2021年02月01日

胡蝶蘭が化粧鉢に入った寄せ植えになるまで・・・

by 赤平オーキッド株式会社

公開:2021.02.01 06:00 更新:2021.10.04 16:23

鉢に収められ、花が美しく映えるようきれいに整えられた胡蝶蘭。
胡蝶蘭の鉢物はいったいどのようにして作られるのでしょうか。
鉢の中にたくさんの水苔が詰められている?それとも…
今回は、そんな胡蝶蘭がよくお店で見かける3本立てや5本立てになるまでをご紹介します。

1.胡蝶蘭を選定します。

胡蝶蘭の鉢物には3本立てや5本立てなど、お花の本数による規格や、30輪ものや36輪ものなど花の数に応じた規格などがります。

その規格に合わせて株を選定していきます。

つぼみ落ちや、花にシミや傷がないかなどをしっかり確認しながら慎重に選びます。

2.胡蝶蘭を化粧鉢に入れる前に・・・

胡蝶蘭を化粧鉢に入れる前に、鉢底や空白部分に発砲スチロールを入れ、高さやバランスを合わせたり、株が動かないよう針金を駆使して固定します。

このように、鉢物とは言っても株がビニールポットに入ったのままの状態で発泡スチロールで固定されているのが一般的です。

3.胡蝶蘭を仕立てます。

大体の形が決まったら、今度は針金を使用してお花が最も美しく見えるよう花の曲がりを一定に揃えていきます。

花茎は繊細なため、簡単な衝撃で折れてしまいます。

折らないよう丁寧に曲げていくのは至難の業です。

4.最後に仕上げます。

仕立て作業が終わったら、鉢の中に飾りの水苔を入れて葉をきれいに拭き上げます。

この作業も、仕立てられたお花や葉が傷つかないよう丁寧に行います。

5.出荷の時は丁寧に梱包します。

仕上がった鉢の寄せ植えは輸送中に傷つかないように梱包していきます。

お花を特殊な加工がされたビニールで包み、花が動いてぶつかり合わないようビニールひもで固定し、出荷用の段ボールに入れて出荷されています。

最後に…

このように、胡蝶蘭の鉢物はお花を最大限楽しんでいただけるよう、一鉢一鉢手間暇かけて作られています。

そんな胡蝶蘭を長く楽しむためにも、お花に合った管理をしていきたいですね。

次回からは管理方法についてご紹介していきます。

●赤平オーキッドは「花のある暮らし」の豊かさをより広めると共に、花がもたらす潤いや喜び、安らぎのある暮らしを「花文化」として全国に発信、普及させていきたいと願っております。

提供元:赤平オーキッド株式会社

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