2021年04月04日
by 株式会社タカギ |
公開:2021.04.04 10:00 更新:2021.10.04 16:23
ガーデニングや家庭菜園を行っている方なら「コンパニオンプランツ」という言葉をご存じの方も多いと思います。
しかし、その意味はなんとなく知っていても、実際のところ「コンパニオンプランツとして何を選べば良いの?」「一体どんな効果があるの?」など、疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、お庭作りに役立つ、コンパニオンプランツについてご紹介します。
「コンパニオンプランツ」とは「共生植物」「共栄植物」とも呼ばれています。
栽培中の植物の近くに植えることで、さまざまな良い効果をもたらしてくれる植物のことです。
植物にはそれぞれ、集まりやすい虫やかかりやすい病気などがあります。
それらの特性をもとに違う種類の野菜を2種以上、またはハーブ類と野菜類を一緒に栽培することにより、病害虫を防いだり、成長を促進させたり、作物の風味を良くしたりするほか、農薬や化学肥料の使用量を減らす効果も期待できるなど、幅広いメリットがあるといわれています。
害虫などの被害を抑え、エコロジーに植物を育てる方法の1つとして利用される、コンパニオンプランツ。
その組み合わせにはそれぞれ相性があり、ラディッシュとトマトいった野菜同士や、ローズマリーとにんじんといったハーブと野菜など、良い効果を与え合うといわれる組み合わせが多数あります。
ここでは、お庭で育てる野菜として人気があるトマトやきゅうり、ナスなどと相性が合うとされる、コンパニオンプランツとしておすすめのハーブをご紹介します。
独特な香りと味が特徴のパクチー。コリアンダーとも呼ばれている香草の1種で、近年はその栄養素の高さと美容効果が注目され、ますます人気を高めつつあります。
そんなパクチーも、実は非常に優れたコンパニオンプランツになる植物の1つです。
パクチーは虫よけ効果が抜群のため、野菜などの作物全般に適するコンパニオンプランツといわれています。
特に、トマト、キャベツ、レタス、スープセロリと相性が良く、それらの野菜につきやすいアブラムシやコナガ、ハダニを遠ざける効果があります。
マリーゴールドの根から出る分泌液には、植物の根に寄生する害虫「センチュウ」を寄せ付けない効果があるほか、コナジラミやアブラムシなど地上の害虫予防にも役立ちます。
根菜類や球根植物、マメ科の植物のほか、トマトやきゅうり、ブロッコリーなどとの相性が良く、マリーゴールドの種類によっては一部の雑草を生やしにくくする効果を持つものもあります。
水分をたくさん吸収する特性があるため、水分を少なめにして育てると甘みが増すとされるトマトをはじめ、桃や杏など果樹のコンパニオンプランツとして混植されることが多いハーブの1つです。
バジルは、ハエや蚊、コナジラミ、アブラムシなどの害虫を寄せ付けない効果があるため、アブラムシがつきやすいとされる、キャベツや小松菜、チンゲンサイ、ブロッコリー、オクラ、ナスなどのアブラナ科野菜のコンパニオンプランツとしても適しています。
ハーブティーや入浴剤、香料としても人気のあるカモミールは「植物のお医者さん」とも呼ばれており、他の植物を元気にする力があるといわれています。
かぶやキャベツ、ハクサイ、ブロッコリーなどのアブラナ科全般の野菜や、きゅうり、セロリ、玉ねぎなどとの相性が良く、生育を促進させ、風味を良くする働きがあるため、コンパニオンプランツとしても利用されています。
カマキリやテントウムシを寄せ付けることで、作物栽培の妨げとなるモンシロチョウやアブラムシが寄ってくるのを防ぎ、害虫被害を最小限に食い止める効果を発揮します。
提供元:株式会社タカギ
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