2022年01月10日
by DCM 編集部 |
公開:2022.01.10 06:00 更新:2022.01.12 14:09
ポトスといえば、丈夫でインテリアにも合わせやすいとてもメジャーな観葉植物ですよね。初心者でも育てやすいポトスは、実は水耕栽培でも育てることができます。
しかし、ポトスの水耕栽培での育てかたがわからない、育てるならおしゃれに仕立てたいというかたも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ポトスを水耕栽培で育てるポイントと、おしゃれな仕立てかたについて解説します。
ポトスは水耕栽培で育てることが可能です。ポトスは生命力が強いため、水に挿すだけのシンプルな栽培方法でも成長します。
ここからはポトスを水耕栽培で育てるのに最適な時期や、ポトスが成長するのに適した環境について紹介します。
ポトスは比較的生命力が強い植物のため、挿し木からでも栽培することができます。
そして、初心者は苗から始めるほうが失敗しにくいでしょう。ポトスの苗はホームセンターなどでも簡単に入手することができます。
もともと土植えされていた苗を水耕栽培で使用する際は、土を水でよく洗い流しておきましょう。また最初から水耕栽培用として販売されている苗を選ぶのもおすすめです。
ポトスの水耕栽培を始めるのなら、ちょうどポトスの成長期にあたる5〜7月におこなうのがおすすめです。
この時期なら株が新しい環境に慣れやすく、安定する段階まで成長しやすいというメリットがあります。
秋や冬の時期から水耕栽培を始めるとポトスが環境に対応できず、枯れてしまうことも多いので注意してください。
本来ポトスは東南アジアの熱帯雨林地域などが原産で、極端な寒さにはあまり強くありません。そのため、ポトスが耐えられる最低気温5℃以上の環境で育ててあげるようにしてください。
ポトスの苗を購入する前に、まずポトスにとって最適な生育環境を整えることができるかどうか検討してみましょう。
ポトスの成長に適した気温は、およそ15℃以上とされています。ポトスは気温が低くなってくると、樹液の濃度を高めて耐寒性を上げることもできますが、それでも10℃前後の気温までしか耐えられないので、ポトスを極端に寒い環境に置かないよう注意してください。
そしてポトスは日光を好む植物です。しかし、ほとんどの観葉植物がそうであるように、ポトスも極端な直射日光はあまり好みません。ポトスに直射日光を当て続けると、葉焼けを起こして枯れてしまうこともあります。
気温が高いほど葉焼けが起こりやすくなるので、日中40℃を超えるような環境であれば、なるべく涼しい場所に移してあげてください。
またポトスには耐陰性があるので屋内の栽培でも問題ありません。しかし室内だからといって直射日光を当てると、やはり葉焼けを起こす原因になってしまいます。
ポトスを育てるなら日向よりも半日陰になるような場所に置くのがベストでしょう。特にレースのカーテン越しに日光が当たるような場所がよいです。
ほかにも、エアコンの風が直接ポトスに当たっても葉っぱが傷んでしまうことがあります。ポトスを室内に置く場合は、エアコンの風が直接当たらない場所で管理するようにしてください。
ポトスは鉢植えの観葉植物であるという印象が強いため、水耕栽培での育てかたが具体的に想像できないというかたもいらっしゃるかもしれません。
しかし、根腐れに気をつけて液体肥料などを上手く活用すれば、ポトスをずっと水耕栽培で楽しむことも可能です。ここではポトスを水耕栽培で育てる際のポイントをまとめました。
ハイドロカルチャーとは、ハイドロボールと呼ばれる粘土を焼いて作った石などを土の代わりに利用して植物を育てる栽培方法です。
土植えで育てる場合と違い部屋を汚してしまう心配もありませんし、虫も寄り付きにくくなります。
キッチンやテーブルに置いても清潔な状態を保ちやすく、室内に緑を取り入れる方法としてとても手軽にできるので、初心者のかたにもおすすめです。
