2021年07月13日
by 株式会社タカギ |
公開:2021.07.13 12:40 更新:2021.10.04 16:23
ガーデニングを始めようといろいろ調べていると、一年草や二年草、多年草、宿根草(しゅっこんそう)など、植物にはさまざまな種類や品種があることに気がつくのではないでしょうか。
そこで今回は、宿根草の特徴や育てるメリット、育てやすい品種などについてご紹介します。
宿根草とは、多年草の一種で、毎年花を咲かせる草花や球根植物のことを指します。
冬は地上に出ている部分が枯れてしまいますが、地中の根が生き続けているため、春になると芽を出して再び成長します。
多くの宿根草は春から秋にかけてが生育期となり、夏の暑さに弱い山草類や、低温に弱い熱帯産のものなど、その種類も豊富です。
夏と冬の寒暖差がある日本には、非常に多くの宿根草が見られるともいわれています。
また、宿根草の最大の特色としては、一年草や二年草のように毎年種をまく必要がなく、1度植え込んでおくと数年間は繰り返し開花するため、あまり手間がかからないという点が挙げられます。
上記でお伝えしたとおり、多年草の一種である宿根草は、1度植え込むとその先数年間は種まきをしなくても、毎年春には芽を出して元気に育ってくれる植物です。
お庭でたくさんの植物を育てる場合は、一部の品種を宿根草にしておくことをおすすめします。
ここでは、宿根草を育てるメリットについてご紹介します。
・丈夫で病害虫に強く、育てる手間が少ない
・日陰などの悪条件でもよく育つ品種もある
・植え替えなどの手間がかからない
・株を分けて増やすことができる
・四季おりおりの花が楽しめる
・成長の様子や姿が見られる
初心者の方でもご自宅のお庭に植えやすく、育てやすい宿根草3種をご紹介します。
かわいらしい小さな花を咲かせるエリゲロンはキク科の宿根草で、お庭を彩るさまざまな花と相性が合うとても人気のある品種の1つです。
和名では「源平小菊(ゲンペイコギク)」と呼ばれ、咲き進むにつれて花色が白からピンクに変化する特徴があります。
エリゲロンの栽培には、日当たりが良く、乾燥気味で風通しの良い環境が最適です。
成長が早いため、根詰まりを防ぐためにも、大きめのプランターか地植えで栽培しましょう。
また、お庭に植えっぱなしにしていても毎年成長する丈夫な花のため、ガーデニング初心者の方におすすめです。
アスチルベは、泡のようなふわふわとした花を咲かせることから、和名では「泡盛草」と書きます。雨や寒さに強く、日当たりが良くない場所でも育つため、栽培しやすい宿根草です。
花色は白や赤、ピンクなど鮮やかな色のものが多く、草丈も20~100cmと品種によって異なるため、ご自宅のお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
アジュガはシソ科の植物で、暑さや寒さに強いため、初心者でも育てやすい花です。
耐陰性があり、地面を覆うように成長する「ほふく性植物」でもあるため、お庭のグランドカバーとしても人気があります。
葉は常緑性で、寒さに当たると赤みが強くなるのが特徴で、花が咲かない時期でも鑑賞を楽しめるでしょう。
なるべく強い日差しを避け、水はけの良い半日陰または日陰の場所で育てることをおすすめします。
提供元:株式会社タカギ
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