2021年10月01日

〈電装DIYの基本テクニック〉ナビ・オーディオ裏配線からの電源取り出し方法

by エーモン工業株式会社

公開:2021.10.01 21:10 更新:2022.01.19 09:24

ナビ・オーディオデッキ裏には様々な電源が集まっています。
ナビ・オーディオデッキを外せば簡単に電源取り出しができます。
取り出せる電源は常時電源・アクセサリー電源・イルミネーションなどがあります。
ナビ・オーディオデッキ裏配線からの電源取り出し方法のご紹介します。

検電テスター1547

ナビ・オーディオパネルを保護するためにパネル周りにマスキングテープや養生テープで保護します。

パネルのすき間に内張りはがしを差し込み、テコの原理でパネルを浮かすように外します。

パネルの一箇所を一度に浮かすのではなく、パネル周りを均等に浮かしながら外します。

クリップやフックなどで固定されていますので、全体を手前に引っ張って外します。

パネル裏にあるハザードスイッチのカプラーも外します。

ドライバーやソケットを使いブラケット部左右の取付ネジ4本を外し、ナビ・オーディオを取り出します。

ナビ・オーディオデッキにはハーネスが接続されています。

このオーディオハーネスから各種電源(常時電源/アクセサリー電源/イルミネーション)を取り出します。

プラス電源を調べる時は検電テスターのワニグチをボディーアース、テスターの測定箇所部分(検電針)をプラス側に接続します。

すでにボディーアースしてある箇所やドアヒンジ部などの金属部分がむき出しになった箇所を探します。

まずワニグチを確実に車の金属部分がむき出しになった所にはさむ。(ボディーアースする)

塗装面は通電しない場合があるので避ける。

検電テスターの測定箇所部分(検電針)を直接配線コードの被覆に突き刺します。(芯線に接触させる)

常時電装品が使いたい場合はキーを回さない状態で通電している配線コードを探します。

通電していれば柄の部分が赤に発光します。

配線コード被覆に突き刺して通電確認をするので、そこには小さな穴が開いてしまっています。

調べた後は安全のため必ず絶縁テープで配線コードを保護してください。

市販のオーディオデッキなど取り付けされている場合は、オーディオハーネスがありますので、オーディオハーネスのカプラー部分でも確認できます。

アクセサリー/イグニッション電源から電気をとりたい場合は、常時電源が来ていないところをまず確認する。

※今回はアクセサリー電源(ACC電源)で確認しています。

キーをアクセサリー/イグニッションまで回す。

検柄の部分が赤に発光、さらにキーをOFFにして柄の部分が消えると、そこがアクセサリー/イグニッション電源です。

イルミネーション電源から電気をとりたい場合は、常時電源が来ていないところをまず確認する。

スモールランプをONにします。

柄の部分が赤に発光したのを確認し、さらにスモールランプをOFFにして柄の部分が消えると、それがイルミネーション電源です。

ナビ・オーディオデッキ裏の配線からの電源取り出しは配線コネクターや異線径配線コネクターを使用するとカンタンに電源が分岐できます。

配線コードの太さを確認して配線コネクターを選びます。

オーディオハーネスの配線コードが太く、LEDの配線コードが細い場合は、異線径配線コネクターを使用します。

検電テスターで調べたオーディオ配線に配線コネクターを接続します。

※今回はイルミネーション(スモールランプ)電源でご紹介。

※接続の際はイルミネーション電源をOFFにして下さい。

ボディーアースはオーディオデッキ付近の金属部分やオーディオハーネス線に接続します。

スモールランプをONにして点灯を確認します。

足元にLEDを取り付ければ、スモールランプ(イルミネーション)の点灯に合わせて光るフットライト照明ができます。

提供元:エーモン工業株式会社

https://www.amon.jp/

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