2021年03月01日

〈テントの種類と選び方〉テントの構造

by キャプテンスタッグ株式会社

公開:2021.03.01 00:00 更新:2021.10.04 16:23

テントはポールの組み方によって風などに対する強度が変わってきます。同時に組み立てやすさにも関係してきます。

代表的なテントの構造をご紹介していきますので、テントのを選ぶ時の参考にしてください。

ジオデシック構造

4本のポールを複雑に交差させることで交差点を増やし、生地の面を多くして半円形に近づけた構造です。

球形に近く、ポールの交差点も多いので、風に強く、耐久性もある。4本のポールを使用するので重量が重く、その構造により、他に比べて設営が難しいが、横風など耐風性がもっとも強い構造でもあります。

登山などに行く方は、このジオデシック構造がおすすめです。

ジオデシック構造のテント「一例」 

UA-1 エクスギア アルミファミリージオドーム6UV

クロスフレーム型(X型)

2本のポールを一点で交差させた、最も単純な構造です。

単純な構造なので設営が簡単。重量が軽く、コンパクトに収納できる。構造上、ポールには弾性に富む強い素材が要求されます。

耐風性も強度の高い半円形タイプに近いので優れているが、ポールの交差点の多いジオテック型に比べれば劣ります。

クロスフレーム型(X型)のテント「一例」 

UA-0048 クレセント3人用ドームテント

A型(H型)

2本のポールを三角形に組み、そのセンターにポールを通す設計です。

アーチ状でない分、ポールへのストレスが少ない。インナーがほとんど吊り下げ式なので設計が簡単。壁の面が垂直に近くなるので雨水がたまりにくく、高さのある空間を確保できます。

入口部を三角形にした構造は、上からの力に強いが横風に弱いので注意が必要です。

A型(H型)のテント「一例」 

UA-40 トレッカー ソロテントUV

魚座型

2本のポールを2箇所で交差させた構造です。

天井部が平らで面積が広く、内部での圧迫感が少なくなります。2点で交差するポールの構造によって、生地全体にテンションが加わり、テント自体の強度が強まります。

ポールの接点がX型より多くなる分、風など外部からの圧力に強くなります。

魚座型のテント「一例」

UA-19 エクスギア ソロテント

提供元︓キャプテンスタッグ株式会社https://www.captainstag.net/

新着記事