2021年12月13日

〈防災〉地震が起きる前に備えておくべき対策・実際に地震に遭った際の対策を解説!

by DCM 編集部

公開:2021.12.13 12:00 更新:2022.01.05 15:48

「地震が起きる前に、備えておくべき防災対策が知りたい」と気になる方もいるでしょう。

いつ起きるか分からない地震に対して、普段から防災対策を備えておくことは、とても大切です。

そこで本記事では、地震が起きる前に備えておくべき防災対策と、実際に地震遭った際の対策を解説していきます。

地震に対する防災対策を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

地震が起きる前に備えておくべき防災対策

地震が起きる前に備えておくべき防災対策は、以下のとおりです。

・家具の置き方を工夫する

・食料・飲料を備蓄しておく

・防災リュックを用意しておく

・家族で防災会議をしておく

・防火対策をしておく

地震は、いつ起きるか分からないため、普段から防災対策をしておきましょう。

家具の置き方を工夫する

地震が起こった際に、家具が倒れてきてケガをしたり、家具が倒れたことで避難経路を塞いでしまい、避難に支障が出たりする可能性も考えられます。

そのため、テレビを台と固定したり、出入り口付近にできるだけ背の高い家具を置かないようにしたりなど、家具の置き方を工夫するようにしましょう。

食料・飲料を備蓄しておく

地震の影響により、電気や水道などのライフラインが止まった際のことも考えて、普段から食料・飲料を備蓄しておくと安心です。

最低3日分〜1週間分の食料・飲料を備蓄するようにしてください。また、家族構成によって必要な食料・飲料は異なるので、事前に何が必要か把握しておきましょう。

防災リュックを用意しておく

災害時に、いつでもすぐに持ち出せる、避難生活に必要なものが入った、防災リュックを用意しておきましょう。

防災リュックの中身は、食料や飲料・貴重品・懐中電灯・ラジオなどを入れておくと便利です。

また、防災リュックは寝室や玄関など、持ち出しやすいところに置いておくようにしましょう。

家族で防災会議をしておく

地震はいつ起こるか分からないため、事前に家族と防災会議をおこなっておきましょう。内容は、災害時の連絡方法や避難場所・避難経路を共有しておくとよいです。

また、公衆電話から災害用電話ダイヤル「171」に電話をかけると、伝言を録音できるので、事前に使い方を理解しておきましょう。

防火対策をしておく

地震による火災が発生すると、大きな被害をもたらすため、防火対策をしておくようにしましょう。

例えば、消化器の正しい使い方を理解しておいたり、普段使用しない電気器具のプラグをコンセントから抜いたりしておいてください。

実際に地震に遭った際の防災対策

ここからは、実際に地震に遭った際の防災対策を以下の3つのパターンに分けて、解説していきます。

・屋内

・屋外

・乗り物

地震に遭った際の状況に応じて防災対策は異なるので、しっかりと理解して災害から身を守れるようにしましょう。

屋内

まずは、屋内の代表例として、一般住宅・マンション・エレベーターの3つの場合の防災対策を解説していきます。

【一般住宅】

地震の揺れを感じたら、タンスなどの大きな家具から離れて、まずは素早くテーブルや丈夫な机の下に隠れて自分の身を守るようにしましょう。

また、余裕があれば、火元の近くにいる場合には火を消したり、出入り口を確保するために扉を開けたりしてください。

慌てて外に出ようとするのは大変危険ですので、地震の揺れが収まってから屋外に出るようにしましょう。

【マンション】

マンションの場合も、丈夫な机などの下に身を隠して、揺れが収まるのを待ちましょう。

ただし、高層マンションでは、地表より揺れが大きくなることがあるので、注意してください。

【エレベーター】

揺れを感じたら、すべての階のボタンを押して、最初に止まった階で降りるのが原則です。しかし、止まった階の状況をしっかりと見極めてから降りるようにしましょう。

また、エレベーターの中に閉じ込められしまった場合は、「非常用呼び出しボタン」などで連絡を取るようにしてください。

屋外

次は、屋外の代表例として、住宅地・オフィス街・海岸の3つの場合の防災対策を解説していきます。

【住宅地】

路地にあるブロック塀や石塀は、地震の揺れで倒れる危険があるため、住宅地で揺れを感じたら、塀から離れるようにしましょう。

また、屋根瓦やプランターなどが落下してくる可能性もあるため、頭の上も注意して避難するようにしてください。

【オフィス街】

オフィス街では、窓ガラスや外壁・看板などが落下してくる危険性があります。カバンなどがあれば頭を保護して、できるだけ建物から離れて避難するようにしてください。

【海岸】

海岸で強い揺れに襲われた場合は、津波が発生する可能性があります。いち早く安全な高台や避難地に避難しましょう。

津波は、第一波の後に、さらに高い波が来ることもあるので、一旦波が引いたとしても絶対に戻らないようにしてください。

乗り物

最後に、乗り物の代表例として、車の運転中・電車・バスの3つの場合の防災対策を解説していきます。

【車の運転中】

ハンドルをしっかりと握り、前後の車に注意しながら、徐々にスピードを落として道路の左側に寄せて停車させましょう。

そして、エンジンを切り、揺れが収まるまで車内にいてください。

その後、避難する必要がある場合は、鍵を車に付けたままドアをロックしないで窓を閉め、連絡先を見えるところに置き、貴重品を持って徒歩で避難するようにしましょう。

【電車】

強い揺れを感知すると、電車は緊急停車するため、ケガをしないように低い姿勢をとったり、手すりやつり革をしっかりと握ったりして転倒しないようにしましょう。

停車後は、乗務員の指示に従って、避難するようにしてください。

【バス】

急ブレーキを踏まれることもあるため、電車同様、低い姿勢をとったり、手すりやつり革をしっかりと握ったりして転倒しないようにしましょう。

停車後は、乗務員の指示に従って、避難するようにしてください。

まとめ:防災対策をしっかりとおこなって地震に備えよう!

最後にもう一度、地震が起きる前に備えておくべき防災対策をおさらいしておきましょう。

・家具の置き方を工夫する

・食料・飲料を備蓄しておく

・防災リュックを用意しておく

・家族で防災会議をしておく

・防火対策をしておく

地震は、いつ起こるか分からないため、普段から防災対策をおこなっておくことが大切です。

実際に地震に遭った際の防災対策も参考にして、地震に備えるようにしてくださいね。

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