2021年02月09日
by コクヨ株式会社 |
公開:2021.02.09 03:00 更新:2021.10.04 16:23
2020.08.20
「今年こそは!」と思って毎年手帳を用意するのに、バタバタしているうちにいつの間にか開くことすらなくなって、ああ、また今年も途中から真っ白...という方、意外と多いのではないでしょうか。そんな「手帳が続かない」とお悩みのあなたに、その原因と自分に合った手帳選びのポイント、そして、手帳習慣を作るヒントをご紹介します。
文具メーカーには文具に関する様々なお声が寄せられますが、手帳シーズンになると増えてくるのが「手帳が続かない」というお悩みです。手帳が続かない原因はどこにあるのか?また、どういった手帳を選べば続けられるのか?順番に考えてみましょう。
手帳が続かない原因のひとつとして考えられるのは、目的と手段のミスマッチです。そもそも「手帳が続かない」と悩むのは、手帳を通じて何かしら実現したい目的、モチベーションがあるということ(手帳を使う理由がない方は、続かなくても特に気にされないはずです)。まずはスタート地点に戻って、自分が何のために手帳を使うのか?を整理してみましょう。
現在市販されている手帳には、大きく分けて「計画型」と「記録型」の2種類があります。このふたつ、似ているようでいて実は結構違うのです。
「計画型」の手帳は、いわゆるスケジュール管理のための手帳です。予定などを書きこんで管理し、未来の時間の使い方を計画するために使います。特に何の前置きもなく「手帳」と聞いた場合は、この「計画型」の手帳を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。「年玉手帳」など、年末年始に企業が従業員などを対象に配る手帳も多くはこのタイプです。
「計画型」の手帳が未来に目を向けた手帳だとすると、「記録型」の手帳は過去を振り返るための手帳です。その日に行った場所や会った人、やったことなどの記録を残すために使用します。実は今、この「記録型」が紙の手帳の新潮流。振り返りを通じて「意外と色んなことをやっているな」「私も結構がんばっているな」となにげない日々の大切さを改めて実感できると人気で、最近の手帳売り場でも多くの面積を占めています。
こうしてみると、ひと口に「手帳」といっても、「計画型」と「記録型」では目的がまったく異なっていることがわかります。自分の目的はどちらかな?と一度立ち止まって考えてから、それに合った手帳を選べば失敗もしにくくなりますよ。
「計画型」の手帳が担ってきた領域は、最近ではデジタルのスケジュール管理ツールに移り変わってきています。デジタルであれば予定に変更があった場合も柔軟に対応できますし、特に他の人と共有したいスケジュールの管理には便利です。会社勤めであれば指定のツールがあったり、またプライベートでも家族間で共有できるアプリを使用したり、という方が増えています。
そうすると持ち上がってくるのが、「デジタルツール上のスケジュールを紙の手帳に書き写すのめんどくさい問題」です。予定が変わるたびに手帳を開いて書き直して、そうこうするうちに紙面もごちゃごちゃに...なんだかすべてがイヤになってきて、もういいや!となってしまう。これが「計画型」の手帳が続かない人が陥りやすいパターンです。
この場合、紙の手帳は「デジタルのコピー」ではなく、「デジタルに足りない部分を補うツール」と考えるとうまくいきます。たとえば「一覧性」「携帯性」「手書きのメモ」「日付が決まっていないタスクの管理」など、自分にとって必要な機能を補ってくれる手帳を選ぶと、双方の「いいとこどり」で便利に使うことができます。
デジタルツールは「1日」「1週間」といった時間軸では見やすいのですが、それよりも長いスパンで予定を俯瞰したい、という時にはやや物足りないことも。そんなとき、一覧性にすぐれているのが紙の手帳の強みです。ノートみたいに薄くて軽い「キャンパスダイアリー」なら、デジタルとの併用にもピッタリ。フォーマットはマンスリータイプがオススメです。「日付は決まっていないけど今月中にやりたい」といったタスクをサッと書ける余白があるのも、紙の手帳のいいところです。
