2021年02月01日
by 株式会社アタリヤ農園 |
公開:2021.02.01 16:00 更新:2021.10.04 16:23
「かぶ」は日本各地で栽培されている根菜の1つです。
漬物や汁物などに使用される親しみのある野菜です。
小さいものから大きいもの、またカラフルなものなで様々な品種があります。
みさなんも是非、栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!!
アブラナ科アブラナ属の多年草で、学名は Brassica campestris var. glabra。
ヨーロッパから中央アジアが原産です。古くから栽培され、わが国へは弥生時代に中国から渡来しました。「あぶらな」の変種で、根を食べるように改良されました。わが国の「かぶ」を大別すると、東日本の小かぶ(ヨーロッパ型)と西日本の大かぶ(アジア型)になるそうです。春の七草のひとつで、「すずな(菘)」とも呼ばれます。
「かぶ」は、わが国の各地で多くの地方品種が形成されています。その根の色から、「白かぶ」と「紫かぶ」、「紅かぶ」とに区分されます。耐寒性のかなり強いものが多く、概して「白かぶ」系よりも「紫かぶ」や「紅かぶ」系のほうが強いです。
「かぶ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
冷涼な気候を好み、耐寒性があります。また暑さにはやや弱い性質です。
連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
「かぶ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
畝の真ん中に深さ20~30センチの溝を掘るか、畝の全面に、1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
畝の表面を木ぎれなどで均し、条間20センチ、深さ1~2センチほどのまき溝をつけます。
タネを1センチくらいの間隔で条まきします。覆土を掛けて軽く転圧し、たっぷりと水を与えます。
双葉がでたころに、3センチ間隔に間引きます。
本葉が2~3枚のころに、5~6センチ間隔に間引きます。
本葉が5~6枚のころ、大かぶは15~20センチに、小かぶは8~10センチ間隔に間引きます。間引いた株は、間引き菜として利用してください。
2回目の間引きの後に、条間に化成肥料を追肥として施し、土寄せします。
3回目の間引きの後に、条間に化成肥料を追肥として施し、土寄せします。
アブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。
ただし、アブラナ科の植物なので、スミチオン系の殺虫剤を散布すると薬害がでます。
根が太ってくると、地面からせり上がります。大かぶは直径10センチ、小かぶは直径5センチくらいになったら収穫します。
葉も栄養価が高いので、緑黄色野菜として利用してください。
「かぶ」には、コナガの幼虫が大敵です。アブラムシやヨトウムシなどにも注意が必要です。
提供元:株式会社アタリヤ農園
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