2021年09月12日

キャンプ初心者が絶対に知っておくべきキャンプ場でのルールやマナーを解説!

by DCM 編集部

公開:2021.09.12 08:00 更新:2021.10.04 16:23

近頃キャンプに行く人が増えましたが、その分トラブルも増加していることが問題視されています。自然の中でのびのびできるキャンプですがそこにはキャンプならではの守るべきルールやマナーがあります。それを知らずに行くと、他の人に迷惑をかけたり、危険な目にあったりするかもしれません。

今回は初心者が絶対に知っておくべき、キャンプ場でのルールやマナーを解説します。これを読んで、楽しくキャンプを満喫してください!

キャンプ場のルールを確認

キャンプに行く際、最初にやらなければいけないこと。それは、これから行くキャンプ場のルールを確認しておくことです。

キャンプ場のルールは、場所によって違うこともよくあります。ある場所では許可されていたことが、別の場所では禁止されているなんてこともあります。

そしてキャンプ場のルールについては、必ず行く前に確認しておきましょう。場所によって持ち物が変わる可能性があるからです。例えばごみを全て持って帰らなければいけないキャンプ場なら、あらかじめ大きなごみ袋を用意しなければいけません。キャンプ場に着いてから気づくのでは遅いです。

チェックイン時間を守る

キャンプ場にはチェックインの時間、つまり入場する時間が決まっています。この時間をしっかり守るようにしましょう。遅刻するのは当然だめですが、早すぎるのも良くありません。

初心者で真面目な方がやってしまいがちですが、早すぎるとまだ前のお客さんがいたり、清掃作業が終わっていなかったりする場合があります。「アーリーチェックイン」として有料で受け付けている場所もあるので、事前に確認しておきましょう。

チェックアウト時間を守る

チェックインの時間があるなら、当然チェックアウトの時間もあります。こちらもちゃんと守りましょう。次のお客さんがいる場合、チェックアウトの遅れはキャンプ場だけでなくそのお客さんにも迷惑をかけるので、チェックイン同様もしくはそれ以上に注意する必要があります。「レイトチェックアウト」という有料オプションがある場合もあるのでチェックしておきましょう。

特に初心者のうちは、撤収作業に時間がかかります。朝の自然を楽しみたい気持ちはぐっと抑えて、時間に余裕をもって作業しましょう。

ゴミをきちんと片付ける

キャンプ場で深刻なのが、ごみの問題です。出したごみはしっかり片づけましょう。ごみをほったらかしで帰るのは論外ですが、捨てる時も注意が必要です。分別の仕方や捨てて良いごみの種類などはキャンプ場ごとに違う可能性があります。

そもそもごみを捨ててはいけない場所もあります。冒頭でも触れましたが、キャンプ場のルールは事前に確認することです。ごみの片づけは、出発前から始まっています。

火を放置しない

焚き火やランタンなど、キャンプでは火を扱うことが多いです。長時間離れる時などは火をちゃんと消しましょう。普段火をつけたまま生活することが少ないため、うっかりつけっぱなしで離れてしまうことがあるので注意が必要です。引火する危険はもちろん、風向きによって他の人に煙が向かい迷惑をかける可能性もあります。

また、焚き火をするときは、基本的に焚き火台を使いましょう。地面に直で焚き火をするとキャンプ場が傷むからです。そもそもほとんどのキャンプ場が直での焚き火を禁止しています。さらに焚き火台の下に耐熱シートも忘れずに。

出た灰は灰捨て場に捨てますが、捨て場がない場合に備えて火消壺もしっかり持っていきましょう。備えあれば憂いなしです。

消灯時間を守る

消灯時間が決められている場合は、しっかり守りましょう。その時間に寝ないとしても、ランタンの光を小さくし、話し声は極力抑えることです。静まり返ったキャンプ場では、思った以上に声が響いてしまうものです。友達と行く場合は盛り上がりやすいので、夜にはしゃがないよう事前に念を押しておきましょう。

