2021年10月28日
by DCM 編集部 |
公開:2021.10.28 00:00 更新:2021.12.01 15:20
家庭菜園を始めようと思っても、初心者のかただと「何から手をつけてよいかわからない」「うちには畑がないから難しそう」といった悩みを持ちますよね。
しかし、今あるスペースで家庭菜園を始めることができます。どこで家庭菜園を始めるかによって、栽培をおすすめする野菜の種類が異なってきます。
今回は、家庭菜園のタイプ別に育てやすい野菜9選を紹介。また、必要な道具や準備についても解説していきます。
これから家庭菜園を始めようというかたで、「育てやすいおすすめの野菜が知りたい」というかたは参考にしてみてください。
初心者が家庭菜園を始めるとなると、できるだけ準備が少なく手軽なタイプがいいですよね。
家庭菜園の主なタイプは以下の3種類です。
①庭の家庭菜園
②ベランダの家庭菜園
③屋内の家庭菜園
庭で行う家庭菜園は、土づくりや草抜きなどが面倒ですが、広い土地が利用できます。その一方で、屋内の家庭菜園は簡単ですが、栽培面積が狭いです。
それぞれのタイプごとのメリットとデメリットを知って、自分に合った家庭菜園のタイプを見つけてみましょう。
家庭菜園と言えば、庭の家庭菜園を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?自宅が持ち家、もしくは庭が貸与されている家であれば、庭での家庭菜園が可能です。
庭での家庭菜園は耕作面積が広く、自分の好きなように野菜や花を配置できます。
一方で、雑草や害虫の駆除に多くの時間を割かなければなりません。
また、広い土地を活かして、食用植物だけでなく観賞用植物も同時に植えた庭の家庭菜園もおすすめです。フランス語で「ポタジェガーデン」とも呼ばれており、野菜が収穫できない時期でも、観賞用植物の成長を楽しめるというメリットがあります。
ある程度、家庭菜園に慣れてきたら、「ポタジェガーデン」のような一歩上を行く上級者のガーデニングに挑戦してみてもよいでしょう。
庭での家庭菜園に挑戦できない人は、ベランダの家庭菜園がおすすめです。ベランダの家庭菜園は主に、プランター栽培で植物を育てることになります。
庭での栽培とは違い、植え替えしやすいことがメリットです。根腐れなどの病気にかかっても、違うプランターに植え替えることで元気になることがあります。
また、台風や大雨などの自然災害時には、プランターを事前に屋内に移動させることで被害にあわずに済みます。
庭やベランダでの家庭菜園ができない場合は、屋内でも家庭菜園は可能です。その典型例として挙げられるのが、「キッチン家庭菜園」でしょう。
「キッチン家庭菜園」とは、キッチンの狭いスペースで、土を使わずに水やスポンジで野菜を栽培する家庭菜園です。
植物の入れ物には、キッチンでよく使う牛乳パックやペットボトルを半分に切って、下半分を使用することができます。
入れ物の底に、スポンジやティッシュを重ねたものなどを入れ、水耕栽培をします。
キッチン家庭菜園のデメリットは、栽培できる野菜が極端に限られることです。本格的な家庭菜園を希望するなら、庭かベランダで家庭菜園を始めるべきでしょう。
家庭菜園初心者は、野菜の選び方に困ってしまいますよね。そんなかたに家庭菜園の野菜を選ぶ際の注意したいポイント4つを紹介します。
家庭菜園の初心者が栽培する野菜は、育てるのが簡単で、どこでも育てられる野菜がおすすめです。自分の育てる家庭菜園のタイプと相性を考えて、実際に栽培する野菜を選んでみましょう。
家庭菜園で育てる野菜は、育てやすく、できるだけ収穫量の多い野菜がおすすめです。
自分の中で「この野菜は育てて収穫できたぞ」という自信と経験をつけて、翌年以降の家庭菜園に備えましょう。
ただ成功するだけではなく、「種や土、プランター代の元手は回収できた」という達成感があれば、家庭菜園のモチベーションアップにも繋がります。
そのため、家庭菜園の初心者は、育てやすく収穫量も多い野菜を選ぶようにしましょう。
家庭菜園で野菜を育てる場合、プランターやペットボトルなど、狭いスペースで栽培しなければならないかたもいます。
その場合は、野菜が成長しても草丈が高くならない野菜や、花粉を飛ばさない野菜を選んで栽培しましょう。
あまりに大きい草丈になってしまうと、近隣のかたの迷惑になって、トラブルに繋がる可能性もあります。
また、草が大きいと草刈りで出たゴミが周りの家に飛んでいってしまう可能性もあるのです。
家庭菜園のスペースが限られている場合は、成長してもあまり大きくならない野菜を選ぶようにしましょう
家庭菜園を始める際に重要なのは「季節に合った種まきや栽培をしているか」という点です。
いかに栽培環境が整っていても、季節に合った野菜を栽培していなければ、家庭菜園が成功する可能性は低くなってしまいます。
