2021年01月14日

溶剤系接着剤②(酢酸ビニル溶液系)

by セメダイン株式会社

公開:2021.01.14 16:10 更新:2021.10.04 16:23

1.接着剤(酢酸ビニル溶液系)とは

【特長】

柔らかいペースト状で垂直面でも垂れない

充てん効果があり凹凸面に使える

コンクリート面への木材やタイルの接着に最適

【用途】

•コンクリート、モルタル面への木、陶磁器タイル、硬質塩化ビニル、発泡スチロールの接着

•内装工事用

2.溶剤系接着剤の種類

溶剤系接着剤には

①「合成ゴム系」

②「塩ビ樹脂系」

③「酢酸ビニル溶液系」

があります。

接着剤の溶剤が蒸発(揮発)することで固まります仕組みです。

いずれも火気厳禁で、使用時には十分な換気をする必要があります。

3.接着できるもの

コンクリート、木、陶磁器、硬質塩化ビニル、発泡スチロール 等

4.接着できないもの

【接着できないもの】

ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、ナイロン、軟質塩化ビニル、ゴム 等※60℃以上の熱が常時かかる場所には使用できません。

※水のかかる場所への接着には使用できません。

※塩ビ系床材などの接着に使用すると硬化しないため適しません。

※貴金属や高価格品の接着には使用しないでください。

※皮ふや飲食物が直接触れる部分の接着・補修には使用しないでください。

※接着面が小さい部分(眼鏡フレームなど)には充分な接着力が得られません。

※生物を入れる容器には使用できません。

5.接着方法

接着方法①(下地処理)

接着面のゴミ・サビ・油などの汚れを落とし、なるべく水分は乾燥させます。

接着方法②(接着)

接着するものの片面にダンゴ状に塗ります。

すぐにすり合せるように圧着します。

必要に応じて粘着テープなどで仮止めをします。

※貼り合せ後最低3時間は動かさないでください。

※タイルの目地埋めを行う場合は12時間以上養生してから施工してください。

※耐水性を必要とする場合は「コンクリート・金属用 PM165-R HI」をご使用ください。

接着方法③(後片付け)

中身を使い切ってから自治体の定める方法により燃えないゴミとして捨てる。

6.除去方法

・はみ出した部分をとりたい!

硬化前:ラッカー系のうすめ液を含ませた布でふき取る。接着剤はがし液。

・はがしたい!

硬化後:ラッカー系のうすめ液を含ませた布でふいた後、やすりで削る。

7.注意事項

•火気のあるところでは使用しない。

•使用時及び使用後しばらくは換気をよくする。

•子供の手の届かないところに置き、いたずらをしないよう注意する。

•接着用途以外に使用しない。

•衣服につくととれないので注意する。

8.保管方法

•直射日光の当たらない涼しい場所に保管する。

9.商品紹介

コンクリメント

【規格】20mL

コンクリメント

【規格】50mL

コンクリメント

【規格】170mL

提供元:セメダイン株式会社

URL:https://www.cemedine.co.jp/

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