2021年02月20日

〈ドッグデータベース〉スキッパーキ

by ネスレ日本株式会社

公開:2021.02.20 00:00 更新:2021.10.04 16:23

スキッパーキのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。

※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。

スキッパーキ

スキッパーキという名前は、「小さな船長」や「小さな船乗り」という意味があります。小柄ながら非常に活発で、走っていると黒い弾丸といったスピード感あふれる動きに目を奪われます。トレーニング自体は飲み込みが速く、簡単に行えます。しかし、幼いころに社会性が養われていないと、頑固でわがままになってしまいますので注意しましょう。

飼う際の注意点

■旅行・移動に対応する適応力:高め

■留守に対する適応力:高め

■子どもに対する適応力:高め

性格は?

身体は小さくとも、大きな船を守ってきた番犬がルーツです。その気質は今も残り、自信に満ち溢れた勇ましい犬です。見知らぬ人には用心深いのですが好奇心はあります。猫やほかの犬などのペットとも仲良くできますが、自宅に突然訪問してくるものには警戒します。その場のテンションによっては愛想を振りまくかわいらしい性格です。

必要とされる運動量

元気いっぱいのスキッパーキですが、膨大な運動量は必要ありません。ただし、ふつうの小型犬と同様の簡単な散歩ではなく、30分程度の駆け足を取り入れた散歩を、毎日2回と、ドッグランなどで自由運動ができると理想的です。

特徴

■原産国:ベルギー

■犬種分類:牧羊・牧畜犬

■色・模様:ブラック

■毛質・毛の長さ:セミロング(中毛)

■抜け毛:中程度

■サイズ:超小型~小型

■目安となる体高・体重

体高:雄(オス)28~33cm・雌(メス)25.5~30.5cm、体重:平均4~7kg

■一日に必要な散歩量:中程度

■活発度:中程度

起きやすい病気/ケガ

遺伝的に、甲状腺からのホルモン分泌低下により元気がなくなり、脱毛などを発症する甲状腺機能低下症、大腿骨頭への血液供給が悪化し、壊死してしまうレッグ・カルベ・ペルテス病、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全があります。肥満傾向にあるので、食事と運動のバランスに注意しましょう。

歴史

ベルギーのフランダース地方で飼われていたルーベルナールという犬種が祖先です。大型に改良したものがベルジアン・シェパード、小型化したのがスキッパーキと考えられています。

スキッパーキは、17世紀には知られていて、主に運河に係留している船や小型の貨物船でネズミなどの害獣駆除や警備のために使われていました。1880年に最初にドッグショーに出演し、1888 年には公式に「小さな船長」や「小さな船乗り」という意味のスキッパーキの名前になりました。1904年にAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)に公認されました。

ドッグショーでの評価基準

前頭部がいくぶん幅広く、目に向かって狭くなり、横から見るとわずかに丸みを帯びています。マズルはとがっていて、長すぎることはありません。ストップも深すぎず、小さな鼻です。目はダーク・ブラウンで、大きく、ややオーバル(卵型)です。耳は小さい三角形で、直立して、高い位置にあります。胴体は短く、ずんぐりしていて、胸は前から見ると幅広く、胸底が深くなっています。尾は無尾です。四肢は脚が完全にまっすぐで、胴体の真下にあります。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

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