2021年01月01日

作業工具 カッターナイフ

by トラスコ中山株式会社

公開:2021.01.01 15:40 更新:2021.10.04 16:23

1. 基本説明

カッターナイフとは

紙やダンボール、壁紙、薄手のベニヤ板などを切るための工具。

刃幅・刃厚による 特長

カッター刃は主に以下の刃があり、使い分けることで作業効率が良くなります。

特大 H 型刃 刃幅 25 mm 刃厚 0.7 mm

・厚物などハードな作業に向いた特大 H 刃 ( 刃幅 25 mm 刃厚 0.7 mm ) 。

刃厚 0.7 ミリで刃の反りが少なく、極めてハードな作業にも対応できます。

大型刃では少し頼りなく感じる厚手の素材のカッティングに適しています。

大型刃 刃幅 18 mm 刃厚 0.5 mm

・あらゆる作業に適した大型刃 ( 刃厚 0.5mm) 。

あらゆる状況で確実にカッティングや加工を施せるよう、切れ味の鋭さはもとより、握りの安定感とブレードの強度を重視。

プロユースに応えるシリーズ。

小型刃 刃幅 9 mm 刃厚 0.38 mm

・家庭やオフィスなど一般的な軽作業に適した小型刃 ( 刃厚 0.38mm) 。

2. 種類

サイズによるタイプ

・封筒などの薄手の紙類のカットに ... 小型~中型タイプ

・段ボール箱の開梱・解体に ... 中型~大型タイプ

・薄手のベニヤ板などのカットに ... 大型~特大タイプ

小型タイプ

家庭、オフィスなどあらゆるシーンで活躍する、紙や封筒など薄手の紙類のカットに適しています。

大型タイプ(ネジロックタイプ)

ネジで固定するので刃をしっかりと固定できます。

大型タイプ(オートロックタイプ)

スライドタイプなので、刃の出し入れが簡単。

ワンタッチでしっかりロックすることが可能なオートロックタイプです。

刃の種類

ノコ刃 ・・・のこぎりのような刃を持ち、木材などをカットすることが可能です。

フック刃 ・・・ ロープなど、 ひも 状のものを切るのに適したタイプ。

ステンレス刃 ・・・ サビにくいステンレス製の刃を持つカッター。水回りなどにある物を切断するのに適しています。

プラ切り刃 (P カッター )・・・アクリル板やプラ板などを切断するのに適しています。

ノンスリット刃 ・・・刃折れ線がないカッターです。作業時の刃折れを防ぐことが可能です。

ノコ刃

クラフト用やホビー用の他、挽き廻し鋸として使えるものなど、さまざまな形状があり、用途によって使い分けが可能です。

フック刃

梱包で使われる PP バンド等を切るために使われる刃です。

通常のカッター刃だと段ボールと PP バンドの隙間に入りにくいですが、フック刃であればバンドをスムーズに切ることができます。

ステンレス刃

水に濡れてもサビにくいステンレス製の小型カッター用替刃。

プラ切り刃( P カッター)

アクリル・塩ビ板などの硬質プラスチック板専用。

ノンスリット刃

折れ線の無い替刃。

作業中に刃が折れたり、折った刃が商品に混入するおそれを軽減するノンスリット刃。

折る刃

刃を折るたびに切れ味がよみがえる折る刃式カッター用替刃。

特大 H 型、大型、中型、小型のサイズがあります。

黒刃

カッター替刃には、通常の刃の他に「黒刃」タイプのものがあります。

こちらは刃の研ぎ角度がより鋭角で、壁紙などをカットするプロの職人の方々に向いています。

ただし、黒刃は切れ味がより優れている代わりに耐久性では劣ります。

こまめに刃を折ってお使いください。

通常刃は切 れ味と耐久性のバランスがとれた万能タイプ、黒刃は切れ味を重視したタイプです。

3. 使い方・使用上の注意

・刃をあまり長く出し過ぎないようにして切ります。

押さえる方の手をカッターの進行方向に置かないように注意して下さい。

・カッターナイフ用の定規を使用する場合は、薄手の金属製ではなく、厚手で、裏に滑り止めの付いたものを使用してください。定規の背の部分にあるガイドに刃を垂直に当て、奥から手前へとまっすぐに刃を引きます。

定規はしっかり支えますが刃の進行方向に指がはみ出さないように注意しましょう。

・刃の切れ味が落ちてきたと感じたら、その都度こまめに刃を折り、常に新しい刃を使いましょう。

刃折り器などを使うと安全に刃を折ることができ、刃の回収もとても楽です。

・作業台に傷を付けないようカッターマットも使用します。

提供元:オルファ株式会社

URL:https://www.olfa.co.jp/index.html

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