2021年03月15日
by DCM株式会社 |
公開:2021.03.15 12:10 更新:2021.10.04 16:23
2018.05.09
ズバッと季節のお悩みに回答してくれる、藤原千秋さん連載の番外編。
今月は衣替えの必需品、BEST OF THE BESTの3商品をご紹介します。
藤原さんのアドバイスする「衣替えの心得」もお見逃しなく!
4月のうちに真夏日となってしまう日もあるのに、入学式に雪が降るような年もあるなど、「毎年いつ衣替えをするのが正解なのか分からない!」、「洗濯や、クリーニングに衣類を出すタイミングの見極め、上手なしまいかたも知りたい!」そんな声が多く寄せられます。
今でも制服のある学校などでは、きっかり6月1日から夏服、10月1日から冬服、のようにカレンダー通りの「衣替え」が行なわれている模様ですが、実際の天気や気温に合致していないことも多々。熱中症にならないかしら、と他人事ながら、30度近い日にウールの詰襟を着て赤い顔をしているような学生さんを見て思うのです。
私自身、子どもの入学式を凍えるような雪降る中で迎えたことがあります(関東圏)。ダウンコートやボアのスリッパを着用し万全の防寒体制で体育館内の寒さをやりすごしたものの、それらをいつクリーニングに出そうかと、しばらく迷っていたのを思い出します。
朝晩の寒暖差や、前日や翌日との気温差が15度にもなる間は、なかなか「冬物を全部片付け」たり「夏物にすっかり入れ替え」るような、いわゆる衣替えらしい衣替えができないのも確か。そこで、まずは、
・マイナス気温の環境や時期に着用するアウター、防寒着
・ダウンやウールなどの防寒性の高い小物類
・ウールコート、ダウンコートやジャケット、厚手のウールのパンツやスカート
こういった衣類を、ひとつの目安として最低気温が10度を越えるころ、クリーニングに出し始めて順次収納していきます。また最高気温が22度を越えるのを目安に半袖、五分袖などのトップスや薄手のボトムスを出し、ウール等の防寒性のあるものと切り替えていきましょう。
天候不順等に対応するためには、一度にすっかり全部を入れ替えるイメージの「衣替え」ではなく、4〜7月の間に3〜4回に分けて真冬から真夏に替え、その後9〜12月にかけて3〜4回に分け夏ものを冬ものに入れ替える、それくらいの幅をもたせたほうが、健康を害さない衣替えができるのではないかと思います。
このとき毛玉やシミ、ほつれ、虫食いがあったり、全体的に古びた感やニオイの強い衣類などは避けておき、処分を検討しましょう。来季まで残すか残さないかの基準のひとつは、「それ」を今、古着としてお金を払って買えるか? 自問してみることです。
色柄物にも安心。漂白活性化剤配合で「除菌率99%」。消臭効果もある。
藤原さんのここがおすすめ!
粉洗剤ですが、水溶けよく、ドラム式洗濯機でも泡立ちすぎません。自然な匂いで、匂い残りも少ないため、昨今の香料が強すぎる洗剤等が苦手な方にも使いやすいです
いくら肌寒い日があっても、分厚いウールやダウン、セーターなど夏までスタンバイさせておくのも暑苦しく、汚れをつけたまま置いておくと、衣類を喰う虫(イガ、コイガやカツオブシムシ)に集られるおそれもあります。やはり、適切なタイミングで洗濯なりドライクリーニングを施し、次シーズンまでしまっておきたいものですね!
成分は過炭酸ナトリウム(酸素系)、炭酸ナトリウム。液性は弱アルカリ性。酸素の泡が衣類などの汚れを徹底的に浮き出させ、スッキリ洗浄。衣類を傷める事が少なく、使うほど驚きの白さがよみがえります。洗濯槽の汚れやカビの除去にもおすすめ! さらに、カーペットのシミ抜きやタイル目地の汚れなど、お掃除もラクにできます。※ウール製品・ウール混紡・ウール製カーペット・ペルシャ製カーペット・畳・シルク・革等の水洗いできない素材や、金属・油の混ざった汚れには使用できません。
藤原さんのここがおすすめ!
主成分は過炭酸ナトリウム。洗濯洗剤と一緒に洗濯機に入れるだけという使いやすさが特徴です。脂性汚れ、たんぱく汚れをよく分解して落としてくれます。除菌効果もあるのでニオイの発生も抑えてくれます。
衣類に汚れを残してしまうと、夏場の暑さや湿気の影響もあり、酸化などして変色やニオイ発生、虫食いなど起こしやすく著しく傷みます。汗や食べこぼしなどの汚れをしっかり取るため、綿や麻などの洗濯の際には酸素系漂白剤を添加すると良いでしょう。
海外製の掃除機も対応できる。凸形吸引口もOK。
藤原さんのここがおすすめ!
セーター、フリース等、ふわふわのテクスチャーのかさばる冬物衣類であるほど劇的に圧縮され、収納スペースを節約できます。掃除機で脱気する際も難しさはありません。
デリケートなお洒落着はドライクリーニングにかけるのが安心です。いずれもしっかり乾燥、風通しさせたものを、除湿と防虫を施した状態で収納するようにしましょう。シルクやウール等は乾燥がちな収納部の上方に、湿気に比較的強い綿や麻を下方にしまうようにするのがポイントです。密閉するようなタイプの収納庫や脱気するタイプの圧縮袋にしまう際には、衣類に水分が残り内部に結露ができるとカビが発生してしまいかねないので、くれぐれも「乾燥」プロセスをはしょらないようにしてくださいね!
<プロフィール紹介>
藤原千秋
大手住宅メーカー勤務を経て、主に住まい・暮らしまわりの記事を専門に執筆。現在は企画、広告、商品開発アドバイザーなど多様な業務に携わる。TV「マツコの知らない世界」に1000個の掃除グッズを試した主婦として出演も。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』など。
提供元:DCM株式会社
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