どこにでも持ち歩いてパッとスケジュールを確認したいなら、ポケットサイズの「trystrams DIARY」がオススメです。マンスリータイプなので、デジタルと併用することで少し先の予定まで見渡しやすくなります。続けるコツは、デジタルの内容をすべて転記しようとがんばり過ぎないこと。出先で確認が必要な予定だけ書き写したり、タイトルを自分が分かる範囲で省略したり、記号やマークを取り入れたりすることで書く量をコントロールし、手間を減らすのがポイントです。
仕事をする上でノートは常に持ち歩いている、という方には、ノート一体型の手帳という選択肢も。ノートと手帳を1冊にまとめることで持ち物もスッキリしますし、手帳を忘れちゃった!なんてうっかりも減らすことができます。ソフトリングダイアリーなら、やわらかリングなので見開きで書くときも手が痛くなりにくく、折り返しても使えるので、在宅ワークなどでスペースが充分にとれないときにも場所をとらず便利です。
近ごろ注目が高まっている「記録型」の手帳ですが、「日々の振り返りを書くって、それ日記じゃないの?」と思われた方もいるかもしれません。たしかに日記も「記録型」の1種ではありますが、「なんでも書いていい」という自由なフォーマットは、初心者にとっては「何を書けばいいの?」とかえって悩みのタネになることも。手帳であれば日記よりもフォーマットが細分化されているので、より負担なく書きこめます。自分が記録として残しておきたい内容に合わせて、サイズやフォーマットを選ぶのがポイントです。
「歩数」「体重」「睡眠時間」「食事内容」など、記録として残しておきたい項目が1~2個程度なら、「trystrams DIARY」のレフト&ブロックがオススメです。左ページがレフト式、右ページがブロック式で同じ1週間を表しているという、一見変わったフォーマットですが、これが意外と便利。左側でスケジュールを管理しつつ、右側に記録を残すという「2軸」の使い方ができます。大きさは、持ち運びにも便利なB6サイズです。
ちょっと本格的なライフログにチャレンジしてみたいけど、初心者でも続けやすい手帳ってあるかな?という方にはシンプルなフォーマットで書きこみやすく、持ち運びもしやすいサイズ感の「ジブン手帳Lite mini」がオススメ。24時間軸の週間バーチカルタイプなので、時間軸に沿って毎日「いつ」「何をしたか」を書きこんでいくだけでも、立派なライフログが完成します。上下に余白があるデザインなので、その日の気分やひと言日記など、ちょっとしたメモを残しておくこともできます。
週間タイプじゃ書く場所が足りない!もっといっぱい書きたい!という方には、1日1ページタイプの「ジブン手帳DAYs mini」もあります。ページ中央に24時間の縦軸、上部に日付と曜日が並んだ横軸という、独自のT型タイムラインは、アイディア次第で使い方もいろいろ。「自分と家族それぞれの記録」「予定と実績」「仕事とプライベート」「スケジュールとタスク」など、記録したい内容に合わせてたっぷり書き込むことができます。
手帳を続けるには、目的に合った手帳を選ぶことの他に、「とにかく毎日手帳を開く」という習慣を身につけることが大切です。といっても、時間は1日5分程度でOK。「朝いちばんにPCを立ち上げたとき」「夜の歯磨きの後、ベッドに入る前」など、すでに習慣になっていることと手帳タイムを紐づけると無理なく続けられます。
5分の手帳タイムですることは、デジタルのスケジュール管理ツールとの同期、当日の予定の確認、その日の記録の書きこみ等ですが、疲れているときは前後のページをパラパラと眺めるだけでも構いません。眺めているうちに「今週は結構がんばったな」「そういえばアレの準備、そろそろ始めないとな」など、いろいろな考えが浮かんできたらしめたもの。そうしているうちに、書きこむことを思いついたり、手帳を開いて見返すこと自体が楽しみになったりしてきます。
手帳は人生の鏡、というのは大げさかもしれませんが、ライフの充実に手帳のサポート、少し取り入れてみませんか?
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