ハイドロカルチャーでポトスを育てる際は、苗、容器、ハイドロボールのほかに根腐れ防止剤や割り箸もあるとよいでしょう。また、透明なガラスの容器を選ぶと中身が見やすいので水の管理がしやすくなります。もしガラス以外のものを選ぶのなら水位計があるとよいです。
【手順:①】
まず、根腐れ防止剤がある場合は最初に容器の底に敷いておきます。
【手順:②】
そして容器の3分の1くらいの高さまでハイドロボールを入れます。
【手順:③】
次に容器の中心にポトスの苗を入れて、さらにハイドロボールを足しながら苗が安定するよう高さを調節していきます。
※このときに割り箸でハイドロボールの上から何度か挿してみて、苗が動かないようきちんと固定するとよいでしょう。
【手順:④】
それから容器の5分の1程度まで水を入れると完成です。
5月から7月はポトスの成長期にあたるため、この時期には水耕栽培で育てる場合でも肥料を与えてあげる必要があります。
ハイドロカルチャーでポトスを育てる場合は、ハイドロカルチャー専用の液体肥料を使用してください。
あまり濃い肥料を与えすぎてしまうと肥料焼けを起こしてしまって根を上手く張ることができません。液体肥料を使用する際は、適量を水に溶かして与えましょう。
液体肥料を一度投入すれば、3ヶ月ほどかけて緩やかに栄養が行き渡ります。そのため液体肥料を与える頻度は1シーズンに1回でも十分です。
水耕栽培で、一番気をつけなければならないのが植物の根腐れです。水耕栽培だと、土耕栽培と違って水が流れ出ることがないため、根っこの周辺に水分や肥料の成分が溜まりやすく、根が蒸れて腐ってしまうことがよくあります。
水のみでポトスを栽培する場合は常に新鮮な水を与えるように、こまめに水換えをしましょう。
ハイドロカルチャーで育てる場合は、鉢の底にイオン交換樹脂剤や根腐れ防止剤を敷いておくのがおすすめです。これらを容器に加えておくことにより、水の腐敗を予防できます。
ハイドロボールなどの素材は保水性が高いため、十分に水がある状態でさらに水を足してしまうと根腐れの原因になります。ハイドロカルチャーでポトスを育てる際は、水がなくなって2、3日してから水を入れるようにしましょう。
根腐れにさえ注意しておけば、水耕栽培は難しくありません。水管理のコツを掴めば、ポトスの水耕栽培を長く楽しむことができますよ。
せっかく水耕栽培でポトスを育てるのなら、なるべくおしゃれに飾りたいですよね。ここではポトスをおしゃれに仕立てるためのポイントを解説しています。
ガラスの容器にハイドロボールを入れて水耕栽培をおこなうと、かなりおしゃれな印象になります。ポトスの根が触れないあたりにビー玉を入れるのも涼しげでよいですね。
ただしハイドロボールの中には色がついていたり、かなりポップに見えたりするものもあるので、お部屋に合うかどうか購入前に一度検討しておいたほうがよいかもしれません。
シンプルなインテリアにはハイドロボールでなく、水のみの栽培をおこなうほうが馴染むでしょう。
水耕栽培に使用する容器は市販の花瓶だけでなく、さまざまな形のものを選ぶことが可能です。
中にはコーヒー豆の容器などを利用されているかたもいます。形がおしゃれなものや、ポトスの形状に合うものを選んでみるとよいでしょう。
さらにつる性植物であるポトスには登坂性があるため、どんどん大きく育てることも可能です。上手に育てばインテリアに合わせておしゃれに飾るのもよいですね。
水耕栽培は工夫次第でさまざまなアレンジを楽しむことができます。そして土植えで育てる場合と比べても難易度は高くありません。
ホームセンターなどではポトスを水耕栽培で育てる際に利用できるアイテムが多数揃っています。ポトスを上手に育てて、ぜひ緑のある生活を楽しんでください。
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