2021年01月16日
by 株式会社須佐製作所 |
公開:2021.01.16 14:40 更新:2021.10.04 16:23
~金槌・ハンマー何でも豆知識~
今回は〈玄能について〉ご紹介していきます。
古くは、頭の部分に鋼がついた鉄製のもので、柄は主としてカシ材を用い軟らかい地金を鍛え重ねて頭を造っております。その両端に鋼鍛接したものを指し、ここが金鎚とかハンマーとはまったく異なっております。最近は付鋼のものはほとんどなく、丸鋼口を部分焼きしてあります。柄穴は特殊孔明け加工により、各製品別に規格寸法を決めており、「孔」の内部には「ギザ」を付けて柄が抜けない様に工夫されてあります。又、手にフィットしやすい形状で使い易さは抜群です。
とんとん昔に、栃木県の那須野々原という所に奇妙な石があったそうな。ある日のこと、その石の上を一羽のカラスが飛んでいったと。
すると、石の真上に来た時に突然バサッと落ちてしまったそうな。またある日には,石のすぐそばに落ちていた木の実を拾おうとしたタヌキが石に手を触れたらその場でぱったりと倒れてしまったと。
その昔に、村の一人が畑を荒らす悪いキツネをこらしめようと罠をかけたところ9匹のキツネが捕まったそうな。
そこで村の人々はキツネどもを川にドボンと投げたとさ。その時のキツネたちがその石に化けたのだと村に人々はうわさして、この石を「殺生石」と呼んでいた。
そんなうわさを聞きつけた高徳の禅僧である玄翁和尚という人がこの村にやって来た。玄翁和尚は「おりゃー」と気勢上げながら殺生石めがけて鉄鎚を振り下ろして砕き割ってしまったと。するとどうだろう、粉々になった石の上をカラスや雀も飛んでも何も起こらなくなったそうな。
それから、鉄鎚を玄翁和尚の名前を取ってゲンノウと呼ぶようになったとさ。
手作りのものは加工のやり方により、穴の中が少し狭くなっており、柄を入れてクサビを打つと柄が抜けにくく、万一抜けるようであればクサビを穴に対してタテに打つ直すと驚くほど抜けにくくなります。
クサビのサイズは各種ありますのでそれぞれにあったものをお選びください。
先づ、柄の端(鎚のついている反対側)を持ちます。
軽くたたく時は肘を支点とし、手首にははずみをつけてたたきます。
肘を中心として打つとコンパスと同じで、中心の定まった半径の円を描くために確実に打てます。
強くたたきときは腕の付根を中心に腕を半径に動かせばもっと力が入り、両手も持ってたたく大鎚の場合は腰を支点として上体にはずみをつけて打ちます。
瞬間に釘の中心線と鎚の頭の中心線が一直線になるよう位置を決める必要があります。
どんなに硬く束をいれても多少は緩むもので、空気が乾燥している時はなおさらです。この時、くさびを入れ直すのが一番よいのですがすき間に紙をはさむだけでも緩みは止まります。試してみてください。
選ぶポイントは、製品の使用目的に合った重量と形状を確かめることです。
形状については、使用する職種の名称がついているものが多く、案外わかりやすくなっています。
しかし、フチの表面にきざみの入ったものや、釘ぬきのついたものでは柄との接合部がぐらつくものもあります。
柄も鉄製ながら全部軟鉄の弱いものなどがあるため、これらは避け、また釘の太さ長さにあわせて選ぶことも大切です。(釘ぬきに使用する場合は長めの釘はさけて下さい。)
提供元︓株式会社須佐製作所
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