2021年10月19日

キャンプ用ランタンの種類4つとは?選び方や使用時の注意点をわかりやすく説明!

by DCM 編集部

公開:2021.10.19 00:00 更新:2021.11.11 07:39

「キャンプ用ランタンとはどのようなものか知りたい」と気になってはいませんか。

夜のキャンプ場で活動するために必要なランタン。なんとなくイメージはつくものの、どのような種類があるのか知らない方もいるでしょう。

そこで、今回はキャンプ用ランタンの種類について紹介します。

また、キャンプ用ランタンの選び方や使用時の注意点も解説しているため、キャンプへ行くことを検討している方はぜひ参考にしてください。

キャンプで活躍する「ランタン」とは

ランタンとは吊り下げ式照明器具、手に持って移動したり、壁にかけたりすることが可能です。

夜のキャンプ場は明かりがないため、視野を確保するために持ち運びできるランタンが必要になります。

たとえばテント全体を明るく照らしたいときは上からぶら下げて使用したり、テント内で手元を明るく照らしたいときは机に置いて使用したりします。

外を歩くときには手にぶら下げながら足元を照らすといった使い方もあるのです。キャンプ以外に、災害時にもランタンは大活躍します。

停電になったときにすぐ明かりを確保できるため、自宅にひとつ持っておくと良いでしょう。

キャンプ用ランタンは4種類

ここでは、キャンプ用ランタンの種類を4つ紹介していきます。

キャンパーであれば必ずひとつは持っているものなので、自分に合うランタンを選ぶようにしてください。

LEDランタン

LEDランタンとは、省エネが魅力のLEDライトを使用したランタンで、火を使用しないので火傷や火災などの心配をせずに利用できます。

点灯時間が長い点が魅力で、30時間以上も利用し続けれるうえに、最大光量でも15時間以上も使用できます。

それにも関わらず、本体費用が3,000~4,000円程度と手に入れやすい点も魅力です。

一方、他のランタンの種類よりも光量が少ないのがデメリットでしょう。それでもキャンプサイト全体を照らすメインランタンとして利用できる程の明るさはあります。

ガソリンランタン

ガソリンランタンとは、ホワイトガソリンを使用したランタンです。光量が大きい点が魅力で、キャンプサイト全体を照らすメインランタンとしてよく利用されます。

ホワイトガソリンの引火する最低温度はマイナス40度とかなり低く、外気の気温が低く火力が落ちやすい冬でも、安定して利用できるのがガソリンランタンです。

しかし、使用前に給油やポンピングが必要となるため、気軽に使用できない点が欠点でしょう。

事前準備のやり方を覚えれば難しくはないものの、キャンプ初心者にとってはハードルが高いと感じる方も多いです。

ガスランタン

ガスランタンとは、ガス缶を使用したランタンで、キャンプ料理で使用するガスバーナーで利用できます。

キャンプ料理でガスバーナーを使用する場合、燃料を兼用できるため、手荷物を減らせるのもメリットです。

使用前の操作やお手入れも簡単であるため、キャンプ初心者にとって強い味方となるでしょう。しかし、他のランタンの種類よりも燃焼時間が短いといった欠点があります。

連続で点灯する時間は4~5時間程度であるため、長時間利用したい場合は定期的にガス缶を交換しなければなりません。

灯油ランタン

灯油ランタンとは、その名のとおり灯油を使用したランタン。燃料である灯油の値段が安いため、費用を抑えて利用できます。

また、灯油ランタンの容量にもよりますが、20時間以上といった長時間も利用し続けれる点も魅力です。

一方、点火するためには複数の手順を踏む必要があるため、キャンプ初心者にとっては難しいと感じる人がいます。

さらに使用時に不具合を生じさせないよう、日常的なメンテナンスも欠かせません。

キャンプ用ランタンの選び方

キャンプ用ランタンの種類を知ったところで、ここから重要な選び方についてです。

用途から選ぶ

どういった用途でランタンを使用するかで、選ぶランタンは異なります。主なランタンの使用用途は、以下のとおりです。

