2021年01月30日

寒い日の足元をおしゃれに、温かく  冬に恋しいブーツ物語

by ジョンソン株式会社

公開:2021.01.30 15:40 更新:2021.10.04 16:23

秋冬のおしゃれに欠かせないブーツ。でもひとくちにブーツと言っても色々な種類と形状、デザインがあり、それぞれ異なる名前や歴史を持っています。そう、ブーツの世界はなかなか奥深いもの。生まれた背景や特長の由来を知ると、ブーツ選びもより楽しくなって、コーディネートのヒントになることも。今回はブーツのまめ知識と共に、忘れてならないお手入れ方法やニオイ対策をお届けします。

History of boots

乗馬用の靴から労働者のための安全靴、そしてファッションアイテムへ。物語で彩られたブーツの歴史。

ブーツはそもそも乗馬道具のひとつであり、足を保護するために作られた靴。中世ヨーロッパでは騎兵が履く靴として重用され、やがて馬術が英国貴族のたしなみとされ始めた18世紀頃から、乗馬用の靴として広く発展していきました。現在のロングブーツの定番、ジョッキーブーツは、まさに当時の貴族たちが愛用していた乗馬用ブーツがルーツ。脚にぴったり沿ったエレガントなシルエットが特長で、美脚効果も叶えるデザインは今も変わらぬ人気を集めています。また一方、ここ数年のトレンドアイテムであるショートブーツの原形となるのが、アメリカの労働者たちが安全に働けるように考慮された丈夫なワークブーツ。労働にも様々な職種があるように、それぞれの仕事に最適なデザインや仕様に細かく枝分かれされています。その種類や名称、デザインの特長を知れば、今日からあなたはちょっとしたブーツ通。せっかくならば自分のお気に入りのブーツの正式名称を覚えておくと楽しいですね。

あのブーツの正式名称や由来、あなたはどれだけ知っている?

Work boots(ワークブーツ)

その名前の通り、労働者が作業時に履くために作られた丈夫なブーツ。スタイルと機能は多岐に渡り、アメリカでは森林伐採、道路工事、電線敷設などの職種によって、様々なワークブーツが生まれた。本来はくるぶしくらいまでの高さがある、紐で締め上げる形式の編み上げブーツを指すが、現在はカジュアルなショートブーツの総称として呼ばれることが多い。

Engineer boots(エンジニアブーツ)

ワークブーツの一種で主にエンジニアに用いられていた安全靴。履き口に付属したストラップでフィット感を調整するのが特長で、足場の悪い現場で靴紐を踏むなどのトラブルを防ぐために生まれた。ワイルドな表情とマニッシュなデザインが魅力。

Pecos boots(ペコスブーツ)

農作業をするために生まれたワークブーツ。米国テキサス州のペコス川が名前の由来とされ、その一体のファーマーが農作業時に履いていたブーツが原形となっている。丸みのあるつま先と、履き口のプルストラップ、ハーフ丈が特長。

Side Goa boots(サイドゴアブーツ)

くるぶし周辺の両脇にゴム布製のマチが付いたショート丈からアンクル丈のブーツ。1830年代中頃にロンドンの靴屋がビクトリア女王のために、脱ぎ履きがしやすくフィット感に優れたブーツを作るべく考案したとされる。

Chukka boots(チャッカブーツ)

2~3組の紐穴・はと目を持つくるぶし丈のブーツ。英国のポロ競技で使われたブーツが起源ともされ、ウインザー公がよく着用したことで人気の火がついた。スエードやヌバックなどの起毛素材を使ったものが多く、現在ではきれいめなカジュアルコーディネートの定番となっている。

Mouton boots(ムートンブーツ)

ファッションアイテムとしても人気の高いムートンブーツ。もともとはオーストラリアの農夫たちが防寒のために羊の毛皮を脚に巻き付けたのが始まりとされる。ふかふかの履き心地と暖かさはまさに別格。

Country boots(カントリーブーツ)

英国貴族が狩りなどのアウトドアに出かける際に着用したのが始まり。実用性を追求しながら、ウイングチップをポイントにしたデザインはどこかエレガント。上品に大人っぽく履きこなせる大人のブーツ。

BOOTS CARE ブーツのお手入れ

冬の間ずっと大活躍のブーツ。おしゃれにカッコよく履くためにも、お手入れはしっかりと!

誕生秘話や名前の由来を知って、ますます愛着がわいてきたマイブーツ。お気に入りのブーツを長持ちさせるためには、しっかりとしたお手入れと、きちんとした保管がポイントです。長く履ける一足に育てるつもりで、普段から愛情を注いであげましょう。

新調のブーツを下ろす前に防水ケア

皮革は水に弱いもの。ブーツのファーストケアとして防水保護スプレーをかけておくと安心です。まず目立たないところに使ってから、全体に吹き付けましょう。

履いたあとにはホコリや汚れをしっかり落とす

ブーツの表面を靴ブラシで念入りにブラッシングします。靴底や隙間など、泥などがたまりやすい場所は歯ブラシタイプのものを使用。

月に2回は念入りにお手入れ

皮革用クリーナーでブーツ全体を拭き上げ、汚れを落としてから乳化性クリームで栄養補給。仕上げは油性クリームを薄く均一に塗り広げ、革に光沢をあたえ保護します。※革に合わないクリームやクリーナーの使用は変色やひび割れの原因となる場合があるのでご注意ください。

シューキーパーを活用する

靴をお手入れするときも休息させるときも、できるだけシューキーパーを使いましょう。形を整えシワを伸ばし、仕上がりをキレイにしてくれます。

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提供元:ジョンソン株式会社

https://scjcatalog.johnson.co.jp/life/bitekilife/index.html

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