2021年10月20日
by DCM 編集部 |
公開:2021.10.20 00:00 更新:2021.11.30 09:02
秋は気温が安定しているため、初心者のキャンプにはとてもぴったりなシーズン。秋のキャンプでしか味わえない体験もあり、ベテランキャンパーにも秋は人気があるほどです。
「秋はご飯も美味しいだろうな」
「ちょうどよい気温で日中のお昼寝は最高だろうな」
と想像しながら、ワクワクしているかたも多いのではないでしょうか。
そこで今回は初心者に向けて、秋キャンプを満喫するための方法や、安全に過ごすために注意することをお伝えします。
秋はキャンプデビューにも絶好の季節なので、ぜひ参考にしてください。
秋キャンプには他の季節にはない魅力が多くあります。秋はキャンプ初心者のみに止まらず、キャンプ上級者にも好まれる「キャンプのベストシーズン」といえるでしょう。
キャンプ場の近辺で草花を観察したり、栗拾いやキノコ狩りなどの秋の味覚も楽しめます。暑すぎない季節なので、散歩がてら観光名所に立ち寄ってもいいでしょう。
秋のキャンプの魅力といってもたくさんありますが、特に「夏よりも秋」をおすすめする理由は4つあります。
初心者が夏の炎天下のなかでテントの設営や、バーベキューの用意をするのはかなりの重労働です。キャンプ初心者だからこそ、慣れると10分で出来ることが、最初は1時間以上かかることも…。
さらに気温が高い夏では、熱中症になりやすい時期でもあります。また、子どもは身体が小さいため機能が未発達であり、とくに熱中症や日射病になりやすいもの。
ファミリーは熱中症予防に細心の注意を払う必要があるのです。
しかし、冷涼な気候の秋なら、準備に手間がかかっても熱中症の危険は少なく、装備もオールシーズンのもので対応できます。
突然の雨に打たれたり酷暑に耐える必要がある夏とは違い、いくらか過ごしやすく気候が安定するのが秋なのです。
秋は夏に比べると虫が少なくなりますので、特にブヨや蚊など害虫の数が大きく減ります。
夏のキャンプでブヨに噛まれると、腫れや激しい痒みに襲われ、時間が経つほど痒みが強まるので手に負えません。
その点、秋にはブヨや蚊などの害虫が少ないので、虫対策も気休め程度でまかなえることも多く、虫が苦手な人でも安心できるものです。
子どもの夏休みを利用してキャンプをする家族が多いため、夏のキャンプ場は非常に人気があり、予約が取りづらいです。
秋になると学校が始まり、キャンプ場は空いてきます。混み合うことの多い炊事場もゆったり利用できるのも嬉しいポイント。
日によっては予約数に余裕があり、無人のキャンプサイトもでてきます。キャンプサイトも距離が保てて、プライバシーの保護がしやすいでしょう。
夏に焚き火をすると、焚き火の周囲はかなりの高温になります。
「焚き火を眺めながらのんびりお酒をたしなむ」
というイメージでキャンプにきた人は、ギャップに苦しむこととなるでしょう。
秋は夜になると肌寒いことも多く、焚き火の良さを体感するのにふさわしい時期。冬になると焚き火があるとはいえ寒すぎるので、焚き火を楽しむならやはり秋がベストでしょう。
秋になると、気温と共に湿度が下がり空気も澄んでくるため、山岳の美しい景色を楽しめます。
鮮やかに色付いた紅葉やこの時期にしか見られないススキなど、季節の移ろいを感じてみましょう。
素晴らしい景色と美味しい空気、そしてキャンプ飯に食後のコーヒー、想像しただけで秋キャンプにもっと興味が湧いてきたのではないですか?
