2021年02月01日
by 株式会社アタリヤ農園 |
公開:2021.02.01 20:00 更新:2021.10.04 16:23
「おかひじき」には、ビタミンAやカリウムが豊富に含まれています。わが国では古くから食用にされ、江戸時代になると食用栽培も始まりました。アクが強いので、熱湯で1~2分ほど茹で、サラダやお浸し、酢の物や和え物などに利用できます。
みさなんも是非、栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!!
アカザ科オカヒジキ属の一年草で、学名は Salsola komarovii。
わが国の各地をはじめ、アジアの北東部に広く分布しています。海岸の砂浜に生え、高さは20~30センチになります。茎は下部から分枝し、半球形になります。葉は線形で多肉質、光沢があり、海草の「ひじき」に似ています。7月から10月ごろ、葉腋に小さくて目立たない花を咲かせます。やわらかい若芽は、茹でて食用にされます。
暑さには強いですが、真夏には発芽率が低下し、立ち枯れの危険性も増えます。
連作障害がありますので、いちど栽培した場所では、少なくとも1年は休栽してください。
「おかひじき」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
畝の全面に、1平方メートルあたり1~3kgの完熟堆肥と40~50gの有機配合肥料を施し、すき込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
タネの種皮が固いので、まく前に1~2日水に漬けておきます。
畝の表面を木ぎれなどで均し、畝と直角に条間15~20センチ、深さ1センチほどのまき溝をつけます。
タネを2センチくらいの間隔で条まきします。覆土を掛けて軽く転圧し、たっぷりと水を与えます。
本葉が2~3枚のころに、混み合ったところを間引き、7~8センチの株間にします。
生育期に、必要に応じて、2週間に1回の液肥または有機配合肥料を追肥として与えます。
生育中に肥料切れや、乾燥した状態が続くと葉質が硬くなるので注意が必要です。
草丈が10~15センチくらいになったころ、若い茎葉を収穫します。株元から3~4センチ残して摘み取ると、わき芽が出て、もう一度収穫することができます。
株が古くなると、茎葉が硬くなるので、早めに収穫を終わらせます。
「おかひじき」には、病気はほとんどありませんが、アブラムシがつくことがあります。
提供元:株式会社アタリヤ農園
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