2021年08月01日
by 株式会社アタリヤ農園 |
公開:2021.08.01 01:00 更新:2021.10.04 16:23
「からしな」は、ピリッとした辛みと香りが特徴です。葉や茎は、漬け物やお浸し、油炒めなどに利用されます。種子は黄褐色で、「わがらし(和芥子)」の原料となります。
みさなんも是非、栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!!
アブラナ科アブラナ属の越年草で、学名は Brassica juncea var. cernua。
中央アジアが原産だと考えられています。わが国へは弥生時代に渡来しています。栽培されるほか、川沿いの土手などにも野生化して、高さは1~1.5メートルになります。下部の葉は、「だいこん」に似て、不規則な羽状に分裂します。4月から5月ごろ、黄色い扁平な十字形花を咲かせます。
「からしな」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
寒さにとても強いですが、防寒しないと傷むので霜よけが必要です。
連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
「からしな」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり120gの苦土石灰を施し、よく耕します。
畝の全体に、1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と80gの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
畝の表面をレーキなどで均し、条間20~30センチに、深さ1~2センチのまき溝をつけます。
蒔き溝に、タネを1センチくらいの間隔でまきます。5ミリほどの覆土を掛け、軽く転圧します。
本葉が2~3枚のころに、5~6センチ間隔に間引きします。
本葉が5~6枚のころ、10~20センチくらいになるように間引きます。大株にするときは広めです。
間引き菜も利用できます。
本葉が5~6枚になったころと、草丈が10~12センチになったころに、必要に応じて株間に有機配合肥料を追肥として施します。
草丈が20センチ以上になったら収穫できます。
春になると抽苔しますが、花茎も食用となります。
「からしな」は冷涼な時期に栽培すると、あまり害虫はみられませんが、生育初期にアブラムシなどがつくことがあります。また連作すると、根こぶ病が発生しやすくなるので注意が必要です。
提供元:株式会社アタリヤ農園
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