2021年11月15日
by DCM 編集部 |
公開:2021.11.15 03:00 更新:2021.12.13 08:18
冬の寒いシーズンに役立つのがキャンプストーブです。キャンプストーブにも種類があり、それぞれ異なる特徴をもちます。
「キャンプストーブを購入したいけど選び方がわからない」
「キャンプストーブを利用する注意点は何?」
と悩んでいるかたも多いでしょう。
今回は、キャンプストーブの種類と特徴について解説しています。また、キャンプストーブの選びかたと注意点についても詳しく紹介します。
この記事を読むことで、冬のキャンピングライフで暖をとるための最適なストーブが見つかります。そして、キャンプで安全にストーブを使用するために、注意点もおさえておきましょう。
アウトドアに適したキャンプストーブは「薪ストーブ」「ガスストーブ」「石油ストーブ」「電気ストーブ」の4種類があります。
それぞれの特徴を知っておくことで、キャンプライフに適したストーブが見つかるでしょう。
薪ストーブは、薪で燃やされた熱を本体から放つ遠赤外線により、空間を効率よく暖めることができるのが特徴です。
薪が燃えている様子を見るだけで、癒しの効果があり、キャンパーからも高い人気を集めています。
薪ストーブの種類によっては、調理機能が備えられており、薪ストーブの上で調理できる点も魅力のひとつでしょう。
ただし薪ストーブを使用する際は、下記のことに注意しなければなりません。
・薪ストーブの配置
・メンテナンス
薪ストーブは本体以外にも、煙突部分全体が高温になります。
大人だけでおこなうキャンプなら問題はないですが、子どもを連れて行く場合は、「薪ストーブの周辺に柵をする」など、やけど防止対策を考えなければなりません。
なお薪ストーブは「すす」が溜まりやすい構造のため、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると、一酸化炭素中毒になる恐れが高いため注意しましょう。
ガスストーブは、カセットガスがあれば簡単に使用できるのが特徴です。ガスストーブの本体もコンパクトな種類が多く、持ち運びやすいため、少人数やソロキャンパーに人気のストーブです。
ガスストーブは、カセットガスを設置してから利用するまでも簡単で、すぐに暖をとれるのも魅力のひとつ。
カセットガスには「CB缶」と「OD缶」があり、それぞれの特徴は以下の通りです。
【CB缶】
・一般的なカセットガスコンロで使うガス缶
・コンビニや100円ショップでも手に入れられる
・OD缶と比べると火力が弱い
・CB缶に対応しているガスストーブを選ぶ必要がある
・寒さに弱い
【OD缶】
・アウトドア専用のガス缶
・寒い場所でも安定した火力が保てる
・アウトドアショップなどでしか販売されていない
・CB缶と比べると高価
薪ストーブや石油ストーブと比べると、暖房効果が低い点にも注意しましょう。
キャンプで使用するなら石油ストーブといわれるほど、キャンパーに人気のアイテムです。
石油ストーブは、火力が強く広範囲を暖めることができ、燃焼時間が長い点が人気を博しています。これからキャンプストーブを購入するかたや、初心者にもおすすめできます。
石油ストーブの上にやかんや鍋を置き、調理できる点も人気が高い理由といえるでしょう。
石油ストーブの燃料は灯油を使用するので、ガスストーブや薪ストーブと比べるとランニングコストが抑えられるのも嬉しいポイントです。
ただし、石油ストーブはサイズや重さがあるため、持ち運びしにくい点がデメリットとして考えられます。
キャンプ場所に電源サイトがあるのなら、電気ストーブがおすすめです。電気ストーブは家庭用からアウトドア用まで、幅広い種類を使えることが魅力のひとつ。
電源サイトとは、コンセントが設置されており、家庭用電化製品が使えるサイトのことです。
火を使わないため、一酸化炭素中毒の心配がないことから、テント内で使用しやすい点が特徴です。
ただし、電源サイトが設置されているキャンプ場でしか使えないため、キャンプ場を詳しく調べる必要があります。
また、電源サイト付きのキャンプ場は、設置されていない場所に比べて追加料金を払うことが多い点がデメリットでしょう。
キャンプストーブの種類を把握したところで、キャンプストーブの選びかたを見ていきましょう。
①持ち運びの観点から選ぶ
②あたたまる強さから選ぶ
③安全性から選ぶ
④調理の有無から選ぶ
⑤デザインから選ぶ
キャンプストーブは種類が豊富で、何を基準に考えてよいか迷っているかたは、上記の視点から考えてみるのもひとつの手です。
車でキャンプ場に行くのならストーブの大きさを気にしなくてもよいものの、公共交通機関を使って出向く際などは、ストーブのサイズに注意しましょう。
移動手段や持ち運びから考えると、ガスストーブが思い浮かぶでしょう。