秋のキャンプがおすすめだからといって、必ずしも安全とは限りません。夏とは違う危険が潜んでいるため、注意するポイントも覚えておきましょう。
秋のキャンプ場は昼間と朝晩の寒暖差が激しいです。標高によっても外気は変わりますが、昼間は気温が25度あっても、朝は10度以下になることも珍しくありません。
10月の半ば以降はダウンジャケットなど、冬用のアウターを用意した方が無難です。
真夏の気温に比べると1日に10度以上の温度差があるので、防寒対策をしっかり取りましょう。
キャンプ初心者の中には「夜眠れない」という人が多いです。「想像していたより寒かったから」という理由が上位を占めます。
テントの中は、日頃過ごしている室内とは異なります。しかし、初心者ほどこのことを理解していないので、寝るための装備を怠りがちです。
すでに秋のキャンプでは、夏用のシュラフでは寒くて寝られない可能性もあります。
厚めのシュラフを用意するか、家から毛布などを携行するなどの工夫をして暖かい寝床を用意しましょう。就寝時に「暑い」と感じるくらいの装備がおすすめです。
秋冬に気をつけたいのが一酸化炭素中毒(CO中毒)の事故。一酸化炭素は無色であり無臭なので、中毒を自覚しにくく「気付いた頃には倒れていた」という事例は後を絶ちません。
キャンプにおいて、テントを締め切った状態で石油ストーブや炭などを燃やす行為はご法度。一酸化炭素中毒になる可能性が高く、生命に関わる事故につながることもあります。
石油ストーブを使用する時は短い時間でも必ず換気し、ほかの火器類はできるだけテントの中で使用しないようにしましょう。
秋は夏より日没が2時間ほど早いため、16時を過ぎた頃から薄暗くなる時期も。
暗くなってから食事や荷物の整理をするのは大変なので、事前にタイムスケジュールを組み計画的に行動します。明るいうちにすべて用事を済ませると、あとでゆっくりできますよ。
秋ならではのキャンプの楽しみ方を紹介します。どれもとても楽しいので、ぜひチャレンジしてくださいね。
焚き火をしたいがためにキャンプを始める人も多い、人気のアクティビティ。着火までの工程も楽しみの一つで、メタルマッチや火吹き棒など、アナログな道具を使う方法が人気です。
焚き火は眺めているだけで癒しになり、寒い日には暖をとることもできます。ダッチオーブンを豪快に置けば、本格的な料理をすることも可能。
家族や仲間と焚き火に照らされながらする会話は、特別なものになるでしょう。
せっかくの秋キャンプ、秋の味覚を楽しみましょう。
栗拾いやきのこ狩りをして炊き込みご飯を作ったり、旬の秋刀魚を炭焼きにしたりと、想像するだけでお腹が鳴りそうです。
キャンプ場までの道のりにある「道の駅」や直売所でさつま芋やかぼちゃを購入し、網焼きにするのもおすすめ。デザートに梨や柿、ぶどうもいいですね。
日頃の喧騒を忘れて、のんびり過ごすのもキャンプの楽しみ。コーヒーは豆を丁寧に挽くことからはじめ、こだわりのフィルターでドリップして味わいます。
山を散策し、森林浴でマイナスイオンを浴びたり、ハンモックに揺られながら読書をして、眠くなったら昼寝をしたり本能のままに過ごすのもいいですね。
近くに温泉があればゆっくり浸かるのも日頃の憂さ晴らしになるでしょう。
夜は外に寝転んで、天体観測をしてみてはいかがでしょうか。都会では体験できない、満天の星空に出会えるかもしれませんよ。
秋はキャンプに最適なシーズン。天候や気候が落ち着いていて、害虫や熱中症の危険も夏に比べると低くなり、初心者にも安心です。
夏休み期間のように、繁忙シーズンではないのでキャンプ場は空いていることが多く、家族や仲間とゆったり過ごせます。
さらに、焚き火をするには最高のシーズンですのでこれぞキャンプという雰囲気を存分に味わってみてください。
安全に楽しむための注意点を抑えつつ、ぜひ秋キャンプを楽しんでくださいね。
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