事前に種や苗の栽培時期や収穫時期、植え替え時期などを確認してから育てる野菜を選ぶのがよいでしょう。
家庭菜園を始めるにあたって、事前に育てる野菜の種類を確認しましょう。具体的に野菜の種類は4つあげられます。
・根物 (サツマイモ、ニンジン、ダイコンなど)
・葉物 (ほうれん草、小松菜、シソなど)
・ツル物(キュウリ、そら豆、冬瓜など)
・実物 (ナス、トマト、ピーマンなど)
野菜の種類を考えて栽培しないと、草刈りや土作りが難しくなるでしょう。また、野菜の種類に合わせて、色味のバランスも考えておいたほうがよいです。
家庭菜園初心者が自分に合った家庭菜園のタイプを選べたら、今度はタイプ別に育てやすい野菜を把握しておきましょう。
ここからは、タイプ別に栽培におすすめの野菜9選を紹介します。
①ベランダ向けの野菜3選
②室内向けの野菜3選
③庭向けの野菜3選
タイプ別に育てやすい野菜を知ることで、その野菜にあった家庭菜園の形式を選ぶとよいでしょう。
ベランダ向けの野菜でおすすめの野菜は3つあり、以下のとおりです。
・オクラ
・ミニキャロット
・ミニチンゲンサイ
これらの野菜は実が小さくて、密集した栽培に適しています。プランターでお手軽に野菜を栽培していきましょう。
【オクラ】
オクラは、茎が太く倒れにくい野菜です。また、実が細長く密集するので、効率的に収穫できます。
3月から7月にかけて種まき、6月から10月までが収穫時期です。
夏になると黄色い花を咲かせ、実を付けます。品種によっては「棘」があるので、十分に注意しましょう。
【ミニキャロット】
ミニキャロットは、ミニサイズのニンジンですが、重さ40グラムまで育ちます。種を植えてから3ヶ月弱で収穫でき、ほぼ一年中収穫が可能です。
ちなみに、土壌を選ばずに成長してくれるので、初めてであまり土作りに自信が無いかたでも安心して栽培できます。
【ミニチンゲンサイ】
ミニチンゲンサイは、草丈20センチほどまで成長するチンゲンサイです。小型の品種なので、手で割くことができるほど柔らかいのが特徴といえます。
種まきから30日前後で収穫できるスピーディさも魅力です。
屋内でも栽培できる野菜には、以下のようなものがあります。どれもスーパーマーケットで手に入る手頃な野菜ばかりでしょう。
・かいわれ大根
・ベビーリーフ
・ミニトマト
屋内での家庭菜園は、基本的に水耕栽培で、シンプルな野菜が多いです。「塵も積もれば山となる」というように、屋内で少しずつ栽培していれば、野菜に使う出費を減らせることでしょう。
【かいわれ大根】
スプラウトの代表格的な存在であるかいわれ大根は、一年中栽培できるので家庭菜園の初心者のかたにおすすめだといえます。
シャキッとした辛味が特徴で、ビタミンCやカロテンが豊富です。
【ベビーリーフ】
土で栽培する必要がありますが、コップサイズの小さなプランターで栽培可能です。日の当たる場所で、こまめに水を与えていれば収穫できます。
【ミニトマト】
ミニトマトは、家庭菜園の中でもとても人気のある野菜なので、可愛いデザインの専用栽培キットもあります。
屋内でも小さなプランターで栽培可能なので、初心者向けといえるでしょう。
庭向けの野菜は草丈が大きく、根が深いものも栽培可能です。具体的には、根菜や大きなウリ科の植物があげられます。
・ジャガイモ
・ダイコン
・スイカ
実が大きい野菜や、つるが多い果物にも対応できるのが、庭の家庭菜園です。草刈りや害虫駆除は大変ですが、その分収穫の結果も大きいでしょう。
【ジャガイモ】
ジャガイモは、種いもの4分の1程度を畑に植えて栽培します。1つのジャガイモから、たくさんの量を収穫できるのが魅力です。
市販のジャガイモでも栽培できますが、モザイク病などの病気が発症するリスクも考えておきましょう。
【ダイコン】
ダイコンは根っこが非常に深い野菜で、その部分が可食部になる野菜です。そのため、いかに深い所の土壌まで土づくりされているかが重要になります。
広い庭で行う家庭菜園にピッタリの野菜といえるでしょう。
【スイカ】
スイカは、日当たりや風通しのよい場所であれば10キロ前後にまで成長します。大型のプランターでも栽培できますが、庭で余裕を持って栽培するほうがよいでしょう。
初心者が家庭菜園を始める際に、家庭菜園のタイプ・おすすめの野菜があることがわかりました。
自分でできそうな家庭菜園のタイプを見つけたら、この記事でおすすめした育てやすい野菜や果物を選ぶようにしましょう。
育てる野菜を選ぶ際には、家庭菜園を始める季節も考慮しましょう。さらに、自宅の家庭菜園のスペースに合った成長をしてくれる野菜を栽培するほうがよいです。
この記事を参考にしながら、育てやすい野菜から家庭菜園を始めてみてくださいね。
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