2022年01月04日
by DCM 編集部 |
公開:2022.01.04 10:00 更新:2022.01.05 15:02
労力をかけて作物を育て、その恵みを美味しくいただくというのは、一度知るとやめられない喜びがあるものです。
作物を卸して生計を立てる農家のかたと違って、自身で消費する必要最小限の野菜が簡単に作れるとしたら、多くの人が興味を持つのではないでしょうか。
水耕栽培には、とにかく手軽に収穫ができる野菜の品種が存在します。畑やプランターで野菜作りに挑戦した結果、上手くいかなかった人も成功する可能性が非常に高いといえるでしょう。
さまざまな野菜が水耕栽培できますが、今回はそのなかでもラクに作れるおすすめのものを紹介していきます。
野菜は貴重な栄養素をたくさん含んでいます。それと同時に、食卓の彩りにも欠かせない存在だといえるでしょう。しかし、1日3食、野菜を用意するのは結構大変だったりしませんか。
「最近さらに野菜が値上がりしていて困る…」といったように、家計に直接影響を受けている人もいることでしょう。そういった悩みを解決してくれる可能性を持つのが、水耕栽培です。
とにかく簡単に育てることができるので、スーパーマーケットの特売情報をチェックして買い物に行く手間を考えると、お得感があるケースもあります。他にも水耕栽培で野菜を育てることは、たくさんの魅力があるので、それらを紹介していきます。
室内で育てられる品種もあることから、虫がよってくる可能性がとても低いです。虫嫌いを理由に野菜を栽培することをためらっていた人も、水耕栽培ならば安心して作れるでしょう。
畑の土は野菜がしっかりと育つために肥料が適切に加えられています。また害虫対策として土を掘り起こして空気にさらすなど、土作りは大変な作業を要するのです。
その点、水耕栽培は土を必要としないので、面倒な手間がなく野菜を育てることができます。
種から育てることもできますが「早く育て上げたい」といったように、スピード感を求めるならば苗から育てるとよいでしょう。
ただし種のほうが安価になっているので、自身の目的・ニーズがどちらにあるのかを理解して選ぶことが大切です。苗が素早くすくすくと生育するのも楽しいですし、種が発芽するのを見るのもまた、満足感に浸れます。
いざ野菜を育てようと意気込んだのに、うまく育てられずに食べることができなかったなら、おそらく多くの人が「買ったほうがよかった」と思ってしまうことでしょう。
いくら簡単に育てられるといっても、工夫すべき所や注意点というものが存在しています。そのようなポイントを押さえることが、生育に成功する秘訣といえそうです。
初心者が始めるのにピッタリな野菜をピックアップして紹介します。
バジルは生育する力をしっかりと備えているので、初心者でも始めやすい野菜といえます。育て始めてから1週間もすれば食べ頃を迎えるというスピード感も、おすすめのポイントです。
日当たりのいいところを好むので、日中はたっぷりと太陽光を浴びせてあげましょう。また、室温は10度以下にならない状態を保つことが大切です。
バジルもそうですが、ミントやパセリといった香りのあるものを総称して「ハーブ」と呼びます。生命力が強いので、耐候性に優れている点が初心者にとっても育てやすいポイントとなっています。
ただし、ハーブには低木性のもの草本性のものに分かれていて、低木性のものは水耕栽培に向いていません。ミントが草本性の代表的な存在なのでおすすめです。
種からでも苗からでも育てやすいので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
レタスは使用する場面が非常に多く、あればあるだけ助かる存在ではないでしょうか。日常的によく食べる野菜を水耕栽培で育てると、費用面でもメリットが大きいといえます。
また葉がたくさんできるので、気軽に始めたつもりでも量的に大満足できるに違いありません。葉は15枚から20枚程度になったら収穫のサインなので、必要量だけを取って使いましょう。
栄養満点なミニトマトは暖かい気候で育てることがベストなので、春頃に水耕栽培で育てることがおすすめです。種から育てるのは初心者向きではないので、苗を購入するといいでしょう。
根が下へと伸びる習性があるので、深めの容器を用意します。苗がどんどんと伸びていくので、倒れないように支柱を立てて結びつける「誘引」という作業が必要になるでしょう。少し工夫すれば初心者でも育てられます。
温暖な気候のもとならば、すくすくと生育してくれるのが小松菜です。種まきをしてから収穫までにかかる期間は、およそ1ヶ月弱と短期間というところも、初心者向けの理由になります。
病気になりやすい植物というものも存在していて、それらを水耕栽培で育てるのは難しいとされています。そんななか、生命力が強くて病気に強い小松菜は、あまり手を掛けずとも育ってくれるでしょう。
ここまで読み進めても、なお水耕栽培で野菜を作ることに失敗を恐れているかたがいるかもしれません。せっかく手間を掛けるのですから、絶対に成功させたいという気持ちにもなるでしょう。
ここでは水耕栽培に失敗しないために、覚えておきたいおすすめのコツをいくつかピックアップして紹介したいと思います。
スポンジは必要な栄養素を供給しつつ、種が発芽するのを助けます。土の代わりと考えると分かりやすいでしょう。値段はとくに問わないのですが、種が根を張るためにはある程度ソフトなものを選ぶ必要があります。
硬いスポンジだと根が腫れずに枯れてしまうので注意してください。そして無事に発芽して苗へと成長した後は、苗を支える役割もこなします。
日光をたっぷりと浴びせてあげることが成功の秘訣です。「置くスペースが見当たらないから」といった理由で、日差しの届かないところに置いていると、失敗する確率がグンと高まってしまいます。
とくに発芽してこれから生育するという時期に、日光で光合成を促してあげないと作物が思ったように育ってくれません。最悪の場合、そのまま枯れてしまうので注意が必要です。
水耕栽培について「単純に水に浸けておくだけでいい」と考えているかたは、間違った認識をしているといわざるを得ません。根っこをすべて水に浸けて放置してしまうと、酸素を取り込めなくなります。
白くて綺麗な状態の根っこが茶色くなってきたら、それは根腐れを起こすかもしれない危険なサインです。そうならないために水を循環させて、水中の酸素を取り込めるようにしてあげましょう。
栄養たっぷりな土壌の代わりを果たすのが水です。必要に応じて液体肥料を混ぜ込んだ水は、常に新しいものにする必要があります。
生花も水を入れ替えてあげないと枯れてしまうように、新鮮な水を供給してあげることが作物を実らせる秘訣であると覚えておきましょう。
以上、水耕栽培の魅力に触れた上で、初心者におすすめできる野菜を紹介しました。また、失敗しないためのポイントをいくつかピックアップして解説しました。
すべてを自給自足とはいきませんが、食卓の一品が自身の育てた野菜によってまかなわれることは、とても誇らしいことではないでしょうか。
なにより育っていく植物を鑑賞すること自体にも楽しさがあるので、育てている間に愛着が湧いてきますし、食べることでお腹も満たされるはず。
一人でも多くのかたに、その面白さに気付いてもらいたいので、気になっているかたはぜひ一度、水耕栽培にチャレンジしてみてください。
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