2021年10月18日

炊飯土鍋ってどんな鍋?ご飯が美味しく炊けるポイントをご紹介!

by 和平フレイズ株式会社

公開:2021.10.18 03:00 更新:2021.10.23 11:27

夏の終わりが近づき、涼しくなってくると新米の季節ですね。ご飯を美味しく炊く道具といえば…土鍋です!
和平フレイズは2021年8月、炊飯土鍋をリニューアル発売しました。
炊飯土鍋とは、端的に言うと「炊飯に特化した土鍋」のこと。
今回は炊飯土鍋の特徴や、一般的な土鍋との違いをご紹介します。

土鍋でご飯を炊くと美味しい理由

なぜ「土鍋で炊いたご飯は美味しい」と言われるのでしょうか?

土鍋は陶土を素材とする鍋のことです。 鍋自体に厚みがあり熱を保つので、鍋料理に使われることが多いです。 ご飯を炊く場合には、

・鍋の中の温度を均一に保てる

・お米を均一に加熱できる

・蒸らしの工程でも高温を保てる

という理由で、土鍋も炊飯土鍋も、ご飯を美味しく炊くことができます。

炊飯土鍋と土鍋の違い

炊飯土鍋と土鍋、素材はほとんど同じですが、深さと蓋の数が異なります。

①深さ

炊飯土鍋(左)は1合〜3合炊きといったサイズが主流です。深さがあり、ふきこぼれにくいため炊飯に適しています。

土鍋(右)は5号〜11号といったサイズが主流です。口径が広く本体は浅く、食材をまんべんなく加熱できることから、寄せ鍋などの鍋料理に向いています。

②蓋の数 土鍋は蓋が1つですね。 炊飯土鍋は「二重蓋」タイプが多いです。外蓋とは別に内側にも蓋が付いていて、よりふきこぼれにくくしています。

※当社新商品の炊飯土鍋は一重蓋ですが、厚みと重さがあるので問題ありません。

炊飯土鍋には、以下のような機能がついた製品もあります。

水位線付き

鍋の内側に線がついていて、お米の量に対する水の量が分かりやすくなっています。

電子レンジ調理OK 発熱釉薬という特殊素材の塗料を配合することで、電子レンジ調理が可能に。

※発熱釉薬…電子レンジのマイクロ波で発熱する特殊素材の塗料。

炊飯土鍋と土鍋、炊き上がりに違いはある?

炊飯土鍋と土鍋で同様にご飯を炊いて比較してみました。

結果、炊飯土鍋も土鍋も、炊き上がりはほぼ同じ。

どちらもご飯粒が立つ食感で美味しく仕上がりました。違いはほとんどありません。

ただ、炊き上がりまでにかかる時間などちょっとした違いがありましたよ〜!

土鍋より炊飯土鍋の方が、やや炊飯時間がかかる

同じ手順で炊飯してみましたが、「炊飯土鍋」の方が沸騰するまでにやや時間がかかりました。

<手順>

1)白米を洗って浸水させる(3合ずつ)。

2)蓋をして弱火で21分程度加熱。

3)15分程度蒸らす。

先に沸騰したのは「土鍋」で、手順通りの時間で炊き上がりました。

「炊飯土鍋」は沸騰までに時間がかかったため、火加減を少し強めて、加熱時間も長くしました。

土鍋と比べコンロの火が当たる面積が小さいためか、全体に熱が伝わるまでに時間がかかるのかもしれません。

<炊飯土鍋のポイント>

米の質・種類、ガスコンロの機種、気温・湿度等により、炊飯時間や水分量が多少異なります。 何度かお試しになり、お好みの炊き加減をお楽しみください。

土鍋ご飯で失敗しないコツ

べちゃべちゃになったり、芯が残ったり、焦げ付かせてしまったり… 「土鍋ご飯は失敗しやすい」と、難しい印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。 炊飯土鍋も土鍋も、炊き方の要領は同じです。 失敗しにくいコツをまとめてみました。

<土鍋炊飯のコツ>

・研いだ米を30分浸水させる(気温や水温が低い季節は1時間以上)

・中火以下で加熱する

・沸騰させ、水滴、湯気が吹き出してきたら弱火にして8〜10分程度加熱する

・火を止めたら15分程度蒸らす お米の芯まで水を吸収させることで、ほどよい粘り気を出す作用があるそうです。

※浸水させないと、さっぱりしてちょっと硬めな炊き上がりになります。 火加減は中火以下で調整しましょう。沸騰するまでは中火〜弱中火にして、沸騰してからは火を弱めると焦げ付きにくくなります。 最後の蒸らしも大事な工程。蒸らすことでご飯が水分を吸い込み、粘り気を持ちモチモチとした食感に仕上がります。

提供元:和平フレイズ株式会社

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