2021年02月11日
by 株式会社アタリヤ農園 |
公開:2021.02.11 00:00 更新:2021.10.04 16:23
「アスパラガス」は、以前は盛り土をして栽培する「ホワイトアスパラガス」が基準となっていました。近年は、盛り土しないで育てる「グリーンアスパラガス」が中心になってきています。「グリーンアスパラガス」の方が、栄養的にまた食味にも優れます。
ぜひ、みなさんも栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
ユリ科クサスギカズラ属の多年草で、学名は Asparagus officinalis。
ヨーロッパの地中海沿岸から西アジアが原産です。ヨーロッパでは、紀元前から栽培されてきたといわれます。わが国へは江戸時代に渡来し、食用としては大正時代に栽培が始まりました。現在では北海道と長野県が主産地になっています。和名では「オランダきじかくし」と呼ばれます。
タネから育てると、3年目から7~8年目まで植え替えないで収穫することができます。そのあとは根を掘りあげて株分けし、別の場所に植え直します。
「アスパラガス」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
冷涼な気候を好みますが、耐暑性も強いので暖地でも栽培できます。
アレロパシーが原因でアスパラガスが自家中毒を起こすことがありますので、栽培したことのない場所に植え替えたほうが賢明です。
「アスパラガス」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
タネは発芽しにくいので、まく前にお風呂のぬるま湯などに一昼夜漬けておきます。
連結ポットに2~3粒ずつ蒔くか、育苗箱に条間10センチくらいの間隔で条蒔きします。覆土は1センチくらいです。
発芽までは2~3週間から1か月ほどかかります。
発芽したら、混み合わないように間引いていきます。
本葉が3~4枚になったころ、3.5~4号のポットに移植して育苗します。
苗床が用意できるときは、20センチくらいの株間で仮植えし、育苗します。この方が、大きな株になります。
冬になり、地上部が枯死したら切り取ります。
酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり150gの苦土石灰を施し、よく耕します。
畝の真ん中に深さ30~40センチの溝を掘り、1平方メートルあたり3kgの完熟堆肥と150gほどの有機配合肥料入れて埋め戻します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
翌年の春、株間30~45センチくらい、深さ5~10センチほどに植えつけます。
株分けの場合は、長い根を切らないように注意して行います。
根が深く張るので、鉢植え利場合は、10号深鉢以上に1株を植え付けます。
畝の両側に支柱を立て、テープを張って、細い茎が倒れないようにします。
生育期は、1か月に1回ほど、有機配合肥料を畝の肩に追肥して土寄せします。
晩秋になって、地上部が枯死したら刈り取って焼却します。堆肥や油かすを追肥として施します。
植えつけ後2年目、長さが20~25センチになった芽を刈り取って収穫します。
若い株は、最初の数本だけを収穫し、後は残して株づくりに努めます。茎が伸びてきたら、1株あたり10~12本を残して、後は切り取って整理します。
アスパラガスは雌雄異株で、雌株と雄株があります。雄株のほうが収量が多いですが、雌株には秋に真っ赤な果実がつきます。
「アスパラガス」にはほとんど害虫がつきません。
提供元:株式会社アタリヤ農園
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