2021年02月09日

「はなたま」・「ベジたま」の栽培 ~直まき栽培編~

by 株式会社アタリヤ農園

公開:2021.02.09 18:00 更新:2021.10.04 16:23

初心者には難しい種まきをアシストする商品です。

「はなたま」または「ベジたま」を土の上に置いて水やりをするだけなので簡単に発芽させることができます。

プロフィール

「はなたま」・「ベジたま」は、株式会社アタリヤ農園が開発した発芽セットです。

なれた人でも難しい細かな種子のタネまきを、土の上に置いて水やりをするだけで簡単に楽しめる新発想・新感覚の発芽セットです。種子は球体の基材(木質泥炭)表面に、天然ゼオライトとともに数粒付着しています。

また、「ベジたま」のなかで、種子の表面がつるつるしていて、表面に付着できないものは、ミズゴケと混ぜ合わせたシードボールとなっています。

商品ラインナップ

直まき栽培と移植栽培

野菜や花を育てる場合、タネを菜園や花壇の土に直接まく「直まき栽培」と、 育苗箱や連結ポットに、ある程度苗を育ててから植え替える「移植栽培」の二つの方法があります。

「直まき栽培」に向いているのは、「だいこん」や「かぶ」、「にんじん」などの根菜類や、栽培期間の短い「こまつな」や「チンゲン菜」、「ほうれんそう」などの葉菜です。そのほかの野菜は、どちらでもかまいませんが、「移植栽培」のほうが管理しやすいのでおすすめです。

このことは、「はなたま」や「ベジたま」で栽培するときも同じです。

タネの好光性と嫌光性

発芽するとき光があった方が発芽が促進されるタネを好光性種子、反対に光に当たると発芽が抑制されるタネを嫌光性種子と呼びます。この中間で光の影響を全く受けない中間性のタネもあります。

ふつうはタネをまいたときに、タネの厚みくらいを覆土します。好光性種子の場合は「ごく薄く」、タネが見え隠れするぎりぎりのくらい、反対に嫌光性種子の場合は、タネの厚みの2倍くらいを覆土します。

「はなたま」や「ベジたま」で栽培するときは、

【好光性種子】

「たま」を軽く押すくらい(「たま」が土に半分くらい埋もれるくらい)

【中間性種子】

「たま」の頭が土と同じ高さになるくらい

【嫌光性種子】

「たま」の頭が土と同じ高さになるくらい

を目安とします。

分類と品種

直まき栽培のステップ

「ベジたま」で直まき栽培するときの、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。

※ 栽培例は「サラダ水菜」です。

① 畑の準備

酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

畝全体に堆肥や油かす、化成肥料を施し、よく混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

② 種まき

ベッド(床)を均し、畝の方向と直角に条間15センチで、深さ5ミリほどの溝をつけます。

畝方向に3条植えにしてもかまいません。

溝のなかに、「ベジたま」を10センチ間隔で置き、転がらないように軽く押します。

ジョウロで静かに十分に水を与えます。

65センチのプランター栽培では、10センチくらいの間隔で2条に置きます。

③ 発芽

発芽適温であれば、3~4日で発芽してきます。

ちなみに「みずな」の発芽適温は15~25℃。

最低発芽温度は4℃、最高発芽温度は35℃です。

発芽するまでは毎日水をかけ、土の表面が乾かないようにします。

④ 間引き

本葉が1枚でてきたころ、混み合ったところを間引いて、3本くらい残します。

本葉が4~5枚くらいまでに、生育にあわせて間引き、1本立ちにします。

⑤ 追肥

草丈が15センチくらいに伸びたころ、株のまわりに化成肥料を追肥して、土に混ぜ込みます。

葉が重なりはじめたころに、畝の両肩に2回目の追肥をして、土寄せします。

⑥ 収穫

ふつう草丈が25センチくらいになったら収穫します。

春まきの場合は、抽苔(とうだち)が早いので、株が小さいうちに収穫してください。

提供元:株式会社アタリヤ農園

https://www.atariya.net/

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