【キャンプサイト全体を照らすメインランタン】

キャンプサイト全体を明るく照らす場合は、屋外のポールにランタンをぶら下げて使用します。

広範囲を照らす必要があるため、1,000ルーメン以上といった大きな光量が理想です。

そのため、大きな光量が魅力のガスランタンやガソリンランタンが向いています。

【テント内を明るく照らす室内用ランタン】

室内ランタンはテント内で読書をするときなどに活躍するものであり、天井からぶら下げて利用することが多いです。

明るすぎると目が疲れてしまうため、150~300ルーメン程度の光量が適しています。

なお、テント内で火を使用したランタンは火災や一酸化炭素中毒の危険があるため、必ずLEDランタンを採用してください。

【周りを照らす卓上ランタン】

卓上ランタンは、食事や机を囲んだ談笑のシーンで活躍します。広範囲を照らす必要はないため、150~300ルーメン程度の光量で問題ありません。

安全性から選ぶ

子どもと一緒にキャンプするときなど、安全性の高いランタンを使用したいものでしょう。そういったときには、火を使わないLEDランタンがおすすめです。

火を使うガソリンランタンやガスランタン・灯油ランタンは火災を引き起こす原因になります。使用する場合は、子どもの手が届かない場所に慎重に置く必要があります。

一方、LEDランタンであれば、子どもが誤ってランタンを倒しても火災の心配はありません。

さらには、素手で触っても火傷の心配はなく、「楽しい思い出のはずが子どもの火傷でそれどころではなかった」なんて事態も防げるのです。

点灯時間から選ぶ

ランタンによって点灯時間はさまざまです。点灯時間が短いランタンを選ぶと、定期的に燃料を補充する必要があります。

補充の手間や時間がかかるうえに、予備の燃料の荷物も増えてしまうため、夜の活動時間や宿泊期間を考慮して選びましょう。

なお、1泊程度の短期間のキャンプであれば、7時間使用できるもので十分です。2泊以上であれば、10時間以上使用できるものをおすすめします。

デザイン性から選ぶ

キャンプ用のランタンには、スタイリッシュのものや丸みを帯びた可愛らしいものなど、さまざまなデザインのものがあります。

明かりが灯るランタンは、キャンプ場で写真映えするアイテムの一つです。キャンプで思い出に残る写真を撮りたいのであれば、デザイン性の高いランタンを選ぶと良いでしょう。

また、形だけではなく、赤色や黄色などさまざまな色のランタンがあります。ランタンは使い捨てのアイテムではないため、長期的に気に入って使えるデザインを選んでみてください。

光の色から選ぶ

使用用途やつくりたい雰囲気から、ランタンの光の色を選ぶと良いでしょう。白色光は明るくはっきりと周りを照らすため、料理など作業をするときに向いています。

また、オレンジ色のような暖色の光は周りをふんわり照らすため、癒しの雰囲気をつくりたいときに向いています。

暖色の光は白色光に比べて実用性は劣るものの、室内でゆったりとくつろぎたいときには最適です。

キャンプ用ランタンを使用する際の注意点

光量の大きいランタンは周りを明るく照らせるため、キャンプ場では大いに活躍するアイテムです。

しかし、屋外の机で光量の大きいランタンを使用すると、光に引き寄せられて虫が集まってきてしまうので注意しましょう。

そのため、身の回りで使用するランタンは光量の小さなものを使用して、光量の大きいランタンは虫除けとしてメインランタンに使うようにしてください。

まとめ:ランタンの種類の特徴を理解して、使用するものを選びましょう!

今回は、キャンプ場で使用するランタンの種類について説明しました。

それぞれのランタンにはメリットやデメリットがあります。用途によって、どのランタンを選ぶか考えてみてはいかがでしょうか。

その他にも、本記事ではランタンの選び方も説明しました。本記事で説明したランタンの選び方や使用時の注意点を参考にして、キャンプ場で楽しい時間を過ごしてみてくださいね。

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