2021年01月28日

元気に育てて、収穫スタート! 2年目からのブルーベリー・スタディ

by 株式会社花ごころ

公開:2021.01.28 12:40 更新:2021.10.04 16:23

ブルーベリーは病害虫にも強くて育てやすく、樹形もコンパクトなので鉢植えにも向きます。
でも、用土や品種選びなど、他の植物とは違う面もあるので、栽培をスタートするには基本をおさえておく必要があります。
ここからは、木を充実させるための1年目、そして収穫をスタートする2年目以降、生長に合わせ、鉢植えで楽しむブルーベリー栽培をご紹介。

1.花芽の数をコントロール

2回目の冬剪定(12月~3月)

1回目の冬剪定で半分に切り戻した枝の葉芽からは、新しい枝が伸び、その先に花芽が付きます。

2回目の冬剪定では、果実を収穫するために花芽を残して剪定しますが、欲張って残すと株を弱らせ翌年以降の収穫数が減ったり、果実が充実せずに味が落ちる原因に。

花芽の数は半分、もしくは葉芽に対して3分の1~3分の2(葉芽が3個なら花芽を1~2個)に減らしましょう。

2.健全に大きく育てるための大事な作業

植え替えまたは土替え(11月~12月 または3月)

春に芽が動き始める前に植え替え(または土替え)を行います。

3年目ぐらいからは一回り大きな鉢に植え替え、最終的には12号鉢になつようにサイズアップしていけば、満足のいく収穫が望めます。

これ以上鉢を大きくしたくない場合は、一旦鉢から株を抜き竹ベラなどで根鉢の底と側面をほぐしてから、同じ鉢に新しい用土で植え直しましょう。

3.確実な実りのために、人工授粉にトライ

人工授粉(3月下旬~5月下旬)

マンションの高層階のベランダなど、虫たちの訪問の少ない場所では、受粉を手助けしてあげましょう。

花粉が飛ばされないように、必ず風のない晴天の日に行います。開花して5日間ほどで受粉できます。

4.2回目の夏!待望の初収穫

収穫(6月~8月)

早いものは6月から、そして7月になると収穫の最盛期を迎えます。

日中の高温時は避けて、気温が上がる前の早朝から午前中に行います。

房なりの果実は一度には熟さないので、全体が深い青紫色になり、ヘタのつけ根まで色づいたものから順に収穫しましょう。

完熟した実は軽く引っ張るだけでポロっと取れます。

樹上完熟しかしないブルーベリー、摘みたての完熟の果実はびっくりするほどの美味しさです。

5.摘み取り園 ブルーベリーのこみち

4200本のブルーベリー

愛知県豊田市の稲武地区の休耕地を利用し、栽培をスタート。

地元ファンや観光客にも愛される観光農園。子供たちと育てて収穫して、ジャムやジュースを作ったり、子供たちの喜ぶすがったを見て、楽しいし、無農薬でも育てやすいブルーベリーっていいなと感じています。

今度はどの家庭にも当たり前のようにブルーベリーの木がある・・・

そんな風になったら素晴らしいなど思っています。

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