2021年03月08日
by 赤平オーキッド株式会社 |
公開:2021.03.08 11:40 更新:2021.10.04 16:23
胡蝶蘭を育てるのに失敗する一番の原因は水やりです。
今回ご紹介するのは「水やり」の仕方についてご紹介します!
胡蝶蘭を頂いた、買ったはいいけど、「どのタイミングで水をやったらいいのかわからない」、「水やりは忘れずしてたのに枯れてしまった」とお悩みの皆さん必見です!
胡蝶蘭は東南アジアが原産の植物。日中は木漏れ日が差し込み、朝夕には霧がたちこめるような、河川や海岸に近い場所の大きな樹木に付着して生活しています。
つまり「湿度は高くて、根はむき出しで生活している」ということです。
胡蝶蘭を土には植え付けず、水苔を使って植えつけるのはこういう理由からなんですよ!やはり、胡蝶蘭はほかの植物とは異なる水管理が必要のようですね。
本来の環境では根はむき出しの状態で生活しているため、毎日水をあげると「根腐れ」を起こしてしまいます。
ポイントは乾燥気味に管理すること。
胡蝶蘭の植え込みしている資材にもよりますが水苔の場合は「乾燥気味ならちょっとだけ…」と水をこまめに少しだけというのはNGです。
水を与えるときはたっぷりとメリハリをもった管理が大切です。
花の咲いている時期は、水苔の表面が乾いたらたっぷりと与えます。水を切らしてしまうと花が早くしぼんだり、つぼみが落ちてしまったりするので注意しましょう。
化粧鉢の場合は、株元の水苔を手でしっかりと触って確認し、完全に乾いていたら与えます。また、与える場合は株元にしっかり水があたるようにしましょう。
素焼鉢の場合は鉢底の水苔を手で触り、乾いていたらたっぷりと与えます。
目安としては株の大きさにもよりますが1週間から10日に一度は水を与えましょう。
花の咲いていない時期は、水苔が完全に乾いてからたっぷりと与えます。
鉢底の水苔を手で触り、完全に乾いていることを確認してから与えましょう。
慣れてくると、持ち上げたときの重さや素焼鉢だと鉢の色で判断できるようになりますよ!
目安としては株の大きさにもよりますが10日から2週間に一度は水を与えましょう。
最後に注意することがあります。花のあるなしに関わらず受皿には水をためないようにしましょう。胡蝶蘭は水も大切ですが、空気も大切なのです。
与える水は、室温に近いものが良いです。
特に冬場は要注意!
汲んだばかりの冷たい水を与えると、胡蝶蘭は急激な温度変化にびっくりしてしまいます。
事前に汲み置きして、室温に戻した水を与えるようにしましょう。
急ぎの場合はお湯で温度を調節して与えましょう。
水苔の場合は乾燥しすぎると水がすぐ下のほうに抜ける場合がありますので水やりの日は何回かに分けて行うのが効果的です。
胡蝶蘭を育てるにあたり、水管理は失敗しやすい原因の一つです。
水やりの頻度はほかの植物に比べて少ない分、手間がかからないのは魅力的ですね!
ここまでで扱ったのは「光」、「風」、「温度」、「水」。これらの基本ををおさえて胡蝶蘭を長く楽しみましょう。
●赤平オーキッドは「花のある暮らし」の豊かさをより広めると共に、花がもたらす潤いや喜び、安らぎのある暮らしを「花文化」として全国に発信、普及させていきたいと願っております。
提供元:赤平オーキッド株式会社
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