2020年は新型コロナウィルスの影響により自宅で過ごす機会も増えたかと思います。<br>自宅での過ごし方の多様化により、園芸人口も増加しました。<br>しかし、一方で立派な野菜を収穫したり、綺麗な花が咲くことを想像したものの実際はうまくいかなかったという声が多かったのも事実です。<br><br>昨年の失敗を振り返り、今年こそは想像に少しでも近づくための勉強をしましょう!<br>まずは知らなかったことを知ることからスタートです!<br><br>今回は植物を植える前の準備編です。<br>昨年失敗した方も今年が初挑戦の方もレッツガーデニング!!<br>
①菜園計画
「栽培期間」と「栽培スペース」を知ろう!
まずは菜園計画を立てましょう!
【栽培期間を知る】
何をどこに植えて、その植物はどれくらいの栽培期間なのかを知ることがガーデニングのポイントになります。
目安ではありますが、トマトであれば5月に植えて6月から収穫し、8月には栽培を終了します。
花も同様で何月に植えて、何月ごろから満開になり何月に栽培を終了するかを事前に知り、計画を立ててみましょう!
【栽培スペースを知る】
また、育てる植物がピーク時にはどれくらいの大きさになり、どれくらいの場所が必要なのかを知ることも上手に育てるための大切な要素です。
育ててみたい植物毎に異なりますので、興味を持った花や野菜の植えつける間隔(株間 かぶま)の情報もおさえておきましょう!
②土づくりの重要性
植物は日光で光合成をおこない養分を作りますが根からも栄養分を吸収し体を大きくします。
土は根を伸ばし、栄養分や酸素を得るために必要な要素なので、カチカチで根を伸ばせない場所や石だらけの場所では上手に育ちません。
そのために「土づくり」が重要となります。
プランター栽培の場合
プランター栽培をする場合には「園芸用培養土」が販売されており、植物が初期段階で育つための準備がされています。
これを購入することにより、お手軽に土づくりは完了です。
この文言に注目!
園芸用培養土には「元肥(もとごえ)入り」と「元肥を含まないもの」があります。元肥(=肥料)入りの培養土は初期段階で生育に必要な肥料分が含まれた培養土です。<br>しかし、生育の段階で肥料分を使い切ってしまうため、追肥(ついひ)はおこないましょう。
庭や花壇、畑の場合
庭や畑で栽培する場合には「土壌改良」と「酸度調整」をお勧めします。
【土壌改良】
「土壌改良」というと難しいイメージを抱きがちですが、今ある土に牛ふん(ぎゅうふん)や鶏ふん(けいふん)、腐葉土(ふようど)やたい肥(たいひ)を混ぜることで排水性や通気性がよくすることを言います。
難しく考えなくて大丈夫です!
これによって植物の根にとって良い環境に変化させます。
【酸度調整】
「酸度調整」と聞くこと、「土壌改良」と同様に身構えてしまいがちですが、簡単に言いますと酸性に傾いた土の酸度を中性に近づける処理のことです。
日本の土壌は酸性雨の影響により、多くの地域で酸性土壌になっています。
ですので、アルカリ性のものを土に混ぜ込むことで中和し植物によって育ちやすい環境をつくります。
ホームセンターや園芸ショップで「苦土石灰(くどせっかい)」という資材が販売されています。
そのほか、牡蠣殻を砕いたものや卵の殻を砕いたものもあり、石灰として使われており、土壌を中和する効果があります。
いずれも「有機石灰(ゆうきせっかい)」という名前で販売されていることが多く、ゆっくりとした効き目が特長の資材です。
「石灰」を土に混ぜる込むことで「酸度調整」が完了です!
こんな便利なものもあります!
しっかりと土壌の酸度管理をしたい場合は「酸度計(さんどけい)」という測定器の使用をお勧めします!<br>試験紙タイプのものや測りたい土壌に差し込み、数値を測定するタイプもあります。<br>簡易的なものから土壌の温度や水分量、照度を測れるものもあり、ホームセンター等で1,000円~5,000円ほどで販売しています。<br><br>畑や庭などの狭い範囲でも意外と酸度にバラつきがありますし、育てる植物によっては、酸性寄りの土壌を好むものやアルカリ性寄りの土壌を好むものもあります。<br>栽培する植物に適した環境づくりのためにお試ししてみてはいかがでしょうか。
注意事項
「土壌改良」も「酸度調整」も土に混ぜ込む資材の「量」が多すぎると植物にとって悪い影響が出てしまうことがあります。<br>必ず商品のパッケージに書いている情報をご確認の上、使用ください。
なるべくお早めに!!
土壌改良で「牛ふん」や「鶏ふん」を使用したり、酸度調整で「苦土石灰」を用いる場合は、植物の苗を植えつける2週間くらい前には混ぜ込み、準備を完了させておきましょう。<br><br>※直前に行うと植物の根をいためてしまう場合がございます。
③育成に最適な場所
サラサラの砂の場所を好む植物もあれば、粘土質のようなもっちりした場所を好む植物もあります。
自宅で栽培する場合には植物に合わせて土壌を変えるのは難しいですが、栽培する場所を工夫することで生育の促進をすることができます。
【日当たり】
それは「日当たり」です。
日当たりは調整できますので、植物にあった「日当たり」の場所を選択してみましょう。
植物は基本的に日当たりのよい場所を好みますが、中にはコケやシダの仲間のように日陰を好む種類もあります。
育てたい植物の特性を知り、適した場所で栽培しましょう。
プランター栽培であれば移動は容易ですが、庭や畑ではあれば、そうはいきません。
建物や高い木の陰になる場所などを知り、時間朝から夕方にかけて日当たりの良し悪しを観察してみるものいいでしょう。
④温度管理に要注意!
ホームセンターで販売している苗は植え付けの適期に店頭で並んでいますが、遅霜や急な冷え込みや冷たい風により枯れてしまうこともあります。
育てる野菜や花の苗によっては防寒対策をすることをお勧めします。
【苗キャップ】
春先の苗の活着促進用として使用します。
そのまま被せるものや支柱を立てて、キャップ被せるタイプもあります。
【トンネル】
アーチ状のトンネル支柱にビニールを掛けて使用します。
温室の効果で風や寒さを防ぎます。
以上、「始めよう!春の菜園準備 ~土づくりと肥料と園芸資材~」編でした!
昨年失敗してしまった方も今年初挑戦する方も春の菜園準備をし、花や野菜の栽培を楽しみましょう!