声だけでなく、車のドアの開け閉めの音も注意が必要です。閉める時に普段の癖で思い切り閉めると、回りを驚かせかねません。開閉の頻度をできるだけ減らし、そして静かに行いましょう。

また周囲に消灯時間を守らない人がいた時は、直接注意するのは控えた方が良いです。トラブルになりかねません。キャンプ場の管理人を経由して伝えるようにしましょう。

テントやタープをしっかりと設営する

テントやタープの設営は、しっかり行いましょう。風で飛ばされると大変危険です。地面に突き刺して固定するペグは固く尖っているので、飛ばされて人に当たると大けがを引き起こしたり、自動車などを破損したりする恐れがあります。慣れないうちはもちろんのこと、ある程度経験を積んでからも用心する必要があります。

運転に気を付ける

車でサイトまで行けるオートキャンプ場では特に、運転には気をつけましょう。キャンプ場は、他の人のテントが並んでおり植物も多いので視界が悪いです。子どもが飛び出す危険が常にあることを意識して、運転は最徐行をしましょう。

また、人が近くにいなくても、砂ぼこりが舞うと迷惑ですし、荒い運転は回りの人を不快にします。視界が確保されていたとしても、ゆっくり丁寧な運転を心がけましょう。

共有スペースをきれいに使う

共有スペースはきれいに使いましょう。特に炊事場やトイレなど水回りは、汚れていると不快の度合いが高いので注意です。スープ類も流すと詰まるので、余ったものは持ち帰りましょう。

また、水を流しっぱなしにしてビールなどを冷やしている場面を見かけることがありますが、あれもNGです。「他にも蛇口がたくさんあるから」と一人が始めると、他の人もやり出します。そうならないとしても、自分勝手な行動は目にするだけで他人に不快感を与えます。

キャンプ場の全員が気持ちよく過ごせるように配慮しましょう。

他人のサイトを横切らない

個々で借りているスペースを「サイト」と呼びますが、他人のサイトは横切ったり侵入したりしないようにしましょう。植え込みやロープで区切られている「区画サイト」は境界が分かりやすいですが、そういうものがない「フリーサイト」は特に注意が必要です。

相手の物に手が届く距離では近づきすぎです。最悪の場合泥棒と思われてしまいます。子どもはサイトを気軽に通ってしまうので、しっかり言い聞かせるようにしましょう。

自然を大切にする

自然を楽しみに行ったキャンプで、誰かがそれを壊したり汚したりしていたら嫌ですよね。自然には惜しみない敬意をもって接することが必要です。子どもがいる場合は、自然の大切さを教えるチャンスでもあります。大人が見本を見せてあげましょう。

気軽にやってしまいがちなのは、木の枝などを切って薪にすること。当然これもダメです。景観が損なわれますし、そもそも乾燥していない木を使っても燃えません。薪はちゃんと購入してくださいね。自然も含めてキャンプ場から借りているのだと意識しましょう。

子供から目を離さない

子どもが巻き込まれた痛ましい事故のニュースを毎年目にします。それらは大人がちゃんと見てあげることで防げます。水場など危ない場所で遊ばせる時や、設営・撤収など大人の目が離れやすい時は、子どもを見ている担当を決めるようにしましょう。

また危険な場所でなくても、子どもを遊ばせる時は注意を払ってください。遊びに夢中になると他の人に迷惑をかけやすくなります。もちろん大人でも、羽目を外しすぎないよう気をつけましょう。

まとめ

キャンプでの基本的なルールやマナーを紹介しました。「当たり前だよ」とか「言われなくても分かる」と思った方もいるかもしれません。しかしキャンプではつい開放的になって、普段しないようなミスや緩みが出てしまうものです。

キャンプをする際は、これらをしっかり意識した上で、自分だけでなく皆が楽しめるようにしてくださいね!

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