2020年11月19日

塗料の塗り方 トタン屋根

by 株式会社アサヒペン

公開:2020.11.19 11:10 更新:2021.10.04 16:23

塗料を塗る場所・材質

トタン屋根・庇(ひさし)

診断 メンテナンス時期

・未塗装面の光沢がなくなり、サビが発生した

・塗装面のツヤがなく色あせ、粉っぽくなっている

・古い塗料がはがれたり、はがれかかっている

塗装 作業手順

1.下地調整、養生、下塗り
<塗装されていないトタン板※・サビたトタン板>の場合

※一般的にトタンの塗装はツヤがなくなってからといわれています

・塗る面の汚れ・ホコリ・カビを取り、油分やワックスは、ペイントうすめ液で拭いてよく落とします。

・サビたトタンは、ワイヤーブラシ・サンドペーパーでサビを落とします。

ひび割れやすきまなどは、あらかじめコーキング剤・シーリング剤・セメントなどで補修しておきます。

塗料がついては困るところは、あらかじめマスキングテープでおおっておきます。

サビを落としたところは、トタン用塗料を下塗りしておきます。

<カラートタン板>の場合

塗る面の汚れ(油分、ホコリ、カビ等)を取ります。

塗膜がはがれかかった古い塗料やサビは、皮スキやワイヤーブラシ、サンドペーパーでよく落としておきます。

何度も塗り替えられて塗膜が幾重にも重なっている場合は、最下層の密着力低下によるハクリを起こす場合がありますので、特に念入りに劣化した塗膜を取り除いてください。

粉っぽくなった旧塗膜はペイントうすめ液でよく拭いておきます。

ひび割れやすきまなどは、あらかじめコーキング剤・シーリング剤・セメントなどで補修しておきます。

塗料がついては困るところは、あらかじめマスキングテープでおおっておきます。

サビ落しをしたところは、トタン用塗料を下塗りしておきます。

2.塗り方

塗料は、棒などで容器の底までよくかき混ぜて均一にします。(キャップを開ける前に、缶をさかさにして充分振り動かせば、よく混ざります。)塗りにくいときは、その塗料に適したうすめ液を入れてよくかきまぜます。

屋根の端、瓦棒の折り曲げた部分や、付け根などには予めトタン用塗料を塗っておきます。塗り方は、図のように上から下へ塗っていき、逃げ場を考えて塗ります。

広い面はローラーバケやコテバケを活用すると能率的です。ペイントスプレーヤーを使うこともできますが、風のない日を選び、植木や自動車などに塗料が飛散しないよう、養生には十分注意する必要があります。

塗り終り、塗料が手につかなくなったらマスキングテープを取り除きます。

3.あとしまつ

塗装終了後はただちに塗装用具に付いている塗料をヘラや新聞紙に塗りつけて落とし、水性なら水、油性ならペイントうすめ液で下洗いします。その後、中性洗剤で洗います。ハケ洗い液を用いると中性洗剤で洗う必要はないので、なお便利です。

なお、洗浄中は手袋を着用して、手荒れを防ぎましょう。洗い終わったハケは陰干します。

使い残した塗料はしっかりフタをして保存します。やむを得ず残った塗料を捨てるときは「水性・油性兼用塗料固化材」で固化するか、新聞紙等に塗り広げ、乾かしてから可燃ゴミとして処分してください。

おすすめの製品

油性トタン用

■1回塗り ツヤあり

■合成樹脂調合ペイント

●耐久性にすぐれ、酸性雨(雪)や塩害に強いトタン専用塗料です。

●簡単に塗れ、大変伸びがよく、非常に経済的です。

●トタン板への密着がよく、温度変化によるトタン板の伸び縮みによっても、ひび割れやはがれを生じません。

●消防法の非危険物です(ただし銀を除く)。

油性超耐久シリコンアクリルトタン用

■1回塗り ツヤあり

■シリコンアクリル樹脂

●サビの上から直接塗れる、トタン用の高光沢塗料です。

●1回塗りで仕上がりますので作業性が抜群です。

●特殊強力防サビ剤がサビの進行を抑え、長期間素材をサビから保護します。

●紫外線劣化防止剤(HALS)を配合していますので、長期間高光沢を維持し、耐候性が格段に優れています。

●特殊シリコンアクリル樹脂を使用しているので、汚れがつきにくく、酸性雨・酸性雪・塩害から長期間トタン板を保護します。

水性シリコンアクリルトタン用

■1回塗り ツヤあり

■水性シリコンアクリル樹脂

●シリコン架橋により強靭な塗膜を形成し、耐久性にも優れています。

●紫外線劣化防止剤(HALS)の配合により、長期間美しい色とツヤを保ちます。

●トタン板、カラートタンへの密着が強く防錆効果に優れています。

●1回塗りで仕上がるので、大変便利です。

提供元:株式会社 アサヒペン

https://www.asahipen.jp

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