2022年01月03日

停電時の冷蔵庫の保冷時間を延ばすためのコツ3つ・備えておくべき冷蔵庫対策を解説!

by DCM 編集部

公開:2022.01.03 06:00 更新:2022.01.05 11:32

もしもの停電時に「冷蔵庫は、どのくらい冷えたままなの?」と疑問に思われているかたもいるでしょう。

また、停電したときに「冷蔵庫の保冷時間を延ばしたい!」というかたもいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、冷蔵庫の保冷時間を延ばすためのコツ3つと食材を守るための冷蔵庫の備えや、停電が3時間以上続いた場合の対策を解説します。

停電時の冷蔵庫の使い方を知りたいときに、ぜひ参考にしてみてください。

停電時に冷蔵庫の保冷時間はどれくらい?冷気を保つためのコツ3つ

停電した場合、冷蔵庫は2〜3時間程度であれば冷気が保てます。ただし、冷蔵庫の使いかたによって保冷時間は異なるため、以下3つのコツを覚えておきましょう。

①扉の開閉を減らす

②保冷剤や冷凍食品を使う

③クーラーボックスに移し替えないようにする

停電時に冷蔵庫の保冷時間を保つために、何をするべきか知りたいかたは、ぜひ参考にしてみてください。

①扉の開閉を減らす

停電が発生した場合、まず優先するべきことは冷蔵庫の扉の開閉をなるべく減らすことです。冷蔵庫は、10秒間開けっ放しにしておくと、庫内の温度が3〜5度上昇するといわれているからです。

停電時に冷蔵庫から食材を取り出す際は、事前に何を出すかを決めてから扉を開けるようにしましょう。そうすることで、より長く保冷時間を保てるようになります。

②保冷剤や冷凍食品を使う

突然、停電した場合、冷凍室の保冷剤や冷凍食品を冷蔵室の一番上の棚へ移し替えましょう。

冷気が上から下へと冷蔵室に行き渡るようになるため、保冷時間をより長く保てるようになります。

ただし、冷蔵室に入れた保冷剤などが溶けて染み出す場合があるので、床に新聞紙や雑巾を敷いておきましょう。

③クーラーボックスに移し替えないようにする

クーラーボックスは、冷えるまでの時間がかかる上、移し替える際に冷蔵庫の扉を何度も開閉するため、冷気を逃がしてしまいます。

冷蔵庫の保冷時間を少しでも長くするためには、クーラーボックスに移し替えるのはやめておきましょう。

停電から食材を守るための冷蔵庫の備え

いつ復旧するか分からない停電から、冷蔵庫内の食材を守るために、以下のことを備えておきましょう。

ご飯やお茶を凍らせておく

ご飯やお茶を冷凍室で凍らせておくことで、停電時に冷蔵庫を冷やす保冷剤代わりとして活用できます。また、解凍すれば、非常食料として食べられてオススメです。

冷蔵室は7割を目安に入れる

冷蔵室に食材を詰め込みすぎると、冷気が十分に循環せず、室内の冷えが悪くなってしまいます。

そのため、冷蔵室には7割を目安に、冷気口をふさがないように入れるようにしましょう。

冷凍室はきっちり詰める

冷凍室に入れておく食材は、きっちり詰めて入れておくことで、冷凍効率が高まります。なぜなら、凍った食材が保冷剤の働きをして、お互いに冷やし合うからです。

冷凍庫により多くの食材を入れる際は保存容器の形を決めて、同じ形のものでまとめるのがオススメです。

家庭用蓄電池を導入しておく

家庭用蓄電池を導入しておくことで、停電時でも冷蔵庫内の食材を守ることが可能です。しかし、家庭用蓄電池を導入する場合、工事費が100万円を超える場合もあります。

そこで、停電時に冷蔵庫内の食材を守るために、家庭用蓄電池の導入を検討されている方には、「ポータブル蓄電池」という小型で安価なサイズがオススメです。

停電が3時間以上続いた場合の冷蔵庫対策

停電が3時間以上続いた場合、中に入っている食材が傷む可能性があります。ここでは停電が3時間以上続いた場合の冷蔵庫対策を紹介します。

いつ復旧するか分からない停電から、食材を守るために、冷蔵庫対策をしっかりと覚えおきましょう。

傷みやすい物から食べる

停電が3時間ほど続いた場合、生鮮食品(肉や魚など)や乳製品(チーズや牛乳など)は冷蔵庫から取り出しましょう。

そして、すぐに食べられる物は食べて、火が使える状況であれば早めに調理するようにしてください。

また、野菜や果物は、冬場は外に出しておいても問題ありませんが、夏場は傷みやすいので風通しの良い日陰に置くようにしましょう。

水漏れに注意する

停電すると、冷蔵庫の冷気や食品が解凍され水となり、水漏れが起こる可能性があります。そのため、水漏れに備えて新聞紙や雑巾、タオルを敷くとよいです。

また、水漏れが起きることで、停電から復旧した際に漏電してしまう可能性もあるので、水漏れは早急に対応しましょう。

食材の廃棄も考える

傷みやすい食材から消費していきますが、食べられずに傷んでしまった場合は、食材を廃棄することも考えなくてはなりません。

とくにIHクッキングヒーターを使用している家庭の場合は、加熱調理が難しく、食材の廃棄量が増えやすいことも視野に入れておいてください。

まとめ:停電時でも焦らず対応できるように、冷蔵庫対策をしておこう!

停電時の冷蔵庫の保冷時間は、2〜3時間程度であれば冷気が保てます。しかし、冷蔵庫の使い方によって、その保冷時間は上下するので以下のコツをきちんと覚えておいてください。

①扉の開閉を減らす

②保冷剤や冷凍食品を使う

③クーラーボックスに移し替えないようにする

また、停電が3時間以上続いた場合は、食材の廃棄も視野に入れつつ、傷みやすい物から食べるようにしましょう。

停電時でも焦らず対応できるように、本記事の内容を参考にして、停電時の冷蔵庫対策をしっかりと覚えておいてくださいね。

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