になる場合には、加湿器の増設が必要です。
湿度計には大きく分けてデジタル方式とバイメタル方式の2つの方式があります。そのため、加湿器が表示する湿度とお部屋にある湿度計の数値が異なる場合がありますが、構造の違いによるもので異常ではありませんのでご安心ください。
感湿剤の間に電極が挟み込んであり、電流の流れやすさを抵抗の変化で測定しています。
検知速度
やや速い(数分間)
一般的な有効範囲
30~80%
金属に収縮率の異なる感湿剤を張り合わせ、湿度変化によって曲がるようにゼンマイ巻になっています。
検知速度
やや遅い(1~2時間)
一般的な有効範囲
35~75%(おおむね20~25℃)
・バイメタル式の湿度計の場合は室温20~25℃の時にもっとも精度よく計測されます。当社の湿度表示は、温湿度センサーが検知した値(相対湿度)を、0~40℃の範囲で室温に応じて表示します。
・バイメタル式の湿度計と当社加湿器のデジタル湿度表示では、検知速度が違うため同じ場所においても、湿度差が出る場合があります。
・方式により有効範囲が異なりますので、低湿度や高湿度側では湿度表示に差が生じやすくなります。
加湿(適用床面積)のめやすは一般社団法人 日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき、プレハブ住宅洋室の場合を最大適用加湿面積に、木造住宅和室の場合を最小適用加湿面積として表示したものです。ただし、壁・床の材質・部屋の構造・使用暖房等によって異なります。
加湿のめやすは最近の高気密高断熱住宅や24時間換気システム住宅にも適用しておりますので、加湿器選びの最初のめやすとしてください。
ただし、集中換気の住宅ではお部屋の区切りを超えてお家の中を空気が巡回するため加湿能力不足になる可能性があります。また、ひどく乾燥に悩まれている場合などにはこのめやすよりも一回り大きい機種を選ぶことをお勧めします。
小さい加湿能力の機種を常にフル稼働するよりも、余裕をもって加湿するほうが電気代の面からみてもお得になります。
提供元:ダイニチ工業株式会社
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