2021年01月07日
by 和平フレイズ株式会社 |
公開:2021.01.07 13:40 更新:2021.10.04 16:23
日々の料理のパートナー「フライパン」快適に使えていますか?
「ちょっとこびりつくようになってきたけどそのまま使ってるのよね…」
「最近買い換えたばかりなのにもう滑りが悪くなってきた気がする。もう少し長く使うにはどうしたらいいかしら?」
そんな悩める皆さんに、フライパンの内面コーティングをなるべく長持ちさせる方法をご紹介しております。
「内面コーティングを長持ちさせる方法」と、「寿命を短くしてしまう方法」を1か月間比較した検証レポートをお届けします!
・中火以下で加熱する
・油を引いて調理する
・角の鋭利な金属ヘラの使用を避け、木べらや樹脂製のツールを使う
・料理を入れた状態での保存は一晩まで
・調理後にフライパンを急冷しない
・やわらかいスポンジで洗う
実際に1か月検証してみて、特にフライパンの寿命に大きく関わると感じた部分を紹介します。
ここは使い比べて特に実感した部分です。まずフライパンに油を引くか引かないかは本当に大切なポイントです。
内面ふっ素樹脂加工のフライパンはこびりつかないから油は使わなくても大丈夫!そんな風に思ってしまうかもしれませんが、その使い方だと内面コーティングの寿命を短くしてしまいます。
というのも、フライパンの表面の温度は普通に調理しても200〜300℃近くまで上がります。油を引くことは、フライパン内面のふっ素樹脂加工を守る役目もあるのです。
また、同時に急激に温度を上げない役割も担っています。長く使うためには必ず油を引きましょう!
これも長く使っていくためには気をつけたいポイントです。弊社では金属ヘラの使用がOKなコーティングのふっ素樹脂加工フライパンも扱っています。どうしても金属ヘラを使いたい場合は、このようなフライパンを選ぶのがいいと思います。
ですが、フライパンを長く使っていくためには、なるべく角が丸いものや樹脂製、または木製のヘラを使うことをおすすめします。どんなに強力なコーティングを施したフライパンでも、角が尖ったヘラを使用すると目に見えない小さな傷が積み重なってこびりつきの原因になってしまいます。
摩擦を繰り返すことで表面のコーティングは確実にすり減っていくため、長く快適に使うにはなるべく角が丸いものや樹脂製、または木製のヘラを使ってみてください!
ここからは実際に1ヶ月間毎日フライパンを使った様子をお伝えします!
【期間】
・フライパンを平日の昼食作りに使用(1日1回)。
・1か月のうち、計15回使用した結果になります。
【フライパン】
ガス火専用 ふっ素樹脂加工フライパン20cmを、以下の2通りの使い方で比較。
【長持ちする使い方】
・油を引く
・中火以下で加熱する
・角の丸い金属ヘラまたは木ベラを使用する
・調理後にフライパンを冷ましてから洗う
・洗うときはスポンジの柔らかい部分で洗う
【寿命を短くする使い方】
・油を引かない
・強火で加熱する
・角の鋭利な金属ヘラを使用する
・調理後にフライパンを急冷する
・スポンジの硬い部分で洗う
初日は野菜炒めを作りました。
一回の調理では肉眼では変化はありません。
2日目は親子丼、3日目は生姜焼きを作りました。
4日目はオムライスです。たまごもきれいに焼けました。
ここで初めて寿命を短くする使い方のフライパンに傷が入りました…
5日目はパンケーキに挑戦!生地がこびりつくことなく焼けました。
どんどん傷が増えていきます…
ワンパンパスタを作りました。20cmの小さめのフライパンでもワンパンパスタ が作れるという新発見。
チキンのタルタルソースがけを作りました。調理中、寿命を短くする使い方のフライパンは肉がこびりつき、少し調理しづらいと感じました。
寿命を短くする使い方のフライパンは、手で触ると表面に少しざらつきが確認できます。
鮭のムニエルを作りました。魚にきれいな焼き色がつき、こびりつくことはありませんでした。
餃子を焼いたところ、羽がこげついてフライパンから離れなくなりました。
かなり傾けているのですが落ちず…寿命を短くする使い方のフライパン、かなりあやしくなってきました。
こびりつきを剥がしたのもあって、傷が目立ちます…
オムレツを作ろうと卵を加熱したところ、こびりついて大変なことに…
(半熟で作ったオムレツはとろとろで美味しかったです!)
11日目はワンパンクリームパスタを作りました。牛乳とチーズのこびりつきが確認できました。
12日目はチキンとしめじのカレー。
四川風麻婆豆腐を作りました。写真だとわかりにくいのですが、寿命を短くする使い方のフライパンは豆腐がこびりつきました。
焼きそばを作りました。
寿命を短くする使い方のフライパン、もやしや麺がこびりついてしまいました…
ナポリタンを作りました。
少し汚いですが、お皿に移した直後のフライパンの様子です。内面の滑りが全然違います。
1か月比較した結果はこのようになりました。
想定では1か月使った程度では差が出ないと思っていましたが、フライパン内面のふっ素樹脂加工は肉眼で確認できるレベルまで傷が入ってしまいました。
急いで調理するときほど強火にしがちだと思いますが、アルミのフライパンは中火以下の使用を推奨しています。強火調理すると急激に温度が上がってしまいます。
また、作った料理をいれたままの保存も内面のふっ素樹脂加工を悪くする原因になります。
特に塩分の強い調理物を入れたままにすると、ふっ素表面にある目に見えない小さな穴からしみ込んで、下地の金属を腐食させてしまいます。簡易的な保存であれば大きく性能を損ねることはありません。時間でいうと一昼夜を目安にしてください。
使用後の急冷もしがちだと思いますが、そこはぐっとがまんしてフライパン本体が冷えるのを待ちましょう。
使い方を気をつけることでフライパンをより長く使うことができます。
長い目で見たら節約にも繋がります。
皆さんも長持ちする使い方を実践してフライパンの寿命をのばして長く使ってくださいね!
提供元:和平フレイズ株式会社
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