2021年07月10日

伸縮タイプ?折り畳み?ウォーキングポールの種類と特徴について

by 羽立工業株式会社

公開:2021.07.10 00:00 更新:2021.10.04 16:23

ノルディック・ウォーキング用のポールには様々なバリエーションがあるのをご存知でしょうか?長さが調整できるのはもちろん、折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことができるタイプなど、シャフト(アルミのパイプの部分)のタイプにも違いがみられます。それぞれシャフトの構造によって収納サイズが変わったり、長さ調整の方法や手間が変わってきます。

今回はウォーキングポールの種類と特徴について解説します。

どんなタイプがある?

ウォーキングポールのシャフトタイプは大きく区分してこの3タイプ。それぞれ長さ調節の方法やロック機構が異なってくる場合がありますが、基本的な構造は同じ。シャフトを構成するパイプの数が異なり、ポールを縮めたときの収納サイズが変わってきます。

それぞれのモデルの収納サイズを比較してみると下記のような感じ

もちろんサイズが小さい方が持ち運びしやすい事は言うまでもありません。しかし、実はどのタイプも一長一短。快適なウォーキングの為には、自分のライフスタイルに合ったピッタリなポールを選びたいですよね。

今回は主流な3つのタイプに絞って、それぞれの特徴や違いを説明していきたいと思います!

2段伸縮タイプは家の周りをメインに歩く方にオススメ

ポールを縮めたときの収納サイズは他のモデルに比べて大きいですが、適応身長の幅が広く、操作もシンプルで扱いやすい万能タイプです。

2本のシャフトから構成されているため、サイズ調整を行う際もカンタン。メモリが印刷されている下段ポールのサイズの長さを合わせるだけで行えます。

基本的に、「折り畳みサイズが小さくなる=元のサイズに戻す手間が増える」という構図ですので、構造がシンプルな2段伸縮モデルは扱いやすく歩き心地も良好。初めてのポールにもピッタリ。

・玄関を出てからすぐにウォーキングを始められる

・できるだけシンプルに使えるポールがいい

・家族とウォーキングポールをシェアしながら使いたい

上記に該当するような方は、2段伸縮タイプがオススメです。

セパレートタイプはお出かけ先でウォーキングをするオススメ

最も収納サイズの小さいセパレートタイプは、なんといっても高い携帯性が魅力。

2段伸縮タイプの1/3以下のサイズまで小さくなります。大体A4用紙に収まるくらいのサイズのため、ビジネスバックやリュックサックにも収納することが可能です。

家から少し離れた自然公園で歩きたい方や、旅行先や通勤でのウォーキングを考えている方など、自宅の外でポールを持って移動する機会が多い方にオススメです。

このセパレートタイプ、ラバーコードで繋がりバラバラに折りたたまれたポールを組立てて使用します。バラバラになった下段ポールを連結させた後、シャフトの長さを調整するため、長さ調整に少し手間がかかります。

小さくなる構造上、対応している身長の幅も狭く、SサイズとLサイズの2サイズに分かれるため、家族間での共有などにはあまり向いていません。

使われている部品の数も多く、構造も複雑なため、他のタイプと比べて価格も高くなってしまいます。ただ!この携帯性は持ち運ぶ人にとってはとても便利。車にポールを積んで出かけるにも、通常の2段伸縮タイプは傘のように座席シートに立てかけたり、シートの下に横置きしたりとスペースを取ります。セパレートタイプなら助手席にポンッ!と置けるサイズなので、ポールを持ち運ぶ煩わしさが解消されます。

3段伸縮タイプはポールを省スペースに保管したい人にオススメ

3段伸縮タイプは2段伸縮タイプのシャフトが3本で構成されたタイプ。そのため2段伸縮よりも収納サイズが小さくなります。

しかし、セパレートタイプのようにA4サイズまでとはいかず、ちょうどセパレートタイプと2段伸縮タイプの中間くらい。収納サイズ60cmとなると、リュックやカバンに収納することは難しいサイズです。3本のシャフトをすべて引き抜いてバラバラにした時に、ミドルサイズのキャリーバックに収まるくらいのイメージでしょうか。そのため携帯性に抜群に優れているわけではありません。

ただ、3段伸縮タイプはセパレート式に比べてポールのサイズを調整する機構がシンプル。バラバラのシャフトを組み立てて、といった工程は無く、シャフトをそれぞれ引き出して固定するだけ。扱いやすい万能タイプである2段伸縮のコンパクト版といった所でしょうか。扱いやすさが魅力です。

ポールを持ち運ぶ機会は少ないけれど、家に置いておくときは省スペースでスマートに置いておきたい。そんな方には3段伸縮タイプがオススメです。

ライフスタイルを見つめ直そう!

いかがだったでしょうか?それぞれポールの種類によって特徴や価格まで変わってきます。

ポールを持ち運ぶ機会が全くないのに、携帯性に優れて価格も高いセパレートタイプを購入しても、少しもったいない買い物となってしまいますよね。自分がポールを持って歩くシーンを想像しながら、ライフスタイルに合わせてピッタリのポールを選んでみてください!

提供元:羽立工業株式会社

https://hatachi.jp/

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