2021年12月13日

防災対策として簡易トイレを準備しておこう!理由と3つの選び方を解説

by DCM 編集部

公開:2021.12.13 09:00 更新:2022.01.07 09:22

あなたが大災害に遭ったら、避難生活を余儀なくされる可能性もあります。

その時に、最も不便を感じる瞬間の1つとしてあげられるのが、断水で水洗トイレが思うように使用できないことです。

今回は、災害時の防災対策の一環として、簡易トイレを準備しておくべき理由と3つの選びかたについて解説。

災害時に困らないように、普段からトイレの防災対策についても考えておきましょう。

防災対策に簡易トイレを準備しておくべき理由

防災対策で非常用の荷物を用意しておくことは、すでに常識となっています。その際、断水のリスクを考えて、簡易トイレを準備しておくことが必要不可欠です。

・断水時の仮のトイレとして有益

・避難時のトイレとして使える

防災対策を万全にするためにも、簡易トイレの購入を検討しておきましょう。

断水時の仮のトイレとして有益

大地震や津波・台風災害で避難を余儀なくされたり、水道が断水している状態で自宅に孤立したりすると、水洗トイレが使えなくなってしまいます。

たしかに、水を自分で流せばトイレは使えるでしょう。しかし、貴重な飲み水を浪費してまでも、トイレに水を流そうと考える人はそう多くありません。

そのため、断水のリスクを想定して事前に簡易トイレを準備しておくと、もしもの際に安心です。

避難時のトイレとして使える

災害で自宅にいることが困難になった場合、避難所で生活することになります。

そして、地域一帯が土砂災害などで広域的にインフラが断絶している場合は、避難所のトイレが使えないケースも少なくありません。

そのため、簡易トイレを準備しておき、トイレに困ることのないように備えておくことが大切です。

防災対策としての簡易トイレの選び方3つ

防災対策の一環として、簡易トイレを選ぶ際の基準は3つです。

①使用するシチュエーションを想定したトイレ

②凝固剤の吸収率の早いトイレ

③中身が見えにくい色のトイレ

簡易トイレの選びかたを知って、災害時に備えておきましょう。

①使用するシチュエーションを想定したトイレ

簡易トイレにはいくつもの種類があります。トイレの便器に袋を被せて使用するタイプから、組み立て式でどこでもトイレができるタイプまでさまざまです。

しかし、災害時には、あまり重い荷物は持ち出せないことが多いでしょう。そのため、軽量でシチュエーションに合った簡易トイレを選ぶことが重要。

一般的には、袋を便器に被せて使用する簡易トイレが便利です。

②凝固剤の吸収率の早いトイレ

簡易トイレの多くは、粉末状や液体状の凝固剤がセットになっています。この凝固剤によって、固形物にしてゴミに出すことが可能です。

しかし、この凝固剤の固まるスピードは商品によって変わります。

凝固するスピードができるだけ早い簡易トイレを選ぶようにしましょう。そうすれば、すぐにゴミとして処理できます。

また、臭いに関しても、消臭性能の高い商品がおすすめです。

③中身が見えにくい色のトイレ

簡易トイレには、中身が見えない真っ黒のものや半透明なものもあります。中身が見えて良いことはないので、できるだけ中身が見えないものを選びましょう。

防災対策として簡易トイレを使うための3ステップ

簡易トイレを使うための手順は、主に3ステップです。

①便器を上げて簡易トイレを装着

②シートや凝固剤をセット

③便器から取り外してしっかり口を結ぶ

災害時、簡易トイレをいざ使う際に困らないよう、事前に使いかたを学んでおきましょう。

①便器を上げて簡易トイレを装着

まずは、便器の便座を上げて、ビニール袋を装着していきます。その後、簡易トイレの袋をその上から被せるようにしましょう。

この際、便器内の水を捨てると臭いが発生する可能性もあるので、できるだけ水は溜まっている状態にしておいてください。

②シートや凝固剤をセット

次に、便器に被せたビニール袋にシートや凝固剤をセットして、臭いを漏らさないようにゴミを出す準備をしましょう。

シートは、出したものを受け止めたら、すぐにまとめて捨てられるのがメリットです。

③便器から取り外してしっかり口を結ぶ

最後に便器から簡易トイレを取り外せば、後はゴミに出すだけ。ただしマナーとして、袋の口はしっかりと結んでおきましょう。

まとめ:防災対策の一環として簡易トイレを準備しておこう!

防災対策として、事前にやっておくべきことはトイレ以外にもたくさんあります。しかし、仮のトイレ環境を確保しておけば、安心してほかの防災対策が実行可能です。

避難時や断水時には、トイレが使えなくなってしまうことも考えられます。簡易トイレを準備しておけば、災害時にトイレができずに困ることは減るでしょう。

簡易トイレを選ぶ時は、凝固剤の固まるスピードやトイレの中身が見えにくい商品を選ぶことが基本です。

この記事を参考にして、防災対策の一環として、簡易トイレの準備を検討してみてください。

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