実際にキャンプストーブを販売しているアウトドア専門店や、キャンプ道具を取り揃えているお店に足を運ぶと、サイズを目で確認できるので失敗しないでしょう。
キャンプストーブの種類から、暖房能力に順をつけてみました。キャンプする場所や面積を参考に、以下を見てキャンプストーブを選ぶことをおすすめします。
キャンプストーブには、「暖房出力」が記載されています。暖房出力は「KW」で表示されており、数値が高いほど暖かくなるということです。
①薪ストーブ
②石油ストーブ
③ガスストーブ
④電気ストーブ
ストーブには「対流式」と「輻射(ふくしゃ)式」があります。それぞれの特徴は以下にまとめたので、参考にしてください。
【対流式】
・本体周辺の空気をあたためる
・部屋全体をあたためることに適している
【輻射式】
・熱を一方方向に放出する
・遠赤外線で身体をあたためることに適している
キャンプストーブを利用する際に注意したいのが、火事と一酸化炭素中毒です。
とくに寒い季節に利用するキャンプストーブは、テント内に入れることも考えられます。
最新のキャンプストーブには、振動や転倒を感知し、電源がオフになる装置が備えられています。
小さな子どもがいる場合や、ペットがいる場合など、安全機能の有無も確認してくことが大切といえるでしょう。
キャンプストーブの有効な使いかたとして、キャンプストーブの上で調理を行い、暖房器具と調理器具を兼ねられるタイプが人気です。
暖まりながら調理ができると、火力を効率よく使えるでしょう。また、調理をしなくとも水を入れた鍋を置いておくだけで、部屋の温度が高くなる点も魅力のひとつです。
キャンプの楽しみかたのひとつに、「気に入ったデザインのものを使う」こともあります。キャンプストーブには、「七色に炎が光るもの」「レトロでポップなデザイン」など、さまざまなデザインがあります。
キャンプをより楽しむために、あなただけのデザインのキャンプストーブを選ぶとよいでしょう。キャンパーの中には、「使いにくいけどデザインに惚れ込んだ」という声をよく聞きます。
秋から冬にかけ、寒い時期にキャンプストーブは活躍します。キャンプストーブは、以下のことを注意してください。
【キャンプストーブを利用する際の注意点】
・専用のテントを使用する
・こまめに換気する
・燃えやすいものを置かない
・ストーブガードを設置する
ストーブを使用できるテントとできないテントがあります。各メーカーではテント内での火気使用を禁止事項として記載しているので、事前に確認するようにしましょう。
また、ストーブ専用の煙突付きテントなども販売しているので、本格的に楽しみたい際は検討してみてください。
テント内でキャンプストーブを使用する際は、こまめな換気を心掛けましょう。
締め切ったテントで、薪ストーブや石油ストーブ、ガスストーブを使用する際に、一酸化炭素中毒が起こる可能性があります。そのため、手軽に準備できる「一酸化窒素チェッカー」をテント内に設置しておきましょう。
一酸化炭素チェッカーは、一酸化炭素濃度が基準値に達すると、警報音で知らせてくれるアイテムです。
一酸化炭素は、酸素が不十分な状態で、ストーブが不完全燃焼を起こしたときに発生します。一酸化炭素は無臭のため気付きにくく、知らないうちに一酸化炭素中毒になっていることも。
キャンプストーブを設置した際には、衣類やテントなど燃えやすいものを近くに置かないようにしましょう。キャンプストーブの熱で引火し、火災の原因につながります。
調理などでカセットガスを置いている場合も、熱により爆発する恐れがあるため、注意してください。
また、薪ストーブを使う際は、すすがたまり思わぬ箇所から発火する場合もあるため、使用前の確認をしっかり行いましょう。
小さな子どもやペットとキャンプする予定のかたは、キャンプストーブに触れて火傷をしたりぶつかって倒したりという危険が多いものです。トラブルを回避するためにも、ストーブガードの設置をおすすめします。
ストーブガードは、机の代わりに使うこともできるため、汎用性が高いのも魅力のひとつです。トラブルが起きると、せっかくのキャンプが台無しになるため、準備しておきましょう。
「荷物が増えるのが嫌だ」と言うかたは、折り畳み式のコンパクトなものを選ぶとよいでしょう。
キャンプストーブは、冬の寒いキャンプで身体を暖めるための重要なアイテムです。
今回は、「薪ストーブ」「ガスストーブ」「石油ストーブ」「電気ストーブ」の4種類を紹介しました。それぞれのストーブの特徴をあなたのキャンプにあてはめて、効率よく暖をとれるストーブを選んでみてください。
キャンプでストーブを利用する際は、ストーブ自体が高温になるため取り扱いには注意が必要です。また、こまめな換気やストーブガードの設置で、思いがけないトラブルを未然に防げます。
キャンプストーブで快適な冬のキャンプを楽しんでくださいね。
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