2020年12月26日

〈ドッグデータベース〉オーストラリアン・キャトル・ドッグ

by ネスレ日本株式会社

公開:2020.12.26 00:00 更新:2021.10.04 16:23

オーストラリアン・キャトル・ドッグのサイズ、性格、必要とされる運動量などの特徴、起源など、詳細データを解説いたします。

※FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)のデータをベースとし、有限会社グラスウインドが監修しております。
※数値は目安です。あらかじめご了承ください。

オーストラリアン・キャトル・ドッグ

オーストラリアの土着犬のディンゴの血を引き、別名をオーストラリアン・ヒーラーやブルー・ヒーラーとも呼ばれ、牛のかかと(ヒーラー)部分を咬みながら追い立てる仕事をしています。短毛ですが、悪天候にも耐久性があります。硬めの獣毛ブラシで定期的にブラッシングするだけで、手間はかかりません。

飼う際の注意点

■旅行・移動に対応する適応力:高め

■留守に対する適応力:高め

■子どもに対する適応力:中程度

性格は?

とても賢く主人に対する忠誠心はトップクラスです。どんな命令にも忍耐強くしっかりと服従します。状況判断能力に優れていて、自分が何をすべきかをはっきり理解して俊敏に行動に移せます。賢さゆえに、若干神経質な面もあり、人見知りが激しく、それが高じると一転して攻撃的になることもあるので注意が必要です。

必要とされる運動量

中型犬としては、膨大な運動量の持ち主です。毎日の散歩は容易なものではありません。最低でも60分の駆け足や自由運動を取り入れた散歩を、毎日2回は必要です。かなりの長時間を費やすことになりますが、健全な愛犬にするには必要なことなのです。

特徴

■原産国:オーストラリア

■犬種分類:牧羊・牧畜犬

■色・模様:ブルーマール、ブルーまたはブルーの斑、ブルーの小斑、レッドの小斑

■毛質・毛の長さ:ショート/スムース(短毛)

■抜け毛:中程度

■サイズ:中型

■目安となる体高・体重

体高:雄(オス)46~51cm・雌(メス)43~48cm、体重:16~20kg

■一日に必要な散歩量:多め

■活発度:中程度

起きやすい病気/ケガ

健康面では基本的に丈夫ですが、遺伝などの要因で、正常な股関節が形成されていない股関節形成不全や難聴、白内障の傾向があります。

歴史

祖先は、イギリスからオーストラリアへ移住してきた人々が連れていた、マダガスカル原産のスミスフィールドとオールド・スムースコリーといわれています。スミスフィールドは現在でもオーストラリアに存在し、オールド・スムースコリーは今はすでに絶滅しています。当初、オーストラリアの気候に合わなかったため、オーストラリアの土着犬のディンゴの血を導入しました。さらにオーストラリアン・ケルピー、ダルメシアン、ブル・テリアの血も加えられ、1893年に規格を定めるまでになりました。1980年にアメリカ、1985年にイギリスで公認されました。

ドッグショーでの評価基準

頭部はスカルの頂は広く、平らで、両耳の間がわずかにカーブしていて、ストップは浅いのですが、はっきりしています。鼻の色は黒色で、マズルは幅広く、中くらいの長さで先細ります。歯の咬み合わせは上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接するシザーズ・バイトです。目は中くらいの大きさでオーバル(卵型)で、色はダーク・ブラウンです。耳は適度な大きさで、付け根は幅広く、先端はとがった立ち耳です。胴体は体長が体高よりも長く、トップラインは平らで、腰は幅広く、筋肉質です。尾は十分な毛量のブラシ尾で、付け根の位置が低くなっています。前肢の前脚は前から見てまっすぐで、両脚が平行です。後肢は幅広く、筋肉質です。

提供元:ネスレ日本株式会社

https://nestle.jp/brand/purina/

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